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ポートレート撮影会のこと #noteカメラ部

#noteカメラ部  のみなさんにポートレートを撮影していただきました。

きっかけはうすいよしきさんのツイート。撮影会の企画とモデル募集についてタイムラインでみかけて。いける人がいたらとRTしたら「もし予定あいましたら是非~」とお返事いただき。

自分のSNSのアイコンを変えたいなとぼんやり考えていたタイミングも手伝い。

参加したい。

すぐに先約を調整し参加申し込みを。

人気だろうから選考かな、でも行きたいな、行けますようにと念をおくったのが功を奏したのか。当日の待ち合わせ場所が送られてきたときには「サクラサク」と思わずガッツポーズ。

電車をみっつ乗り継ぎ、向ヶ丘遊園駅へ。待ち合わせし向かった先は「日本民家園」

入場料の500円を払い、ロケハンを兼ねて園内を散策。

#noteカメラ部  のみなさんがおもむろに機材を取り出し、めいめい構図や光の加減を確かめるように歩くそばを、一緒にモデルをつとめたゆうすけくんとそっとついていく。

彼はエンジニアで、自分で開発したマッチングアプリをローンチしたばかりの才能あふれる24歳。

はじめは緊張からか表情がかたかったのですが、慣れてくるとやわらかな表情やあどけない笑顔をみせてくれ。

被写体と撮影者のコミュニケーションがいかに大切であるか感じました。

感情が動くから、表情がうまれる。

#noteカメラ部  のみなさんは引き出すのがうまかったです。

さりげない気遣いや、声掛けや、時にユーモラスなアクションを交えながら。

まさにnoteと同じだなとおもいました。

それぞれの「色」がでていました。

例えば。

くまちゃんは瞬間の「かわいい」を掴むのが上手。架空の猫がいる設定で、ゆうすけくんのきゅんとする表情を見事に写真に収めていました。ご本人もフォトジェニックで、被写体としても魅力があるんじゃないかな。

渡辺さんは人物を軸に、実直な構図をつくるひと。対象との距離感を一定に保ち、自然体のままをまるごと撮影くださるのが特長だなと。トトロみたいにおおらかで優しく、わたしはメイちゃんみたいにたくさん困らせました(笑)

普段は建築物を撮ることが多いと教えてくださったシガキさん。わたしにiPhoneでの撮影方法を伝授くださるなど、確かな技術と知見がおありでした。ロジカルなアプローチだから理解しやすかったし、センスがいい!

佐賀野さんはさすがデザイナー。バランスと色、コントラストに一貫したスタイルをお持ちで、いただいたデータそれぞれに安定した統一感があって。みていて「希望」を感じる写真に春を感じました。

うすいよしきさん。書くものからも伝わる描写力と観察眼を発揮され、「エモみ」が深い一瞬を見事にとらえてくださいました。光のいれかた、絶妙でした。うまい書き手は、やっぱりいい写真をとる。

・・・

ちょうど古民家の前で、カメラを構えた深津さんからはっとする質問を投げかけられました。

「どう、撮られたいですか?」

シンプルな問いかけでしたが、本質を突かれました。

撮影に必要な技術や知識、経験則はカメラ部みなさんがもっている。

初春の野外、晴天で夕暮れというロケーションも整っている。

ポートレート写真を通してわたしが伝えたいものはなんだろう。

CXO(チーフ・エクスペリエンス・オフィサー)として体験を設計し、デザイン思考で仕事をしている深津さん

わたしをみながらおそらく仮説を立て、撮ってくださったのがこちらの写真です。

終了後、撮影いただいた画像を共有いただき、一枚いちまいみるたびにいろいろな感情が去来します。

みてくれたひとにどんな気持ちになってもらいたいか。

コンセプトや必然性、意味を重視すること。

視覚が与える影響を設計すること。

同じ文脈でもポートレート一枚で「自分」の印象が変わることを意識し、必要とされる場所でそれぞれの写真を大事に遣わせていただきます。

#noteカメラ部 のみなさん、ほんとうにありがとうございました!

トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。