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まとめ) INEVITABLE ja night 10 -インターネットの次にくるもの-

2019年8月17日 googleで開催された”INEVITABLE ja night 10"に参加してきましたので、簡単にまとめを作りました。
※写真がうまく撮れなかったところは共有されているスライドから拝借させて頂いております。
※勉強不足で認識違いしている部分があるかもしれません。。

今回は記念すべき、10回目の開催ということでしたが、実は私にとっては3回目の参加でした。

過去2回に関しては、内容が自分には難しくスラスラと流れるようにセッションが進み、アウトプットする材料となるメモもほとんど取れなかったのでアウトプットできずにいました。。。
しかし、今回は少しだけメモ量が増えたので、わからないなりにアウトプットをしてみたいと思います。

今後も継続して参加し続けるつもりなので、少しずつ理解できる範囲が増えていくのを楽しみにアウトプットしていきたいと思います。

※INEVITABLE ja Nightとは??という方は下記の紹介ページをご覧下さい。

INEVITABLE ja night 10の紹介ページ

自分がこのイベントに参加し始めた理由はあの小島さんがモデレーターをされているからというかなりミーハーな理由がきっかけでした。笑

しかし、初めて参加した時に”これは確実に参加しておくべきイベントだ!” という謎の直感が働き参加を続けています。

↓これまでの振り返り↓

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※エンジニアでもなく、IT関連企業に勤めているわけでもない私ですが、毎回楽しめているので、もしそういった方でご興味がある方は是非一度参加してみてもよいかもしれません。

前置き長くなりましたが、本題へ!

【本日のテーマ】 事業戦略とITの融合: テクノロジー企業化への不回避な流れ

上記テーマは業界・業種問わず様々な企業で求められていることかと思います。

そんな中で、どのような組織やリーダシップが必要なのか、リーダーが注目するテクノロジーやエコシステムは何なのか? について掘り下げていくセッションです。

今回は特別に、モデレーターの小島さんとパネル形式で豪華スピーカーの方々(後述)とこのテーマでディスカッションされるという10回記念にふさわしい会でした。
※普段は小島さんとゲストの方が対談形式で進められます。

スピーカー1  長谷川 秀樹さん 【株式会社メルカリ CIO】

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小島さんと同じ名前の ”ひでき” さんでした!


そして、同じくバイク好きということで小島さんのFB上で度々登場されていましたが、SUPも趣味ということなので、もしかしたら海で気づかずお見かけしていたかもしれません。

今回お見かけしたのは初だったのでとても楽しみにしておりましたら、開始冒頭から荒ぶっておられました!笑 

現在はメルカリでCIOとして、メルペイの事業を推進されていらっしゃいます。


スピーカー2 小野 和俊さん 【株式会社クレディセゾン 取締役】

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恥ずかしながらこの会まで小野さんを存じ上げませんでした、、、

小島さんも読まれているという”小野さんのブログ”が今回のセッション内でも何度か紹介されておりましたので、イベント後にチェックしてみましたが秀逸でした!!

個人的にはこちらの記事がすごく好きだったのでご紹介させて頂きます。


スピーカー3 辻 裕里さん 【株式会社 SUBARU IT戦略本部 情報企画部担当部長】

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”由緒正しい群馬県民”であり、”エビージョ”である辻さんはSUBARU創業の地の群馬県太田市に生まれたこともあり、子供時代は世の中の車はSUBARU車だけだと思っていたそうです。

そんな辻さんのキャリアスタートはSE。

また、今では増えてきていますが当時ではかなり珍しいダブルワークをされていたそうで、新幹線通勤をしながらも当時からバリバリ働かれていたそうです。

今日のセッションゴール

俯瞰する:世界で起こっている事業とITの一体化の流れを俯瞰する
理解する:「テック企業化」への流れがなぜ「全ての企業」に起こるかを理解する
予測する:自社、または自社の顧客に「テック企業化」の流れが、いつ、どのように起こるか、を予測し対処する

小島さんのイベントでは必ず案内される”セッションのゴール”

ゴールが事前に示されていると「ゴールを意識」して臨むことができるので、本当に毎回しっかりと頭に残るように感じます。

今回のイベントテーマのきっかけとなったブログ(小野さん)

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冒頭紹介させて頂きました、小野さんのブログの一つが今回のイベントのきっかけとなったそうです。

小野さんは”IT企業”から”実業企業”への完全移籍をされ、いわゆる”中の人”になられた方。

ブログに詳しく書かれていますが、クレディセゾンのCTOとして”事業戦略とITの一体化”を推進することをミッションにし、クレディセゾンでエンジニアリングチームを立ち上げられると今年の2月にブログで宣言されています。

そして、先日のブログ(2019年9月)では実際にチームが出来上がったということが書かれていました。

チームを立ち上げた経緯として、最近の流れとなっている ”PDCA”から”DCAP" に変化してきていることが関係していることも大きな要因であるとお話されていました。

つまり、プロジェクト進行にあたっては圧倒的なスピード感が必要で、要件定義をしてから進めるのではなく、常に探索的にプロジェクトを進める必要があり、これを実現するには”内製化”が必須となってくるということ。

また、「企画している人」と「作っている人」とのやり取りが発生することは、最終的な成果物に影響(コンセプトと実際に作るものにギャップが生まれること)を及ぼすことがあるとのこと。

こういった問題を解消するため自社内でのチームの立ち上げを行い、機動性高くユーザー体験を改善していくのがよいとのことでした。

◼️ここでのポイント

”プロダクト属性によって開発手法の相性がある。”

 例)車
→基本的に安全性が求められるので、”ウォータフォール型”が適している。
※インカーはウォータフォール / アウトカーはアジャイルでもOK!

小野さんが呪文のようにおっしゃられていた「これからは ”読み書き そろばん コーディング”」というのがとても印象に残りました!!

※イベント後、小島さんがFacebookに投稿されていた記事ですが、まさに "読み書き そろばん コーディング" の時代がそこまできています。

事業戦略とITの関係はどう変化している?

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上記の"x-tech"の数!! すごいです!

あれもこれも"x-tech" になっていくのが不可避です。

ただでさえ遅れていると言われている日本でもこれほど ”x-tech" が膨張しているので「自分の業界は関係ないのでわかりません!」では通用しない時代がすぐそこまできています。

変化をもたらす外的要因

①顧客接点のデジタル化
②クラウド/as a Serviceの普及
③変化のサイクルが加速

①顧客接点のデジタル化

→最近読んだ”アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る”にも書かれていましたが今後さらにデジタル化が進み、顧客の接点がデジタルへ移行していきます。

”デジタル”起点で物事を考え、そこで得られるデータをプロダクトに反映し、そこで”良い体験”をしていただくことで、さらにデータが取得されるというループを作ることが大切です。

また、デジタル化が進むことによってお客様ニーズも ものすごいスピードで変化するので、その変化に対応するためにも事業戦略とITは密接になっていくのではと思います。

②クラウド/as a Serviceの普及

クラウド化が進み、基本的にあるものを使うという選択ができる時代になっています。

フルスクラッチで全て作るのではなく、使えるものはまずは試してみて良ければ継続、だめだったらやめる。 ※これがSaaSの良い部分

③変化のサイクルが加速

以前では考えられないスピードで変化しています!という具体例を長谷川さんがお話されていました!

メルカリでは毎四半期毎にフルスクラッチレベルで組織を変えていっている!?

これを知った時、「変化が早すぎて逆に生産性が下がるのでは?」と長谷川さんは思われたそうですが、メルカリで働かれている方々はそれを上回るハイスピードで適応していき、生産性を向上されているということでした。

恐るべきスピード!

また、このデジタル化の話の中で印象に残ったのがSUBARUの辻さんがおっしゃっていた”デジタルがスバルの楽しさを奪うな”という部分でした。

スバラーと呼ばれるスバルを愛してやまない人々は、ナビが表示する最短距離を走りたいわけではなく、雨の日にあえてカーブを走りたいといった方々が多いそうです。

”デジタルによって合理化されていく”ことが必ずしも良いわけではない ということを具体例を通じて知れた部分がとても良かったと思いました。

内製 VS 外注 そのPro / Con

これは永遠の課題かと思います。

このトピックで話されていたことを自分なりに解釈してみました。

【ポイント】

・”雇用調整”と”専門性”の観点を持つ
・ITを2つに分けて考える
① 社内業務効率のIT →基本外注で良い
②ビジネスのスケールさせるIT →事業そのものとなるものなので、原則内製が良い

人的リソースも限りがあり、スピード感を持ってプロダクト改善を行っていくのであればそれぞれの特徴を捉えて内製、外注を見極めるべきなのかなと感じました。

また、このトピックの際に長谷川さんから「アメリカではかなりニッチなSaaSが多い」というお話がありました。

こういったお話からも、注力したい分野以外は使えるものを使うスタンスで、ビジネスのコアとなるものに関しては、内製で注力することで超高速でプロダクト改善を行っていけるのではないかと思います。

内製化を進める組織作りのポイント

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こちらのトピックでは小野さんの記事が先ほど同様紹介されておりました。

記事はこちら

記事にもありますが、やはり”コミュニケーション”が大切だと感じました。

辻さんは、最初の 1 on 1 ミーティングでは仕事の話をしたいのはもちろんですが、まずは相手を知るために、その方の自慢話と、自社の製品についてアピールするような話をしてもらうそうです。

続いて、長谷川さんは ”オープンな場所でのコミュニケーション促進することが大切”とおっしゃっていました。

どうしてもクローズドなコミュニケーションになると、不満などが出てしまうため、Slackを使ってオープンなコミュニケーションを行うことが大切とのこと。

また、副次的な効果としてオープンなコミュニケーションにしていることによって、様々な方がコミュニケーションに入れることから、思いがけず良い方向に転がることもあるとのこと。

最後に、小野さんは言葉を柔らかく、トゲが無いような言葉をすごく意識されているようでした。

※”う○コード”や”○ソースを言い換えて「ひよコード」と読んでいるそうです。

こうした、気遣いが内製化の組織を作るポイントだと皆さんおっしゃっていました。


その後のセッション(Boxの辻村さん、googleの小林さん)について書きたかったのですが、特定の企業の話になってしまうので、誤ったことを書いてはいけないので、ご参加されていた皆様の精度の高いTwitterのまとめ「Togetter」をご覧ください。

次回はもっと理解出来るように、もっと勉強頑張ろう!と決意できたイベントとなりました。


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