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雀々夏まつり2022は、やはり大騒ぎ【落語部@寄席に行きませんか 7】

桂雀々の落語会
暑い時期に京都で

わぁわあ大騒ぎの雀々
楽しい落語

一年半ほど前のことです。

雀々の落語は枝雀を彷彿とさせるなどと言われています。
若い時の枝雀はおとなしめの高座だったらしい。
東京でいう、真打ちになる頃に表現を変えたそうです。

私たちが知る、枝雀は大騒ぎする爆笑をかっさらう枝雀落語。
その継承者のような雀々。

『御公家女房』
公家ことばで家庭内のやり取りをする。回りくどい、大袈裟な言い回しが面白い。九の一の一生懸命の落語。汗いっぱいでした。

『へっつい幽霊』
ばくち打ちの話し。雀々にぴったり。実際、ばくち打ちの父との苦労や葛藤もあったりしたようで、自分も少しなったりもしたので、経験者は語る的な感じで、入り込めました。うまいねぇ。

『御神酒徳利』
月亭方正。私この人の落語好きやねん。
噺家になる前は、「世界のナベアツ」の方が面白いし期待値もあったんやけど、方正は落語が好きやし、真剣に向き合ってると思う。すでに方正の高座は4度目。
ちょっとした嘘が大事に発展していく、落語によくある話し。そんな無茶苦茶にもなりそうな話しだが、
方正、ちゃんとしてる。安心して聴ける。うまい!といつも思える。楽しかった。

中入り

『雨乞い源兵衛』
これこそ、枝雀。田舎者の会話。この言い回しで、いっぺんに田舎風景が見えてくる。不思議なもんだ。

村でのやり取りがしっかりと見えている。
わちゃわちゃするところ、わあわあ騒ぐところ、雀々は客席を笑いに包む。

皆、大笑いして会場を後にするから、ストレス発散にめちゃくちゃ効果ありそう。
雀々から落語に入るとハマる人、多いよね。

九の一、方正、雀々と大いに楽しめました。


⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com

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