10月になりました。いやぁー今年の夏は長かった。初夏も晩夏もなく、ほぼずっとただただ全力の真夏だったけど、ようやくちょっと秋めいてきた。こう暑すぎるのもやっぱつらいなーと夏好き返上に傾いたけど、秋は秋でやっぱり苦手。Tシャツの季節が終わると地味に体調が低迷するんだよなー。一年で一番落ちる季節。がんばって乗り切ろう。

さて今回は、ここ数年ほとんど公共交通機関を利用してなかったけれど、うっかり人並みな顔して電車に乗ったら、どえらい迷惑をかける羽目になったお話です。

久しぶりに電車に乗った。久しぶりなのに3駅以上連続で乗ってしまった。ダメだった。しっかり倒れた。目的地にたどり着く前に。

車中で「あ、ヤバい」と感じてからすぐに空いた席に座ったけれど間に合わなくて、どんどん血の気が引いていく。見てないけど青ざめていくのがわかる。重力に耐える力がみるみる抜けて、自分の頭を支えられない。深呼吸しなくちゃだけど、ぜんぜん空気入ってこない。呼吸浅いや、過換気だ。嗚呼もうダメかも。ダウンが先か、次の駅が先か。

ギリ到着。地下鉄の駅間の短さに感謝。絵に描いたようなヘロヘロの千鳥足でなんとか下車。目の前のベンチにすがりつくも、強固な排除アートに阻まれて休息不可。寝そべり防止の肘掛けで個々に区切られた設計のいわゆる排除ベンチ。座り姿勢を維持できないほどきつい回転性のめまいで内臓出そう。仕方なく壁をつたいながら亀より絶対遅い速度で改札を目指す。

よっぽどのことがない限り階段派なんだけど、よっぽどのことだったのでエスカレーターに頼る。まだ待ち合わせの駅ではないけれど、とにかくどうにか改札を出られた。

そこで限界を超えてしまい、もはや真っ直ぐ歩くこともままならず、改札前の最初の柱に斜めに激突して崩落。冷や汗の量が半端ない。全身脱力状態で立てる気がしない。力尽きる前に連絡だ。

幸い待ち合わせ相手が姉だったので、「駅名」「立てない」のみの送信で、「向かう」の返信が。顔色失って真っ青てか真っ白なのが、地べたでへたり込んでいるのをすぐに見つけてくれ、待っててと目配せして足を止めずに消えて行く。

車椅子を押した駅員さんを引き連れて、姉かむばっく。はぁー説明要らず。マジ頼りになる。

駅員さんも慣れたもんで、ドロンドロンに脱力した人間をえいやと乗せて運んではお手のものって手際だった。すみませんお世話かけます。

駅員室の救護ブースで横にならせていただく。枕や肌掛けまである。衛生状態など気にする余力はゼロなので、ありがたく倒れる。

そういや思い出した。学生時代の通学電車も社畜時代の通勤電車もよくこんな感じに崩れては、駅員室の長椅子のお世話になってたわ。あの頃は10分、15分休ませてもらえば立ち上がれるようになってたけど、今回リカバリーに要した時間、約1時間。年か、歳なのか。そうなのだな。ふむむー。

すまぬ、姉。せっかく予約したランチもキャンセルで。ごめん腹減ったよな。頭まで血が巡ればもう大丈夫。不思議なくらい平常運転なものよ。地上にあがってメシ食おメシ。我が姉よ、なんや、どれや、おごるぞ、さぁ！

というわけで、牛タン御膳的なものをおいしくいただき、その後目的地に移動してわりと元気に午後を過ごしました。はー乗り物こわいこわい。

念のため後日かかりつけ医のところに血液検査に行ったけど、そういう症状の人すごく多い。ここの患者さんでもいっぱいいる。なにかを補えば予防できるものではないので、そういう体質だと自覚して、そうなった時にとにかく死なない行動をとるようにとのことだった。

ふらっときてホームから落ちたりする事故も多いし、今も倒れた場所が悪くて肋骨いわしながら通院してる人がいる。ケガだけじゃ済まないこともあるからじゅうじゅう気をつけて。クルマをもっているなら極力電車に乗らないというのもひとつの手とのことだった。常時持っておきなさいとめまい止めを処方された。あざすー。

ちなみに検査結果は問題なし。若い頃は脆弱な三半規管や低血圧が原因かなーと思ってたけど、自律神経がこじれてんだな、これ。なんにもしないでただぼーっと立ち続けるような状況がよくないんだって。気をつけよ。

記録写真もろもろ

さて9月後半は他になにがあったかなと写真を見返す。

あ、そうそう、はじめましての花を迎えて名前を調べたな。ウコン属ショウガ目クルクマさんだって。

真ん中の一輪ね。何回見てもすぐ名前忘れちゃって「来る熊」にイメージ変換してようやく覚えたんだけど、またしばらくしたら忘れそうだから、定着のために絵にしておいた。（↑トップビジュアル）

姉と姪と犬が寿司とケーキを持ってやってきた日。

先代犬こたらふこたろうの通院カートを引き継いだイタグレ。もともと散歩好きじゃないので、お気に入りの移動ハウスになっている。

三途の川を見に行きかけたけど、リスクのある手術で大復活した漢Cちゃんを見舞う。

満月で迎えた中秋の名月。残念なことに見る度ピンポイントで雲がかかり続けて、ろくろく見られなかった。

翌朝には9月の月見班から10月のチームハロウィンにバトンタッチ。

昨日の白い月。

そんなこんなでちょっとふらついたけど、まずまずやっています。

季節は秋が好き。というみなさま。
今年は夏が長引き過ぎたせいで特に短く終わりそうです。
食欲の秋、スポーツの秋、ファッションの秋、読書や芸術はまぁ年中いけるか。あとなんだ？紅葉？レジャー？とにかく稀少化しつつある秋を存分にお楽しみください。

ではまたー。