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チームラボボーダレス

2022年8月に、惜しまれつつ、閉館したお台場のチームラボボーダレスが、ついに2024年2月、麻布台ヒルズにリニューアルオープンしました!

なお、施設の正式名称は、森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス。

館内で使われているエプソンのプロジェクターは、実に560台とのこと。さらに、540台のエプソン製のパソコンも使用されているそうです。

作品数は、新作も含めて約50点。お台場時代に人気だった作品は、移転後も継続して楽しむことができます。

さらに、これまでの作品のパワーアップver.や新作も充実!

中でも個人的にもっとも印象に残っているのが、Tunnel into the Mirror Universe》です。

こちらは、コンピューターで制御された、照明器具から発せられる強い光で彫刻を作るというもの。

これまでにも、同じような作品はありましたが、今作では、光で作られる形のバリエーションが圧倒的に増えました。



それゆえ、このようなセットリストも誕生。

今どのプログラムが行われているのか。作品を観る前に、知ることができる仕組みとなっていました。

光と音だけで構成された作品なのに、perfumeのライブを観たかのような充実感があります。

それからもう一つ印象に残っているのが、こちらの《中心も境界もない存在》という作品。

他の色鮮やかな作品と違ってモノクロで、しかも、見た目もモヤモヤと地味なので、素通りしそうになったのですが。中心部に手を触れようとしてみて、あらビックリ!!

そこに模様があるのですが、決して手で触ることはできないのです。幽霊に触ろうとするも触れない。

あんな感じに近い体験ができます。一体どんなテクノロジーが使われているのか。地味にスゴい作品でした。

また、今回のリニューアルで加わった新作で注目したいのが、こちらの作品。タイトルが長いにもほどがあるので覚えられる気がしない、


空間内の宙から大量に吊り下げられているのが、最近開発されたばかりという“ぷるんぷるんの光”。

まるで、しゃぼん玉のように、文字通り、ぷるんぷるんとしています。人が近づくことで、この球体の光がさまざまに変化。それがすぐ近くの球体に伝播し、空間全体が変化し続けるという作品です。

さらに、この“ぷるんぷるんの光”は、《マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光》という新作にも使用されています。

空間内には、レールのようなものが張り巡らされており、その上を、例の“ぷるんぷるんの光”が転がっていきます。

なお、“ぷるんぷるんの光”同士は、決して、ぶつかることがないとのこと。

ぶつかりそうになったら、速度を自動的に調整するのだそう。また、“ぷるんぷるんの光”は自走するため、エネルギーが無くなったら、時おり休んで、力を溜めるのだとか。


休憩中の“ぷるんぷるんの光”に、なんだか親近感を覚えてしまいました(笑)


ちなみに。

お台場時代は、1万平方メートルの敷地を誇っていましたが、移転後の麻布台ヒルズでの敷地は、約7000平方メートルと、やや減少しています。


しかし、正直なところ、3000平米も敷地が減ったという印象はあまり感じませんでした。強いて言えば、子ども向けのアスレチック系の作品が、ごっそり無くなっていましたっけ。

お台場から麻布台の地に移転したことで、ファミリー向けから大人向けにシフトしたのかもしれませんね。個人的には、麻布台ヒルズのほうが楽しめました。

海外の人にも未だに人気が根強いチームラボ。改めて、チームラボボーダレスは、

世界に誇れる東京のミュージアムの一つと言っても過言ではありません。

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