性格診断で判断していいの？#社会派映画レポート③
こんにちは。ARUN Seedでサービス・ラーニングをしている国際基督教大学１年生の平間七星です。サービス・ラーニングについては、前々回レポートを投稿してくれた大貫さんが紹介してくれているので、ぜひご覧ください！
私のARUNでの活動は６月で終了してしまいますが、初めてビジネスの現場で活動することができ、また上級生のインターンの方々からも良い刺激を受けることができて、とても充実した時間になりました！
今回は、私が以前視聴した作品について紹介させていただきます。この作品は、世代関わらず、誰しも一度は気にしたことがある（診断テストを受けたことがある人もいるかも、、？）トピックだと思うので、この記事を通して一緒に考えを深められたら幸いです！
目次
・鑑賞した動画
・動画の内容
・感想、まとめ
鑑賞した動画
「”こころ”をダイジェスト」シーズン２ 『性格』 (2021)
Netflixで閲覧可能です。シリーズ１から２まであり、作品一本当たり20‐30分と気軽に観れるので、ぜひ他の動画も観てみてください！
動画の内容
現代の社会においてよく耳にする性格診断ですが、その歴史は古代ギリシャに遡ります。当時は体液のバランスに基づき、大きく４つの性格に分類されていました。
１）繊細な芸術家タイプ
２）物静かな思想家タイプ
３）楽しい人気者タイプ
４）情熱的衝動的タイプ
例えば、思想家タイプは鈍感で粘液が多いとされていました。
研究者たちは、人それぞれ性格は違うけれどその違いや共通性などを測れないことはない、という考えのもと研究を重ねていきました。
その結果、現在、性格は５つに分類（ビッグファイブ）されています。
１）開放性 独自の創造的方法で物事を行う
２）誠実性 物事を成し遂げる 時間を守る 義務を守る
３）外向性 ポジティブな刺激を意欲的に求める
４）協調性 他人と協力し合うことを楽しいと感じる
５）感受性 物事の悪い部分や危険性をみる
ビッグファイブはあくまで大雑把で不完全な要約であり、個人の好みや価値観を測ることはできません。
また、性格の半分は遺伝的であり性格は歳をとるにつれ変化していくけれど、根本的な性格は幼少期から同じであるとされています。
性格診断テストはあくまで自己を知るプロセスであり、それを踏まえたうえで主体的に生きることが人間にとっての幸福であると語っていました。
感想・まとめ
私も以前、高校の授業で性格診断を受けたことがありました。100問程の質問に答え、自分の強みや相性の良いタイプなどを診断してもらいました。実際のところ、全てが自分に当てはまる結果ではありませんでしたが、”自分はもしかしたらこういう一面もあるのかもしれない”と、自分の知らない自分の可能性に気付くことができました。
ちなみに私が受けた診断テストは、16Personalities です。私の結果は”外向性”でした。個人的に、自分は誠実性だと思ってたので驚きました！強みとしては、我慢強い、信頼できる、カリスマ性があるなど、、。反対に、自分のことを後回しにしてしまったり、センシティブになりすぎでしまったりすることがあるみたいです。結構共感できることも多くてとても面白かったです！と同時に、私たちはお互いに自分の強みを活かして支え合いながら生きているんだな、と改めて実感しました。
性格診断の他にも血液型によるタイプ分けなどは、特に若者たちの間では興味深いトピックのように感じます。診断結果によっては新たな自分の一面に気付くこともあるでしょう。ですか、結果に囚われて自己を失っては元も子もありません。結果はあくまで自己を知るためのプロセスであって、それだけで自分も他人も判断してはいけないということは心に留めておかなければなりません。
『”こころ”をダイジェスト』シリーズは、文化・社会ドキュメンタリーや、自然・科学ドキュメンタリーなど、幅広いトピックを扱っているので、ぜひ他の作品も観てみてください！
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