YAU編集室

2022年2月1日にスタートした「有楽町アートアーバニズム[YAU]」を記録し、考える…

YAU編集室

2022年2月1日にスタートした「有楽町アートアーバニズム[YAU]」を記録し、考えるメディアです。 https://arturbanism.jp/

マガジン

  • YAU PROJECT

    YAUが主催する企画の、開催レポートをまとめたマガジンです。

  • YAU SALON

    各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ「YAU SALON」の、レポート記事をお届けします。

  • はじめてのYAU

    22年2月に始まった、まちがアートとイノベーティブな原動力を生み出すための実証パイロットプログラムYAU。このマガジンは、YAUをはじめて知る方への記事をまとめています。

  • YAU LETTER

    書き手の方には有楽町でのYAUプログラムをご覧/参加いただき、「都市(=東京)について」テキスト執筆をお願いしました。

最近の記事

  • 固定された記事

『YAU OPEN STUDIO '24』開催

こんにちは! 「有楽町アートアーバニズム」略して「YAU(ヤウ)」編集室です。 来る2024年3月7日(木)〜10日(日)、『YAU OPEN STUDIO '24』を開催します。 大手町・丸の内・有楽町のビジネス街を中心にアーティストコミュニティを育んできた「有楽町アートアーバニズムYAU」は、2023年11月、国際ビル(千代田区丸の内3-1-1)に移転しました。 この度、3月7日(木)より10日(日)まで、同じく国際ビル1階に新設するオルタナティブスペース「YAU CE

    • YAU × サッポロ・パラレル・ミュージアム エクスチェンジプログラム――交差なき通過/漸近の身振りによせて

      2023年10月、YAU STUDIOが拠点としていた有楽町ビルは大丸有エリアの再開発に伴う閉館を迎え、YAUははじめての移転を経験した。有楽町ビル10Fから国際ビル7Fへ。アートが持つ創造力を都市にどう取り入れていくべきかを議論し実践しているYAUはゆっくりと、しかし確実に進行している再開発の中で、さまざまな場所の可能性とあり方を引き続き探求している。 2022年より開催している、「サッポロ・パレル・ミュージアム」とのエクスチェンジが今年も実施され、今回は東京から三野新・

      • 藝大生と社会人が交わる時、生まれる視点——キュレーション教育研究センターとYAUの新たな取り組み

        とある週末。オフィスビルが立ち並ぶ丸の内で、壁や街路樹のにおいを嗅いで回る集団を率いたり、「丸の内の世帯数21」などと書かれたゼッケンをつけて走る人を誘導したり、はたまた、和音を奏で合うという一風変わった“合コン”のプランを提案したり……なにやら気になる企てをする人たちがいた。 これは、東京藝術大学が社会とアートのつなぎ手を育てるべく新設したCCSと、大丸有エリアマネジメント協会や三菱地所が大丸有(大手町・丸の内・有楽町)のビジネス街をアートの力で進化させるべく展開している実

        • 未来に新たな価値を伝えるために。恋愛のように人・アート・ビジネスが出会える街へ——YAU SALON vol.19「YAUのこれまでとこれから〜パイロットから社会実装へ〜」イベントレポート

          「有楽町アートアーバニズム」(YAU)の一環で開催されているトークセッション「YAUサロン」。その第19回目として2023年12月12日に実施されたのが、「YAUのこれまでとこれから〜パイロットから社会実装へ〜」だ。 2022年2月に開設されたYAU STUDIOは、2023年10月に有楽町ビルでの活動を終えて、近隣の国際ビルに移転した。移転後初となる今回のイベントでは、YAUの運営に携わる長谷川隆三と深井厚志をモデレーターに、これまでのYAUの活動を振り返った。 ゲスト

        • 固定された記事

        『YAU OPEN STUDIO '24』開催

        • YAU × サッポロ・パラレル・ミュージアム エクスチェンジプログラム――交差なき通過/漸近の身振りによせて

        • 藝大生と社会人が交わる時、生まれる視点——キュレーション教育研究センターとYAUの新たな取り組み

        • 未来に新たな価値を伝えるために。恋愛のように人・アート・ビジネスが出会える街へ——YAU SALON vol.19「YAUのこれまでとこれから〜パイロットから社会実装へ〜」イベントレポート

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        • YAU PROJECT
          8本
        • YAU SALON
          15本
        • はじめてのYAU
          2本
        • YAU LETTER
          6本

        記事

          チャレンジするアーティストは街に生きる人々の希望になっていく ——YAU SALON vol. 18「神戸、松戸、有楽町、アーティストが街にいることから、生まれる時間」レポート

          2023年10月11日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol. 18「神戸、松戸、有楽町、アーティストが街にいることから、生まれる時間」が開かれた。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第18回のテーマは「アーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)」。アーティストがその土地に一定期間滞在し、普段とは違った環境下で作品を制作するAI

          チャレンジするアーティストは街に生きる人々の希望になっていく ——YAU SALON vol. 18「神戸、松戸、有楽町、アーティストが街にいることから、生まれる時間」レポート

          自分の価値を説明し、他者を説得するには──YAU SALON vol.16「これからの芸術文化の担い手に求められるスキルとは?」レポート

          2023年9月13日、YAU STUDIOで、都市とアートをめぐるトークシリーズ「YAU SALON」の第16回が開催された。 今回のテーマは「これからの芸術文化の担い手に求められるスキルとは?」。芸術文化の自立が促される昨今、その担い手は活動基盤を持続させるためにどうすればよいか——。アーツカウンシル東京が実施する「芸術文化創造活動の担い手のためのキャパシティビルディング講座」は、そんな芸術をめぐる環境の変化に直面する人に向けたプログラムだ。 ゲストとして、同講座を立ち

          自分の価値を説明し、他者を説得するには──YAU SALON vol.16「これからの芸術文化の担い手に求められるスキルとは?」レポート

          「キュレーション」から考える、芸術と社会の関わり方を提案する「Curator Table」

          はじめに:YAUというキュラトリアル実践 YAU内のプログラム「Curator Table」代表でYAU実行委員の丹原です。 社会と芸術の接点であるYAUでは、しばしば芸術をどう社会に見せるか、そして社会をどう芸術に持ち込むかを考える機会があります。これは毎週の実行委員会の定例会議や、交流会やイベントでの立ち話でも見られ、そういった話の重要性についてよく僕もYAUでうなずくことがあります。 そのような現場は意外かもしれないですが日本国内では非常に稀有で、一言でアートと言

          「キュレーション」から考える、芸術と社会の関わり方を提案する「Curator Table」

          世界のニュースを伝える、アートの新たな可能性——YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」レポート

          2023年9月27日(水)、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」が開催された。 昨年、日本経済新聞社の研究開発部門である「日経イノベーション・ラボ」は、オーストリアのリンツで毎年開催されるメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2022」にて、3D没入型の作品《DATASPACE》を発表した。この作品は、アルスエレクトロニカが擁する研究

          世界のニュースを伝える、アートの新たな可能性——YAU SALON vol.17「日経新聞、アルスエレクトロニカへの挑戦〜アート×ジャーナリズムから見えた未来〜」レポート

          社会の画一化を揺るがせ、多義性をもたらすアートの役割——YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」レポート

          2023年8月23日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第15回は、企業とアートのコラボレーションに異なる立場で関わるゲストを招き、ディスカッションが行われた。 登壇したのは、テレビ朝日ビジネスプロデュース

          社会の画一化を揺るがせ、多義性をもたらすアートの役割——YAU SALON vol. 15「アートとビジネスの境界 ~”アーティスト目線”を考える~」レポート

          アートの根付く街・京橋を舞台に、100年後につながる小さな循環を始動する――YAU SALON Vol.14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」レポート

          2023年7月26日、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。第14回となる今回のゲストは、戸田建設株式会社による新たなアートプロジェクト「ART POWER KYOBASHI」に取り

          アートの根付く街・京橋を舞台に、100年後につながる小さな循環を始動する――YAU SALON Vol.14「ART POWER KYOBASHI─戸田建設が考える、アートの力によるエコシステムとは?」レポート

          【10/9-10/22】『YAU TEN '23』 開催します

          こんにちは! 「有楽町アートアーバニズム」略して「YAU(ヤウ)」編集室です。 来る2023年10月9日から22日まで、同タイトルのイベントとして2回目となる『YAU TEN '23』を開催します。 YAUの活動拠点 YAU STUDIOが位置する有楽町ビルは、1966年に開業してから半世紀が過ぎ、まもなく閉館を迎えます。これからも、ビジネスセンターである有楽町が多様性をさらに受け入れ、クリエイティブなまちづくりに向かう船出にYAUは立ち会い、有楽町ビルとこれまでの数々の出

          【10/9-10/22】『YAU TEN '23』 開催します

          「面倒くさいことを持ってくる人」は「問いをもたらす人」——YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」レポート

          2023年7月19日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOにて、YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」が開かれた。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズ。 第13回のテーマは「福祉の現場とアート」について。YAUの活動に舞台芸術の領域から関わる一般社団法人ベンチが、埼玉県東松山市の医療法人保順会と協

          「面倒くさいことを持ってくる人」は「問いをもたらす人」——YAU SALON vol. 13「『アーティスト・イン・デイサービス』から読み解く、福祉の現場とアート」レポート

          「被災地」から新たな魅力あるまちへ─YAU SALON vol. 12「“復興”をアートから問い直す」レポート

          2023年7月12日夜、有楽町ビル10階のYAU STUDIOを会場に、YAU SALON vol. 12「”復興”をアートから問い直す」が開催された。 「YAU SALON」は、各ジャンルのプレイヤーがホスト役となって、都市とアートにまつわるテーマを設定し、参加者と意見を交わすトークシリーズだ。第12回となる今回のタイトルは「福島のこれまでとこれから」。東日本大震災の被災地である福島県・浜通りでのクリエイティブな動きについて、現地からゲストを招きディスカッションが行われた

          「被災地」から新たな魅力あるまちへ─YAU SALON vol. 12「“復興”をアートから問い直す」レポート

          次世代に力を蓄えてほしい。表現の現場における「ブルペン」はどのようにつくれるか?

          YAUでは、定期的に「SOUDAN」と題した相談所プログラムを開催し、表現の現場で活躍する様々な専門家を相談員に迎えて、来場者のアートとビジネスにまつわる悩みを一緒に考えてきた。2023年3月28日に開催された「ブルペンー次世代の肩を温めてる話ー」も、SOUDANの一環である。 タイトルになっている「ブルペン」とは、野球場で次に登板予定のピッチャーが肩を温める場所のことを指す。本来の力を出し切りながらも肩を壊さずに長くやっていくための重要な場所だが、野球から表現の現場に置き

          次世代に力を蓄えてほしい。表現の現場における「ブルペン」はどのようにつくれるか?

          誰もが「キュレーター」を名乗る時代へ——YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」レポート

          2023年4月26日、YAU STUDIOにて「YAU SALON」の第10回が開催された。 今回のテーマは「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」。ゲストには、熊倉純子(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授)、難波祐子(同大学キュレーション教育研究センター特任准教授)、酒井雅代(同大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)の3氏を迎えた。 アートマネジメントの第一人者である熊倉、国内外で活躍するキュレーターである難波、演奏家であり音楽プログ

          誰もが「キュレーター」を名乗る時代へ——YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」レポート

          YAU × サッポロ・パラレル・ミュージアム エクスチェンジプログラム

          サッポロ・パラレル・ミュージアムは、札幌駅前通のまちなかとウェブサイト上の2ヶ所同時でアート作品を楽しめる展覧会で、新型コロナウイルスの流行で減少したまちの回遊性を高めるとともに、世界中どこからでもアクセス可能な展覧会として、2021年に誕生した。 主催の札幌駅前通地区活性化委員会(事務局:札幌駅前通まちづくり株式会社)は、この地区に働き、集うみなさんが快適に、楽しく過ごせるようさまざまな取組みを行っている。にぎわい創出の手法検討と実施を目的に、駅前通沿道企業や札幌市など

          YAU × サッポロ・パラレル・ミュージアム エクスチェンジプログラム