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「それ売れるかも」って売らない人が言う

ごきげんよう、皆様いかがお過ごしですか。
私は片付けが頓挫しています。

先日から物置の片付けに着手しています。といっても、ここにあるのは父の荷物。父は典型的な「捨てられない人」です。使わなくても、自分がいらないと思っても、絶対に捨てません。

父の思い入れのあるものや趣味のものは残して、本当に不要でゴミだろうなというものを捨てようと片付けを始めると、物置部屋からあるおもちゃを発見しました。

「電撃イライラ棒」。皆様覚えているでしょうか。お若い方はご存知ないかもしれませんが、あるバラエティ番組の中で行われていたゲームで、電極棒を、金属フレームでできたコースに入れ、ゴールを目指すものです。コースに触れると失格で、番組内では火薬が爆発するとってもスリリングなゲームでした。

そのおもちゃです。これは私たち子供が欲しくて買ってもらったものではなく、近所のおうちからお下がりで貰いました。なので、私たちにはなんの未練も思い出もありません。親も自分たちが買ったものではないので、母は「そんなもんいらん。捨てていい。」と言ってくれました。父もさすがにいらないだろうと確認すると、父の伝家の宝刀が飛び出しました。

「いらないけどさ、それヤフオクで売れない?」

父はヤフオクが大好きです。買うのは。
売ったことは一度もありません。売りたい売りたいと口ではいいますが、行動に移す気配はありません。

私はメルカリ派なので、メルカリで不要なものはバンバン売りますが、送料が安い小さくて価値のあるものしか売りません。なのでこの巨大なおもちゃは代わりに売る気にもなりません。

捨てたくないというものを無理矢理捨てるわけにもいかないので、電撃イライラ棒はまた物置部屋に鎮座するわけですが、これのように「いつか売る」という不要品はこの物置部屋にたくさんあります。

売るならさっさと売る。面倒なら潔く捨てる。
としてくれれば嬉しいですが、中々難しそうです。

父との攻防はまだまだ続きそうです。

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