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50代・行政書士副業開業の記録(16)~入管業務説明会~

本業との調整がついたので、平日午後の「入管業務説明会」に参加。参加者は約30名ほど。支部の代表者と、地元入管の所長さんのお話を聞いた。私は入管業務ができるピンクカードを取得したばかり。まだ業務としてやったことはない。

リアルな状況を聞けた。「ブローカーが関与することも多い」とずいぶん怖いこともあっさり話していた。本人確認の重要性を繰り返し注意していた。
オンライン出願ができるようだが、役所側のサーバ容量は不十分とのことでうまく機能していないとのこと。
技能実習→特定技能の流れはまさに大きな変革期。情報収集に敏感でなければいけない。

それでも入国する外国人は増える一方のようだ。
「来てほしいけれど、能力の高い人に来てほしい」
「人手不足がひどいので、たくさんきてほしいが、治安が悪くなるのはちょっと」
というのが入管のスタンスのようである。

正直いまの日本は、少なくとも賃金的にはもう選ばれない国になっているようだ。統計上は20年以上、賃金が上がっていないのだから仕方がない。
イノベーションよりも、生産性が低い企業を延命させる方が優先される社会。
数十年前とは反対に、出稼ぎに行く人も増えてくるかもしれない。

家庭を持って日本で生活していくには、日本語のハードルは高い。加えて閉鎖的で排他的な社会。
単に入国管理の話ではない。国はどこまで本気なのだろう。日本社会に溶け込ませる工夫をしないと、本当にやっていけなくなる。

とはいえ、自分の力でどうにもならないこともある。あきらめることはあきらめて、いまできることにベストをつくすしかない。





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