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まとめ) CMC_Meetup Vol12 コミュニティマーケティングのおさらい

「ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング」を出版された小島さんのMeetupがあったので、参加してきました。

都合が合わず懇親会に参加できませんでしたが、大事な部分をおさらいすることが出来ましたので備忘録ついでにアウトプットを!

※コミュニティマーケティングに興味がある、コミュニティーマーケティングを始めたいと考えている方には強くオススメします!

※抜け、漏れ多々あるかと思われますがご容赦下さい。

本日のゴール

コミュニティマーケティングとは・・?

自社製品、サービスを知っている方(ファン)が「関心軸」をもとにコミュニティを形成していき、そのコミュニティに属する人たちが企業の代わりに良さや価値を外部に発信してもらい新規購入、継続利用、アップセル、チャーン防止など様々な効果が見込まれるマーケティング手法である。

コミュニティマーケティングが他のマーケティング手法と比較し効果的かつ、効率的と言える理由として、興味のある人や関心の持ちそうな人に対して発信することができる為。

いまや製品を販売しているベンダー自身がレコメンドをしている声を聞いて購入を決意することはなく、ほとんどの方は友人、知人などのレコメンドをもとに購入を決断しているというのが最近のトレンドになってきています。

そんなトレンドもあり、コミュニティを通じたマーケティングは関心が高まってきていると言えます。

Sell through the communityを意識する。

コミュニティはうまく活用出来れば効果は絶大ですが、コミュニティの使い方を間違ってはいけません。

◎”Sell through the community"=コミュニティを通じて売る。
×”Sell to the community"=コミュニティで売る(焼畑農業:最終的に収穫出来るところがなくなる)

上記のことが本書でも述べられています。

めちゃくちゃわかりやすい表現です!!

コミュニティの中で「売る」ことをゴール設定すると一時的には結果が出ても、コミュニティ自体スケールせず、最終的には何も残らないということが起こります。
これは典型的なコミュニティの失敗例ですが、実際にはよく起こっていることではないでしょうか?

こんな失敗を起こさない為にも、”Sell through the community"の考え方をおさらいし、コミュニティを運営していくのが良いかと今回参加して新ためて感じました。

コミュニティ成長の為のマジック3とは?

コミュニティの基本的な部分をおさらいした後は、実際にコミュニティを成長させるフェーズに突入します!

そこで大切になってくるのが以下のマジック3です!

基本原則:3つのファースト
メンバー:3つのレイヤー
ベクトル:3つの成長軸

まずは、3つのファーストについて!

・コンテキストファースト:関心軸設定が本当に大切!なんの為に集まっているのか?

・オフラインファースト:熱量が伝わりやすいのはオフライン!最初はオフラインに限る!

・アウトプットファースト:コミュニティ内だけで盛り上がっていても意味がない!参加者の声は外向けでないといけないので、運営側も工夫が必要!

※本当はもっと書きたいのですが、ダラダラ書くよりも本を読んでいただいた方が早いので気になる方はぜひに!

次は、3つのレイヤーについて!

※わかりやすく図解されていたので、小島さんのスライドをそのまま拝借させて頂きました。

要は参加者は3つのレイヤーに分類でき、それぞれの役割を理解した上で、協力を仰いでいくというもの。

2つめのスライドにも書かれていますが、「ファーストピンをねらえ」というのが、コミュニティをスケールさせる上では鉄則となっています。

最後の3つの成長軸について!

※これも拝借させて頂きました。。

コミュニティの軸が一つだけだといつかは限界が訪れます。

しかし、上の図の様に3つの軸でそれぞれの方向に成長をさせていけば、こんなことが解決、実現できます!という自分の解釈を書いてみました。

自走化:運営側が主体で行うコミュニティであれば、時間的制約など様々な問題が起こります。しかし、参加者自身で自走して頂く様な仕組みが出来れば、さらなるコミュニティの成長が見込めます。※参加者にリーダー、運営をお願いする上で気をつけなければならないこともあるので、その辺は本を読んでご確認ください!

地方展開:どうしても主要都市にコミュニティが集中する傾向は否めません。ただ、コミュニティの良さは参加者が外向けにアウトプットすることなので、コミュニティからのアウトプットが増えれば、地方の方にも目に留まる様になってくると思います。そうなった場合は、上記で記載した「自走化」の原則も意識しながら地方展開を行っていくのがさらなるコミュニティの成長に繋がるのではないかと思います。

株分け:コミュニティが成長してくると参加者のレベルや属性、温度感も変わってきます。例をあげると、新規の方向けのコンテンツを行う場合、以前から参加している方の満足度を高めることは難しいと言えると思います。
ただ、既存向けのコンテンツを行う場合は新規の参加者がついてこれない場合があります。こうなると、参加者の満足度を一定で保つには限界が訪れます。そこで、便利なのが「株分け」です。 それぞれの関心軸でコミュニティを株分けするのです! 株分けを行うことで参加者の属性などを整え、関心軸を揃えることができるので、よっぽどのことがない限り、満足できなかったということを防ぐことが出来ます。

長くなってしまいましたが、簡潔に言うとコミュニティの大きさやフェーズ、参加者の属性を見極め、的確な対応をしていくということです。

的確な対応とはなんですか?という疑問に対しては小島さんの本にもれなく、ダブりなく回答が書かれています。 

コミュニティ成長の為の3つのNGとは?

◼️ヒト軸主体が強すぎると??

・内輪ウケ
・ヒエラルキー
・マンネリ化などなど

↑もし、自分が新規参加者だったら、、、考えただけでも萎えますね。。

◼️インフルエンサー偏重だと?

場合によってはうまくいく場合もあるようです! ただ、インフルエンサーは「自分が自分が」という方が比較的多いかと思うので、本当に製品やサービスに愛があるのか?その言葉は別の方に響くのか?という観点で慎重に見極めなければなりません。もし、製品、サービスに愛がない場合、コミュニティを踏み台とされることが大いに考えられます。 よって、運営側にはリーダーやフォロワーを誰にするかはしっかりと見極めることが求められます。

◼️技術/スキル/経験マウンティングとは?!

一見、技術やスキル、経験のある方が多いと良さそうに見えますが「コミュニティ」を効果的に運営する上では、参加者の意欲割いてしまうことがあります。
あくまで参加者の皆さんで作り上げていくコミュニティなので、マウンティングをとるタイプよりも、みんなで作り上げていく様な方が求めらますし、一緒に頑張りたいとも思いますよね。

しかし一概に、技術やスキル、経験も申し分なし、しかしマウンティング姿勢が見えるからダメ!というわけではないです。

そういった方は、スピーカーとして上手く機能する場合もあるので、その方の長所を見極め、その方に適したコミュニティの属し方も提案できる様になるとよりコミュニティの成長も早まるのではないかと思いました。

質疑応答(抜粋)

・コミュニティの拡大タイミングとは?
→参加したい!というタイミングで参加できるくらいがベスト! 2ヶ月に1回くらい?

・盛り上がるLTとは?
→スピーカーの方が持つ、失敗談などしくじり系のウケがよい。
たった今、初めの一歩を踏み出してみました!のトークが良い。
既に出来ているいる人の話は、「自分から遠い」という感覚を持たれやすい。

・家庭との両立のコツは?
→基本的には公私混同タイプが多いのでは?ということで、あまり仕事をしているという感覚を持っていない方が多いとのこと。
なお、家族もイベントなどに一緒に参加してもらうという「巻き込みタイプ」の方も多い。 
「期待値コントロール」が重要!→いつもいない! が普通になるような状態。。
→かなりの上級者向けテクニック

・KPIの設定方法とは?
→定量的KPIと定性的KPIに分けられる。

●定量的KPI
・オフラインでの新規参加率(40%〜60%)
・アウトプット数(ツイート、ブログ、スライド公開数)
・参加者総数の増加(オフライン/オンライン)
→オフライン(ミートアップ)開催の拡大:回数、地域軸、関心軸)
・NPS
※ツール測定可能!

●定性的KPI
・熱量/熱気
・コミュニティリーダーの「質」
・参加者の「自分ゴト」になっているか
→コミュニティマネージャーがセンサーとなり測定
※測定が難しいが重要!

まとめ

・コミュニティマーケティングは効果的かつ、効率的に自社サービス、製品に興味のある方にアプローチできるマーケティング手法の一つである。

・”コミュニティで売る”のではなく、”コミュニティを通じて売る”を意識する。

・コミュニティ成長の為の”マジック3”と”3つのNG”を理解する。
→この要点を抑えてコミュニティを運用することが最大の近道である。

最後に・・

コミュニティって最近よく聞くけどなんなんだ? 急に担当を任された!などなどそういった場面に直面した方には本書を強くオススメします!

自分が従事している人材紹介業で、なおかつ「入社後:転職後」の方を対象にしたコミュニティの正しい姿をまだ把握出来ていませんが、たくさんの優良事例があるので少しずつですが形にしていけたらと思っております。


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