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旅先は 「いのち」という場所

「ブレスワーク」を巡る冒険が始まった
ほぼ何にも知らない今の状態が、
とてもとても大事ってことだけ分かっている

この状態の時に、
なるべく最高レベルのものに接する体験が
その後を大きく左右する
僕はそれを自転車や武術で体験した

何でもそうなのだが
初心者ほど、プロに真髄を習いに行った方がいい
いい先生ほど、
最初から奥義を伝えてくれたりするものだ

とにかく上から目線だったり
初心者には分からないと切り捨てたり
有料なら教えるとか言う先生は
避けていいと思う
大したことはないから

奥義というのは
概して、とてもシンプルなものだから

教えてもらっても、できない
当然だ
それでも「できる感覚」が無意識にインストールされる
その価値はとてもとても大きい

目の前にできている人がいる状況そのものが
とても大事で
その事実を知る前と後で
全く違う自分になる

自己流を続けて、
それなりにできた気になったりすると
変な癖がついてしまって
後からその癖を直すのは
相当な時間と労力がかかる
大抵は、その癖にすら気付けない
気付いたとしても直せない

今の僕は
ブレスワークジャパンのサイトを通じて
オンラインで1回だけ、
30分のセッションを体験したに過ぎない状態

ガイドは沖縄にいる女性
参加者は大阪、東京、千葉などの自宅にいて
オンラインで繋がって体験を共有した
なんてすごい時代

舟を漕ぐように
回すように、途切れなく
吸って、吐く だけ
弱過ぎず強すぎない
しっかりと豊かな女性の声

この30分がとてつもなくすごかった
というか、気持ちよかった
身体が知ってしまった
世界が変わってしまった

多分、武術の稽古を通じて
変化を体感できる身体の素地が
ある程度できていたのだと思う
(武術も呼吸を重視する)

最初こわばって、寒さや恐れを感じていた身体は
音楽とガイドの誘導のサポートを受けて
徐々に溶け出した

意識が空中や水中を「旅」し始めた
この体験の本質は「旅」だ、と思った
行きたいところに行ける
とても楽しくて、自由だ

旅先は、「いのち」という場所だった
「生」のエネルギーという泉と出会う旅で
そのエネルギーと同化することで
癒され浄化され満たされる
そんな体験だった

終わると
身体があったかくなっていた
多分、血管が柔らかく広がったような
神経の通りが活性化されたような
そんな何かが起こっていたと思う
明確な身体の変化を感じた

ブレスワークジャパンのサイトでは
「ブレスワークとは、普段より速いペースで意識的な深い呼吸を続けることで、心や体のさまざまなブロックを解き放つセルフ・セラピーです」
とある
https://www.breathwork-japan.com/about

セルフ・セラピーなんだ

確かに治療された(した?)気がした
魂がお風呂に入った後のように
さっぱりしてた

それだけじゃない
その昔、僕は妻の出産に立ち会ったのだが
ワーク中に、
息子が生まれた時の感動が蘇ってきて
涙が溢れた
息子が笑った顔をはっきり思い出して
僕も笑っていた

「生」を超え「性」を超えた
「いのち」に触れたあの感覚が
蘇った

それが、
僕のブレスワークという旅の
向かい先だった

最高の旅先を見つけた

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