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2023.8.24 茶道教室

本日は月に2回行われている茶道教室でした。
和菓子の名前は【夏菊(なつぎく)】です。
燦燦と太陽が降り注ぐこの真夏の太陽の下で、暑さに負けず元気に咲く様を思わせてくれる素敵な作品です。



夏菊と平茶碗



今回の茶道教室で登場致しましたのは、平茶碗です。

平茶碗(ひらちゃわん)は茶碗の形状がお皿のように平べったいことから、その名が付けられました。
また、夏に用いられる抹茶碗で夏茶碗(なつちゃわん)とも呼ばれています。

なぜ平べったいお皿(平茶碗)が夏に使用されるようになったかといいますと、広い口でお茶が冷めやすい形だからと言われています。
暑い夏は冷めやすい形の方が美味しさが逃げる前に頂けることから、使われるようになりました。
また、広い口の為お茶の水面も広く見え、この水面を池や湖に見立てる事ができ、涼しさを演出する事も出来る、という思いから主に夏に使われるようになりました。
※ただし、夏に平茶碗を使わなければいけない、という厳格なルールはありませんのでご注意ください。

戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍されたお茶の完成者である【千利休】は以下のように語っています。

「夏は、いかにも涼しきように。冬は、いかにも暖かなるように」

その時、その場所での相手の気持ちを察しておもてなしをする心が大切だと語っています。



いつも使用しているラウンジです。晴れの日にはここから富士山も見る事が可能です★


茶道の世界でも福祉の世界でも相手の気持ちに立って思いやる気持ちが大切なのは共通です。
茶道教室を通じて我々も常に勉強させて頂いています。
次回の茶道教室もお楽しみに★