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備忘録② イドラのサーカス

どうもどうも或人です。
今回は初めてのライブで2曲目に歌ったNeruさんの「イドラのサーカス」という楽曲について触れていきます。よろしくお願いします!さっそくいってみよー

①楽曲について

この楽曲は2013年(10年以上前!?)に動画投稿サイトにてボーカロイドの鏡音リンちゃんを用いた楽曲として投稿されました。そう考えると初めてのライブどっちもリンちゃんの曲歌ってたんだね。この曲はNeruさん節炸裂のロックな楽曲となっております。マジで純粋にかっこいいんだよな、この曲。気になる方は↓をチェック!


②何故この曲をライブで歌ったか

まず皆さんはイドラって言葉を知っていますか?ラテン語で(正しい認識を妨げる)偏見や先入観という意味だそうです。自分は社会と溶け込むためにフィルターみたいなものを通して世間と関わっています。周りと衝突せずに上手く人生を渡り歩いていくためですね。なのでいつも笑顔ですよね!とか或人くんって怒らなさそうだよね!とか言われることもたくさんたります。いつの間にか何を言われても気にしていないふりをするのが上手くなっていたようです。まぁそれが自分を守るための手段でもあるわけですが。でも自分だってふざけやがってって思うこともあるし傷つくことだってあります。だけどそれを出してしまったらそんな人だとは思わなかったって、人間は勝手に期待して勝手に幻滅する生き物らしいので一気に信用されなくなるみたいです。だから皆からの偏見とか先入観とかが苦しくて、自分は本当はそんな人間じゃないのに!って思うこともたくさんあります。この曲を歌ってる時は自分のありのままでいられるんですよね。だからライブで自分自身を解放したくて歌いました。そして自分自身も周りに対して偏見や先入観を持ってしまいがちです。だからこそ、自分への戒めを含めて、何が正しいのかを一緒に考え続けましょう。そのきっかけがこの曲になればなという思いも込めてライブで歌いました。あとこの曲歌った時に褒められたのが嬉しかったので歌ったところもあります。単純。

③個人的解釈というか感想というか

この曲は芥川龍之介の蜘蛛の糸がモチーフとして出てきます。そのフレーズがこちら。

地獄じゃ蜘蛛の糸は救いの手だと教わったつもりでした
でも本当はそいつがとんでもないデマらしいと噂だった
あぁそんなの聞いちゃいないぞお釈迦様
手足のこの糸解いて

イドラのサーカス/Neru 歌詞より抜粋

お釈迦様という存在が言うのだから正しいだろうと信じてしまうことの恐ろしさが滲み出てますよね。この曲はずっとイドラに踊らされている人間のことを歌っていると思っています。そんなものは取っ払って裸になって踊り明かそうと歌ってますが、最終的にはまた新たなイドラが生まれて堂々巡りになっていく様子が描かれていると思っています。

It's time to 愛想ない君の顔に仮面 仮面付けてあげましょう
その綺麗事含めて君の矜持耳揃えて頂戴したい したい
聞こえるでしょう異論もない拍手の音
ほら舞台に上がりなよ わかってんでしょ 君も共犯者だ

イドラのサーカス/Neru 歌詞より抜粋

この部分なんて顕著に出てるなと思ってます。仮面は個人的にイドラそのものを指していると思っているので、結局また新たな偏見や先入観に踊らされていく。みんなそれから逃れられない。だからみんな共犯関係なんだと言われている気分になりました。結局みんなイドラから逃れられないのだから一緒に踊らされてしまおうぜっていう一種の諦めみたいなものをこの曲から感じます。でもそうですよね。どうしたって偏見や先入観ってものは拭うことはできない。騙された!って思うことがあってもまた別の何かを信じてしまう。滑稽ですよね。自分は本当にそんな人生をずっと歩んできているのでマジでこの曲が刺さりすぎてしまいました。それと同時にこの曲をパフォーマンスしている間だけは、そんな煩わしい世間からのノイズを一切遮断できる気がしていいます。だから、この曲を歌ってるんですよね。

④最後に

この曲マジでキーが高くて一回目のライブで実は最後ガス欠しちゃって悔しい思いをして曲でもあるんですよね。で、一年後にもう一回リベンジしてようやく最後まで歌いきることができた曲です。自分がしっかり成長できているんだなと感じさせてくれた曲でもあります。今後もまたどこかで歌えたらいいな!なんか色々能書き垂れましたけど純粋にただただかっこいいんですよ本当にこの曲は。あと或人くんが歌う曲の中でも数少ないみんなに盛り上がってもらえる曲でもあります…笑
この記事で曲に対して全力で向き合ってパフォーマンスに落とし込もうとしている所が少しでも伝わればいいな!そんな人間がやるライブに皆さまぜひ来てください!!ライブ情報は𝕏で主に発信してるのでフォローお願いします…!

それではまた次回お会いしましょう!


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