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新月と名言と岸政彦先生(日記 12/13〜12/15)

12月13日(水)
今日は新月。願い事を今月も書く。目新しい願い事はなく毎月同じことを書いているけれど、それらが私の一番の願いなのだということがくっきりはっきりとするのでこの作業は気分的にもとても良い。

みかん類が美味しい季節となってきた。こちら瀬戸内に嫁いできて美味しいなあと思ったもののひとつが柑橘類。庭に柑橘類を植えているお家が多く、我が家にもはっさくの木がある。みかんは高根島のものが好きだ。酸味と甘味のバランスがいちばん自分の好みに合っている。と偉そうに言えるほどみかんのこと知らんけど。

コツコツと準備してきた生徒さんのクリスマスプレゼント。カードも一枚ずつ書き終え、今日は最後の袋詰め作業をする。ちょっとした文房具の数々ををひとつずつ詰めていき、Merry Christmasと書いてあるシールで封をする。部屋中に広げてちまちまと頑張っている私を見た夫が「昭和の内職みたいやのう」と言った。来週が今年のレッスンの最終週なので配る予定。


12月14日(木)

午前は義母の通院の送り迎え、その間に銀行へ行ったりドラッグストアに行ったり、いったん帰って週末の仕事の準備や晩御飯の仕込みをしたりと大忙し。

午後はずっとリモートでのお仕事。大勢の会議ではなく2人でのお仕事なので、発言のタイミングや長さに気を遣うことはない。いろいろいつも気づきを与えてくださる方で、今日も大変勉強になった。鋭い視点をお持ちの方なので自分の心の底にある意地悪な気持ちなども見透かされていてドキッとする。途中で猫のはなが乱入してきて画面の隅で体をずっとグルーミングしていた。

夜は録画しておいた「篤姫」の第2話を観る。ある発言を肝付尚五郎(のちの小松帯刀)に咎められた於一(おかつ。のちの篤姫)が

「私の心は私のもの。他の誰にも何者にも縛られはせぬ」

大河ドラマ「篤姫」第2話より

毅然と言い放つ。憧れる。かくありたい。「篤姫」の脚本の中には名言がいろいろあるなあ。


12月15日(金)

朝のウォーキングでたまにすれ違う名前も存じ上げぬ上品なご婦人がいる。愛犬みどが亡くなった後に出会った時に初めて話しかけられた。「あの可愛くて賢いワンちゃんはどうなさったの」と聞いてくださり、泣きながら話した。「いつもすれ違うたびに素敵なワンちゃんだと思って見てたのよ」と悼んでくださった。それからは出会うと言葉を交わすようになった。今朝は我が家の前でばったりとお会いして「うちはここなんですよ」と言い「ぜひまたお寄りくださいね」とお誘いした。なんだかこのかたといろいろお話をしてみたい。

岸政彦先生の著書が大好きだ。現在は「にがにが日記」(新潮社)を読んでいる。岸先生の日記を読んでいてこういうふうに日記形式で書きたくなり、私もnoteでこのように書いている。テンポが良くてユーモアがあって時々ホロリとするような文章、めっちゃ憧れる。今日も読んでいてその中で心に響いた文章があったので引用します。

「自分のエクストリームな体験や当事者性やアイディアで書けるのは最初の一冊だけ。あとは『型』と『練習』。音楽でも文章でも学問でも同じ」

「にがにが日記」岸政彦(新潮社)


夫がよく仕事帰りに甘いものを買って帰ってきてくれる。今日は八天堂のクリームパン。これ大好き。晩御飯を食べたのに我慢できずについ食べてしまった。もぐもぐ。

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