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推しという概念

雨が続きますね。なんでも梅雨前線が停滞しているらしい。密するな。

今年に入ってラブライブ!シリーズにハマっている。

去年レンタルで「ラブライブ!」を観て、ラブライブ!ええなあとなり(サンシャイン!!も虹ヶ咲も好きです)、今年1月に松山で「ラブライブ!フェス」のLVを観た事が決定打となった。

で、その作品にハマるという事は必然的に好きなキャラクターも出来てくるわけで。いわゆる「推し」という存在。

僕も何人か推してる子はいるけれど、その中でも最推しがμ'sのかよちんこと小泉花陽ちゃんという娘だ。

引っ込み思案で自信が無い彼女。でもアイドルへの熱意と憧れは誰よりも強く、その事になると性格が豹変するくらい。

僕はそんな花陽ちゃんに心を打たれ、今では最推しとなっている(アニメ見るまでは園田海未ちゃんが最推しだった。なんかゴメン)。

さて、ラブライブ!にハマった今でこそ推しが!推しが!とわめいているが、ハマるまで全くこの「推し」という概念にピンとこなかった。

推しを見て胸が苦しくなる、号泣する、感謝する、悶える…どうやら推しという存在を持つと人はそうなるらしい。僕はここ数年それを間近に見てきた。

と、いうのも、僕の身内にそういう存在がひとりいるからだ。

双子の兄である。

数年前に突然「プリキュア」シリーズにハマった彼。そんな彼の推しは「ハピネスチャージプリキュア!」に登場する、キュアプリンセス/白雪ひめである(最近はキュアスパークル/平光ひなた も推しらしい)。

それからというもの、いきなり白雪ひめだとか、カップリングがどうのだと語ったり、僕がライブで遠征した際にお土産でグッズや同人誌を買ってきたら悶えたりして、彼のそんな姿を見る度に「推し」というのはそんなに至高なのか…と思った。

かなり衝撃を受けたのは2年前。

兄が「映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」を再度観に行くというので、なんとなくついていった。

15周年という事で、劇中では歴代のプリキュアが総出演する。そのシーンにさしかかり、キュアプリンセスが登場した際、なんとなくチラッと兄のほうを見てみると、両手で顔を抑えて号泣していたのである。

その姿は割と衝撃的だった。でも僕も好きなバンドのライブに行った時は泣いてしまうので、それと同じなのかなー、と思った。

でもそれとこれとはまた別の感情で号泣するのだという事をこの時の僕はまだ知らなかった。

それから2年後、僕にも小泉花陽という推しができた今では、アニメで彼女が出てきたら胸が締め付けられるし、1期4話や2期5話は号泣するし、「花陽の決意」で涙が出る。りんぱなは悶える。

「推しを身に付けられたら外出も楽しくなるのでは」と思い、先日メルカリで彼女モチーフのブレスレットも買った。

自分の人生に推しがいるというのは悪くない。寧ろ楽しい。推しができた今僕が思うことだ。

活力になったり、支えられたり救われたりしてる人も多いのではないだろうか。

オタク大国日本。推しがいないあなたもいつの日か「推し」が現れますように。







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