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無理のないストレスケア

「そのことを語る」のではなく、
それを「アートで表現する」のでもない。

ただ、クレヨンや粘土を触っているだけで、

それらの素材が内的なストレスを
外に連れ出してくれるのです。

アートセラピーと自己分析を学ぶ・クエスト総合研究所 NEWS   2024年1月より


アートセラピーの良さを
シンプルに伝えてくれています。

●素材が内的なストレスを外に連れ出してくれる

日頃やっているクレヨンアート。

モヤモヤする、イライラする、
緊張感が強い、とにかく気が重い、
みぞおち辺りがギュッとした、
のどの辺りがカーッとなるように苦しいなど
体で感じた不快があるからアートする日もあれば

なんとなく
あぁ、なんかアートしよ。となる日も。

自分で気づいていても、いなくても
クレヨンや粘土などに触れているだけで
内にあるストレスをとても自然に
外に連れ出してあげることができる。

そんなアートセラピーのやわらかなところが
私はいいなぁと思っています。

生活の一部として、ほんの5分くらいでも
クレヨンや粘土に触れる時間があることは
自分自身をケアしたり
心の不健康を予防してくれたりします。


●「そのことを語る」こと

語れるから大丈夫、とか
語れないうちはまだかな、とか
そんなことを思っていた時期もありました。

でも私自身、誰にも言いたくない、
聞いてくれる相手がどんなに信頼のおける人でも
どうしても語る気持ちになれない。
そういうこともあると身をもって知りました。

そして、そんな自分を無理させてまで
誰かに話すことはしなくてもいいんじゃないかと
思うようになりました。


● 「そのことを語る」のではなく、
 それを「アートで表現する」のでもない。


だからと言って、その語りたくないことを
アートで表現するということも
苦しさを助長します。

話せば楽になる、描けば楽になる、
表現できれば大丈夫、というだけでは
乱暴なことなのだと気づきました。

アートは、そっとしておきたいものを
無理矢理 引っ張り出してくるようなものでは
ありません。

アートすることは、
「そのことは少し置いておいて
ちょっと外の空気に触れてみない?」と
ゆっくりお散歩に出てみるような。

そのお散歩先がイメージの世界。

その時にクレヨンや粘土などの素材は
自分の心と、手をつないでくれているような
存在なのかもしれません。


こちらの動画もよかったらご覧ください。
心地よいところから導かれていく感覚

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