『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が
終わるのか』（ポプラ新書）を読んだ。
この本を一言で言えばフィンランドの魅力に
ついて知れる本である。

要点を挙げ、いくつかピックアップし、
読んだ後の軽い感想を書く。

要点は以下の通りである。

・コーヒー休憩があり、法律で決まっ
　ている。
・エステが大好きであり、会議もそこで
　行うこともザラ。
・基本、午後4時に退社する。
　→打ち合わせの予定で午後3時台に
　設定しようとすると怪訝な顔をされること
　がある。
　朝の早い時間に設定を好む傾向がある。
・休憩時間にエクササイズをすることが
　ある。
・オフィスの席はフリーアドレス
（自由席で固定化されていない）
・肩書き、年齢、性別は一切問わない。
・効率的に働くことを徹底的に重視
　している。
・1ヶ月間の夏休みを取る。
・仕事もプライベートをとにかく大事に
　する。

ざっとこのような感じである。

要点の中でいくつかピックアップする。

・個人的に驚いたのはエステで会議することが
ザラであることだ。
もし、日本人にそこで会議しようと言われ
たら？がつくだろう。

・午後4時に退社することも触れよう。
それは家族と過ごすことや趣味などの時間を
かなり大事にしたいことである。
医療関係も例外ではない。
読む限り、仮に患者の手術があり、帰る時間が
伸びたとしても、別日に定時に帰れるように
調整することもあるそうだ。
国の常識と言っても過言でない。
1ヶ月間の夏休みもあり、働く人の時間を
大切にする感じが窺える。

・肩書き、年齢、性別は一切問わないと
　記載がある。
働くことにおいて実力と成果重視している。
年齢が20代でも実力があれば抜擢もされる
ことがあるそうだ。
話が逸れるが、人間関係もかなりフラットで、
部下が上司に改善してほしいことがあれば、
直接伝えることも少なくない。
読んだ限り、日本のように敬語というのは
あまりないそうだ。

ピックアップしてきたが、読んでみると
関心させられることがいくつもある。
要点を挙げた中で、そのような文化が根づいて
いるから、2018年度の幸福度も世界1位に
なれているのかなと思うし、活きいきと
過ごせるかなと思う。

読後、素直にフィンランドに行ってみたく
なってきた（今は行けないが…）。
3、4日だけでも良いから一度オフィスで
働いてみたい。

フィンランドに興味がある方は是非一読を
してくれれば幸いである。

これまで読んできた本、映画があれば
投稿していきたい。

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