怒る と 叱る

怒る叱る は違う。



この2つを取り違えてはいけない。


日々子どもと生活を共にする親、
子どもを相手に仕事をしている我々

ならば、なおさらであろう。





まずは
」と「

それぞれの漢字の成り立ちから
違いを考えてみる。



」は、「」+「

力を尽くして働く女奴隷)」+「」で、
感情に力を込めることを意味し、

そこから
「いかる」「おこる」を意味する
」という漢字が成り立った。




」は、「」+「

」+「縦横に切る)」で、
口で切りかかることを意味し、

そこから
「しかる」「怒鳴る」「ののしる」「責める」を意味する
」という漢字が成り立った。






つまり、

怒る」は、感情

「心」という文字がつくことからして
自分の心のなかに生じる いかり の感情であり、

自分ひとりでやるもの である。




対する

叱る」は、行動

「口」という文字がつくことからして
自分の口で相手を切りつける、しかる 行動であり、

自分と相手とがいてはじめてできること である。





ならば
大人が子どものよくない言動に対してすべきことは


自分のいかりの感情を押し付ける・ぶつけることか?

相手のためにしかる行動を取ることか?


答えは、
もちろん後者である。



感情的になって
子どもを支配するのではなく、

行動を通して
子どもを良い方向へ教え導かねばならない。





子どもに対して
自分の「怒り」を押し付けてはならない。

子どものためを思って「叱る」。




怒る」と「叱る」は違う。


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