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#2 劣等感

「劣等感」。何をするにしてもわたしの隣に居座り続ける感情。劣等感を感じない瞬間を書き出す方が難しい。他人と比べることでしか自分の存在価値を感じられない、そして比べたところで自分の悪いところしか見えない、一番厄介な感情、劣等感。

そんな自分でも自負心を持つときは少なからずある。本質的には負けず嫌いだから。「ここは自分の強みかも」「他の人見てたらなんとなく自分の方ができてる気がする」みたいなことを思い続けながら生きてる。要点をまとめること、シンプルなデザイン関係、言語、何か一つのことに熱中する能力。この辺はなんとなーく自分の得意なことなのかなと感じたり感じなかったり。でもそういう「得意かな?」って思う気持ちを抱くと同時に、自分の中では「いやでもそれがもっと得意な人おるしな」「自分の得意なことって誰でもできることじゃない?」「正直自分の長所って人に元々備わってるもの、みんなが日常的に駆使してるものの延長線でしかないよな」みたいなネガティブな面が出てくる。これも劣等感の一種。ライフステージが進んでいくたびに、自分が長所やと思ってたものを数倍の上位互換で持ってる人、幼い頃から人とは少し違うことをしてきた人(音楽系、バレエとかスポーツとか)に会いまくる。その度に自分と比べ、わたしの中の劣等感がひょろっと顔を出す。"あなたが持ってるものの中に他の人とは違う特別にいいところってあるの?"

留学中の現在、劣等感の増加に拍車がかかる。一つは前の記事でも触れたコミュニケーション能力。周りの留学生がどんどん友だちの輪を広げてるのをみて何回泣いたか。わたしは初対面から一気にバーっといけるタイプじゃない。ゆっくり関わっていって、仲良くなれるかどうか"判断し"(前の記事で辞めたいって言ってた悪いカテゴライズの癖)、どんどん心を開いていくスタイル。それが悪いとは思ってないけど、一年間の留学っていう限られた時間の中やと話は別。寮の部屋に引きこもって、ちょっと話せるかもみたいな少ない友だちと細々話すだけ、もう二ヶ月も経った。成果は特になし。このままでいいんか?そういう焦りが周りの社交的な人を見てわたしの中の劣等感を加速させる。だから、実は自分と近しい環境にいる人のインスタのストーリーとか見るのやめた。逃げた。劣等感が苦しくて。逃げた。逃げた。(タイポではないですよ、大事なので何回も言いました。)

この劣等感の裏には自分のプライドの高さもある。なんせ負けず嫌いだから!(二回目)負けたくない、他の人が先に進んでいるのが目に見えるのが嫌、自分だけ遅れをとってる感覚が嫌。前述したみたいな「自分の長所とか他の人も持ってる」みたいな自信なさげな感じもあるくせに、「負けたくない」っていう強気な自分!な感じのもあり、その両方が自分の劣等感を加速させてる、なんか面白いな。弱気な自分と強気な自分両方が自分の中の劣等感を色濃くしてる。言葉にしてみて初めて気づいたかも。自分が負けず嫌いなの、もうあからさまやし隠せてもないけど、なんとなく"謙虚でいなきゃ"みたいな気持ちであまり前に出せてなかったから今回の投稿でいい気づきができた。

みたいなところで今回は終わりにしようかな。要点をまとめるのが自分の長所かもとか言いながらまとまりのない文章、でも自己分析するためには編集せずに、思ったまま書いたことを公開するのが大事かな?と思い無秩序な投稿です。これからの投稿もそうなるかと思います。毎度のことですがここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

전부 나라서 I don't wanna sacrifice
I'm living my life 원하는 건 다 가질 거야

The Great Mermaid by Le sserafim