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「Decode of Mind 2 / 精神の解読 2」

はじめに

 本件は前回の「Decode of Mind / 精神の解読」の続きのお話です。前回のお話は、誰もがやられている操作について綴りました。本件は”誰もが”ではなく、"特定の思想に心酔している人"の心を綴ります。一昔前に比べエンタメ陰謀論が溢れておりますので、それらの手口を知るには良い記事ですが、心酔している人にとっては辛い記事になります。いつの時代も真実を告げ嫌われるのが魔女の役目。故に綴ります。では始めましょう〜

特徴

 まず、操られやすい人の特徴は「優柔不断」「依存性が高い」の二つがあげられます。自分で物事が決められず判断を他人任せにする人や、他人に嫌われること(孤独)を恐れ過度に周りに合わせようとする人です。ぶつかる事を恐れ過度な気遣いをし、時には自分の意見と反対のものまで受け入れてしまう主体性の乏しい人。

 自分で考えずひたすら協調しレールを歩く人々は、世の矛盾など気にも止めません。常識とは違う、陰謀論のようなおかしな事を言っていたら普通の社会人とは協調できませんから。

 しかし心のどこかでは「何か世の中おかしい」と感じてはいます。そりゃそうですよ、本当におかしいのだから。ですが孤独を恐れるあまり自分を殺しまわりに合わせます。


救世主

「蟹座と山羊座の対」
意味はこちらから

 そんな人々の元へ舞い降りてきます。指導者、預言者、教祖、先生、グル、ファーザー、などなど、まぁ呼び名はなんでもよろしいのですが、わたくしが「操る者 = 操者」と呼ぶ者が舞い降ります。

 我々人間は元来、普遍的な価値や使命を求めるように出来ています。ダヴィンチの言葉にもあるように、真の娯楽は理解する喜びであり、永遠普遍の理を解くことが喜びであり使命です。操者はそこを突きます

 社会や常識への矛盾を抱えながら、自分では答えの出せない人々の元へ舞い降り、この世の嘘・欺瞞を暴き立て、普遍的な価値観を語ります。例えるなら、ロスチャ陰謀論でおなじみの貨幣の仕組みや、時代によって看板を付け替える結社の存在、911に代表される白色テロの暴露、歴史の矛盾などを暴き立て、被操者の常識が粉々に打ち砕かれ心が分解仕掛けた時、普遍的な価値観を混ぜ込んだ教義を持ち出し「これが真理であり、広めることが使命です」と嘯くのです。これがいわゆる99%の真実と1%の嘘です。

 ただ、99%の真実と言っても「許されている範囲の真実」です。言っていい範囲は決まっているので、例えるならロスチャ陰謀論(いい範囲)がオッケーで、その飼い主の話(ダメな範囲)となると...なのです。話を戻します。


救済

 そして必ず約束します。救済を。「あなたの使命を全うすれば必ず救われます」と救済を約束します。昔は"死後の救済"や"生まれ変わり後の救済"を、現代では"近い未来の救済"を約束します。

  • 極楽浄土、天国、死んだら神の仲間入りができる、生まれ変わったら〇〇になれる、輪廻転生

  • 老後の補償(年金)、みんなの為の理想社会(社会保障)、フリーエネルギー、全員に6億円配布、働かなくていい社会

 どれも確認できない夢物語ですが、操者に心酔しておりますと事実と誤認識してしまいます。そして、その救済を希望に変えて、それを広めることが使命だと、広めることが人助けだと、目覚めていない人々を助けるのだと、世の真実を知った自分の使命だと思い込むのです。

そしてここからが重要です。


選民意識

世の真実(偽)を知った自分 = 目覚めた自分 = 特別な自分 = 自分は特別だ

 ヤバさ分かります?選民意識が芽生えているんです。何の努力もしないで操者の話を鵜呑みにしているだけなのに、「自分は選ばれた特別な人間」だと思い込むようになります。この選民意識の植え付けは他にもあります。古代は日本が中心だった、古代日本人は優れている、日本人が最古の民族・文明などなど。確認しようのない神話のような古代史を利用し選民意識を植え付けます。そして、「この素晴らしい教義を伝え多くの人を目覚めさせる事が使命なのだ」と操られます。赤い馬の手助けになるとも知らずに。

四騎士についてはこちら


泥沼

 操られし大衆が洗脳から抜けられない理由もまたここにあります。

 操者の怪しさや嘘・欺瞞を第三者から教えられても、それを受け入れてしまっては”自分の特別さ”が失われてしまいます。操者がいるからこその自分の特別さです。元々優柔不断で自分で物事が決められない人なのですから、信じてさえいれば得られる特別さは手放し難いのです。つまり操者に依存した特別さ。操者を信じるからこそ得られる選民意識

 ですから、眉唾びっくり陰謀論でも恥ずかしげもなく真実だと語り、操者の嘘・欺瞞がどれほど露呈しても縋り付いて信じるのです。そして、「あなたは操られてますよ」との助け舟も「バカの言うことは信じない」と聞く耳を持てません。「自分の中の認知性不協和」を打ち消すために、陰謀論を都合よく使い、事実は「それは陰謀論」、逆に陰謀は「それは事実」と何度でも、いつまでも自分を騙し続けます。なぜならそれが何より楽だから。

 これらの手口の大元は宗教です。宗教の定義である「Assurance / 救済」「Believe / 信仰」「Convert / 改宗」は洗脳の基本であり、そもそも「宗教」とはこういうモノです。擬人化した神であったり、宇宙人であったり、どっかの国の大統領であったりと、見かけは様々ですが、根本は一緒、手口は一緒です。

まとめ

 何にでも言えることですが、努力無くして特別さは得られません。これに尽きます。

「水の低きに就く如し、人もまた然り」

 水が低きに流れるが如く、人もまた何もしなければ低きに流される一方。流れに抗うのは辛いですよ。当然です。だからこそ得られるものがあり、人から必要とされるのです。

円卓の騎士

あなたは円卓に、なんの剣を持って集いますか?

 それでは本件はこれまでと致します。来週は続きの「群集心理」についてになります。本件でご説明しました「個」が「群集」となったらどうなると思います?答えは来週までお待ちくださいまし。あなた様の心にわたくしのビナーが届きましたなら、引き続きお付き合いをお願いいたします。


本:『As above So below』

アパレル&小物:Cavalier Camp

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