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映画「アナベル 死霊博物館」


①あらすじ


心霊研究家のウォーレン夫妻が、小学生の娘ジュディを置いて泊りがけで出張に行くことになり、
近所の高校生メアリー・エレンがベビーシッターとして家にやってきます。

そこへ押しかけてきたのは、メアリーの友人ダニエラ。
ウォーレン夫妻が霊媒師だと知って、呪いの品を保管してある倉庫に興味津々。

ダニエラ、ジュディにお古のローラースケートをプレゼントし
さっそく外で遊びたがるジュディとメアリーをうまく外へ追い出して、
「オーブンに入っているケーキを見張る」という口実で家に残り
なんと、書斎から鍵を盗んで保管庫に侵入してしまいます。

えええー!?( ゚Д゚)

いくら怪奇現象が大好きだからって、人の家でそこまでする!?

気持ちはわかるけど、オタクのそういう行動迷惑だから
好きなものにこそマナーと敬意を持たなきゃだめだよ...(;´Д`A ```

しかしダニエラ、実はただの興味本位ではありませんでした。

最近父親を事故で亡くしており
ある理由から、どうしても父の霊と対話したいと望んでいたのです。

保管庫の中で「もしこの世に霊がいるなら応えて」と話しかけ、
この行動が、集められた品の中で最強の、呪いの人形アナベルを目覚めさせてしまいます。


②アメリカの冝保愛子?ロレインさん


霊媒師ロレイン・ウォーレン(霊が視えてその言葉を通訳できるのは彼女の方)と、彼女をサポートし、神父と組んで除霊を行う夫のエド

この夫婦はアメリカで有名な実在の霊媒師なのだそうです。

実際に娘がいるようで
映画の中ではジュディも母の霊能力を受け継いでいることになっています。

呪われた品を保管してある博物館と、呪いの人形も実在しているそうです。


映画の中の幽霊たちについてまとめようと思ったら、こちらのサイトでもうまとめてあったので貼っておきます↓

https://pinapopo.com/annabelle-comes-home-movie-ghosts/


③見どころ


70年代風のファッションや髪型、レトロな電化製品などがこまごま再現されていてタイムスリップ感が味わえます。

派手なCGはほとんどなく、ただカメラワークや、BGMや物音、ちょっとしたタイミングなど
小技の計算しつくされた積み重ねにより、最大限に驚かせてくれます。

ティーンズが主人公のホラーというと、尻軽な男友達・女友達が登場したり
一人また一人と襲われ最後に残るのは一人か二人・・・みたいな殺戮型の映画も多いですが、「アナベル」は違います。

主人公メアリー・エレンがとても真面目で優しい良い子なのはもちろんのこと、
なんと友達のダニエラもいい子。
さらになんと、メアリーが好意を寄せているイケメン、ボブも良い少年。

現実には似た者同士が惹かれあったり、友達としてつるんでいるのは当然かもしれませんが
ホラーは「個性豊かな凸凹集団」「友達がクズ」みたいなことも多いので、レアというか新しさを感じます。

Hなし、酒もドラッグもパーティーも一切なし
途中ダニエラが霊に操られるのが裏切りと言えば裏切りかな?程度。

ラストも後味の悪さがなく朗らかに終わってゆく

上品で平和な優等生的ホラーです。

しかし、それでいて迫力はある
前述のようにさまざまなテクニックが丁寧に重ねられていて、アトラクション的な怖さをしっかり演出します。

たまたまかわかりませんが、映画館の客席が年齢層低めで
教室のようなヒソヒソザワザワした雰囲気があり、やや集中しにくかったのですが
(気になる方はDVDになってから家で一人で見た方が良いかも・・・)
私はそれでも充分怖かったです!


イラストbyありしゅ



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