松本佑紀/YukiMatsumoto

人と地域と音楽を繋げる事を目指す「或る音楽会プロジェクト」主宰。 地域音楽コーディネー…

松本佑紀/YukiMatsumoto

人と地域と音楽を繋げる事を目指す「或る音楽会プロジェクト」主宰。 地域音楽コーディネーター の資格を活かしながら、“誰もが主役になる”コンサートを地域の中から手掛ける事から始めていきます。 そして様々な音楽活動と地域が繋がれる“場所”を作りたいと考えています。

最近の記事

或る音楽会の進化 ~そして未来へ~

これからの或る音楽会 これまで一年間かけて精査してきた或る音楽会プロジェクト。では私はこれからどの様な取り組みをしていきたいのか?これまでのコミュニティ塾や地チャレで学んできた事をお伝えしていきます。 これまでの或る音楽会は私が歌い、これまで出会ってきた素晴らしいピアニストが伴奏を付けてくれたものでした。 そしてこれからは理念に掲げた〝誰もが主役になれる〟というコンセプトのもとのコンサートが行えたらと思います。 図にある様に、音楽を通じて〝生きるモチベーション〟〝社会と

    • 或る音楽会の進化 〜生まれ故郷で脱ぎ捨てた鋼のプライド〜

      地チャレとは? 昨年9月半ば、コミュニティ塾が終わって数日が経った後、私は高松市のとある会議室内にいました。 「高松市地域づくりチャレンジ塾」に参加するためでした。 今回はこの“地チャレ”の事について記していきます。 地チャレは「高松市まちづくり学校」というNPO法人が主催する“起業しない塾”であり、地域課題を捉えて何かをしたい気持ちがある人の気持ちを育て、自らの“マイプラン”を作り出す事を目的としています。 地チャレ参加のきっかけは、昨年の夏Facebookでフォローされた

      • 或る音楽会の進化 〜コミュニティと理念~

        コミュニティマネジメント? 昨年の春、私は「今後の自己研鑽の為に、音楽コミュニティを運営する人や組織の繋がりを造れる何かをしていきたい」と、「音楽を地域に根ざす第一人者・前編」で取り上げた歌声喫茶伴奏者の廣瀬めぐみさんに相談しました。 廣瀬さん自身もこうしたコミュニティ運営を行った経験があるからです。そして廣瀬さんは私に〝コミュニティマネジメント〟を勉強する事を勧められました。 コミュニティマネジメント…団体運営、職場といった組織や地域の中でのマネジメント、簡単な様で難しい事

        • 或る音楽会の進化 〜音楽を地域に根ざす第一人者・後編~

          前編では歌声喫茶や地域おこし協力隊に携わる素晴らしい方々を紹介しました。今回は私の生まれ故郷、香川県の“高松”に関わる方々です。 “古楽”を高松に 香川県は音楽に携わる方が数多くいます。「たかまつ国際古楽祭」をプロデュースする(一社)瀬戸内古楽協会代表理事、柴田俊幸さんもその一人です。 柴田さんは私と同じ高松出身のフルート奏者で、ベルギーを拠点に活動されています。 アーティストとして、芸術監督として、常に音楽と地域の繋がりについて考えている素晴らしい方です。 柴田さんがプロ

        或る音楽会の進化 ~そして未来へ~

          或る音楽会の進化 〜音楽を地域に根ざす第一人者・前編~

          はじめに或る音楽会プロジェクトを一年かけて精査した歩みを復習も意味も込めてお伝えしていきます。 私はこの一年の間で様々な場所や人と出会ってきました。 中でも「人と地域を音楽によって繋げる活動」を実際に行っている方と出会えた事は、私にとって大きな刺激ともなり、私自身のこれからの道筋を明確にするきっかけにもなりました。 この一年の間で私は四人の素晴らしい方と出会いました。 この四人の方について、二回に分けてお伝え出来たらと思います。 地域に根ざす歌声喫茶の伴奏者 昨年2月に私は

          或る音楽会の進化 〜音楽を地域に根ざす第一人者・前編~

          音楽コミュニティ紹介 Vol.1 〜カフェ 第二楽章(香川県東かがわ市)〜

          はじめに今回より私が出会ってきた音楽コミュニティや人物を紹介していきます。 私の住む香川県を含む近県各地に存在する音楽カフェ等の音楽コミュニティ、そしてそれに携わる人々の取り組みを発信します。 それぞれのコミュニティから私が学んだ事も合わせて取りまとめていく記事に出来たらと思います。 前置きが長くなりましたが、第一回目は香川県東かがわ市に2019年11月にオープンした音楽カフェ、”カフェ 第二楽章”を紹介します。 お店の中に入ると…香川県の東端に位置する東かがわ市は徳

          音楽コミュニティ紹介 Vol.1 〜カフェ 第二楽章(香川県東かがわ市)〜

          音楽堂への夢:第三章~私~

          はじめに音楽堂の夢シリーズは今回で最終章にしようと思っていました。 しかし私が何をしたいか、今後どうするのかについて書いただけであって、これから具体的に何をして、どう成功して、どう失敗したかの記録も残していけたらと思い、当分このシリーズを続ける事にしました。 その為今回は途中の第三章です。今後どう発信するかは途中に記しています。 プロフィール名前…Yuki Matsumoto 出身地…香川県高松市 経歴 1989年3月15日生まれ 中学生の頃より合唱と出会い、様

          音楽堂への夢:第三章~私~

          音楽堂への夢:第二章~リサーチ!~

          探す音楽堂を造る…そうは言ってもまず何からするのか? そう思って今私がしている事、これからする事はとにかく足で探す、リサーチするという事です。 ひろせさんからは、「どの地域の、誰にこの事業が求められているのか、探すのです」というアドバイスを頂きました。 前回書いた客観的な理由も結局は探したからこそ理由を見つける事が出来たのです。それが音楽堂を造るという十分な裏付けになりました。 今のリサーチ今私は、岡山県の音楽サロンやカフェのような、音楽コミュニティをが他にも無いかを

          音楽堂への夢:第二章~リサーチ!~

          音楽堂への夢:第一章~私のなぜ?~

          はじめに前回ひろせさんから問われた質問に対して、「なぜ私は、私自身が音楽堂を造りたいのか」と「客観的な理由」を考え巡らせました。 そうして考え抜いた理由は二つ見つける事が出来ました。今回はこの二つの理由について発信していきます。 以下は全て私の客観的な見聞になりますので、誤解を招く表現があるかもしれません。予めご了承ください。 香川県についてはじめに私が住んでいる香川県についてお話します。ご存知の方も多いと思いますが、香川県は日本で最も小さい県でありながら、瀬戸内海や四

          音楽堂への夢:第一章~私のなぜ?~

          音楽堂への夢:序章~問われた理由~

          答えられなかった質問音楽堂を作る…その様に書いてからしばらく月日が流れました。 その間に私はTwitterと知り合いの方を通じてひろせめぐみさんという方と知り合う事となりました。 ひろせさんは伝統ある歌声喫茶ともしびの伴奏者であり、歌声喫茶を通して地域との繋がりを造り、そこから新たなコミュニティを生み出す第一人者です。 ひろせさんに今後について相談し、以前書いた或る音楽堂の記事を見せると「行政ではなくあなたが音楽堂を造る理由はなぜ?」との問いに私は答える事が出来ませんで

          音楽堂への夢:序章~問われた理由~

          或る音楽堂プロジェクト

          最初に一番最初に記事を書いてから随分と時間が経ち、気がつけば2021年となっていました。このままではいけないと思い、私が今後行いたい事を書きだしていきます。 昨今の音楽について昨年新型コロナウィルスが猛威を振るい、これまでの日常生活で行えていた事が行えなくなってしまった事は、本当に心苦しいです。 勿論音楽の世界でも同様で、ライブハウスやカラオケ喫茶、果ては合唱コンクールでもクラスターが発生し、コンサートやライブが出来なくなってしまう事が多くありました。 世間では音楽その

          或る音楽堂プロジェクト

          或る音楽会

          初めての記事になります。 四国は香川県に住む地域音楽コーディネーターである私が「人と地域と音楽の繋がり」を求めて、様々な取り組みにチャレンジ出来たらと思い今回noteを始めました。 今までも個人的にブログをいくつも作りましたが、どれも三日坊主で終わっています。今度こそ長く続けられたらと思っています! これまで私は「或る音楽会」というコンサートを手掛けてきました。 元々は3年前とある理由で留学する際、出国直前の「けじめ」として開いた私のソロコンサートがキッカケでした。