勝手に 過ごす学童

このアフタースクールは
子どもが 勝手に 過ごす学童施設だ。



こちらが昨日の
学校から帰ってきてからお迎えまでの流れ
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学校から帰ってきたらまずは、おやつ

おやつを 勝手に 給食室から持ってきて、


勝手に 配膳して 勝手に いただきますをし、


自分らの予定を自分らで 勝手に 決め、


自分らで 勝手に 宿題をする雰囲気をつくって宿題をし、


宿題が終わったら 勝手に 外遊びに出かけ、


時間になったら 勝手に お部屋に戻ってきて、


開始時間ちょっと前だけど 勝手に  読み書き算数を始めちゃって、


集中できる環境を 勝手に みんなでつくってプリントをガンガン解き、


途中で習い事のある子は時間になったら 勝手に 準備して習い事に出かけ、


終了時間になったら机の上をキレイにしてまた 勝手に 外遊びに出かけ、


時間になったらまた 勝手に お部屋に戻ってきて室内遊び

そしてお迎えである。






それに対して
昨日私がやったことって何だろう? って振り返ると、


15時半~ おやつだけは決め、

おやつの時間に読み聞かせをして、

子どもの音読の宿題に「もっと早く読め」と煽りを入れ、

全員の宿題が終わるまでお部屋で見守り、

読み書き算数で子どもがプリントをガンガン持ってくるので、
ガンガン丸つけをして、

お迎えが来たら目を合わせて「さようなら」をし、

見慣れない実を見つけてきた子どもとGoogleさんで画像検索をし、

室内遊びで馬とびをやるというので馬になる


昨日はそんな1日だった。





子どもたちが 勝手に 動いてくれればくれるほど、
私の仕事は無くなっていく。


もはや
私に残された仕事は、

読み聞かせ丸つけ、あとは、
子どもの今その瞬間の興味に合わせた 呼応 と、
子どもを見守り、そこから溢れ出す 言葉かけ  

これくらい?




そのうち子どもに
「先生って、全然仕事しないね。」

とか言われてしまうだろうか?



もし言われたら、私は喜ぶだろう。

なぜなら
それは子どもたちが 勝手に を極めたってことだから。


子どもたちが
自ら人生を歩んでいける 自律性 を手に入れたってことだから。



そんなに喜ばしいことはないだろう。





これからも私は
子どもたちが 勝手に 過ごせるように手助けをし、

残された仕事、
読み聞かせ丸つけ と 呼応 と 言葉かけ 

全力で取り組む。

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