無題2
文:藤本勇気
昨日夕飯に魚を食べている途中、喉に骨が刺さった気がした。違和感を払拭するために豆腐を丸呑みしてみたり、指を喉に突っ込んでみたりしたが、違和感は取れなかった。
それで、凄く嫌な気分になって、早くどうにかしたくなり、何故かパンを丸呑みしたら良いのではと思った。だから、そこら辺にあったパンを丸めて丸呑みを試みたら、案の定、胃へは到達せずに食道の最初の方で詰まってしまった。
息が詰まるような感覚に、焦っていたけれど、どこかすごく冷静に「これは良くないのでは?」とか考えていた。
変な音ともに丸まったパンは口から勢いよく出てきた。
とても危ないことをしたようだ。
なんとも言えない気持ち。
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