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北の病展~原点回帰~に出展します&第57回郷土作家アンソロジーに入選しました

新年初の投稿です。明けましておめでとうございます。(遅い)

今年は北海道十勝管内帯広市・十勝毎日新聞社主催の文学賞、第57回郷土作家アンソロジーの受賞式の参加から幕を開けました。
十勝で写真いろいろ撮影してきましたが、式の模様はさすがに撮影できないので、文章だけで失礼します。
受賞者のみなさん、審査してくださる先生方、十勝毎日新聞社のみなさん、明るく溌溂とした方々と楽しく歓談できました。ときに厳しい批評もいただいたりしましたが、それも今後の力としていきたいです。
本当にありがとうございました。
4回応募し、3回入選しており、それでも上出来なほうですが
次回応募する際こそは、目標は「最優秀賞」です。
2月18日の十勝毎日新聞に全文掲載される予定です。
機会があれば、帯広市図書館がやっている「市民文藝」にも
応募してみたくなりました。
十勝、帯広、いま文学が燃え盛っているエリアです。


さて、今回の投稿のメインは、これから始まる「北の病展~原点回帰~」出展についてです。


私は後期(2024年1月30日(火)~2月4日(日))出展です。

既に前期が始まっています。出展作家は完全入れ替え制です。
私も前期と後期、両方観に行こうとしています。
文章作品を展示する人はあまり多くはないかもしれません。(私だけ?)
多いのは写真、イラスト、立体作品などでしょうか。
それに音楽作品も。

この展示は「生きづらさ」というのがテーマになっています。
主宰者側の方々含め出展者全員が、何らかの「生きづらさ」を抱えています。
それは障害者手帳の出る生きづらさもあれば、名前のない生きづらさもあるし、ちゃんと働ける人もいれば福祉的な労働が精一杯の人もいます。
世間で「障がい者」と呼ばれて配慮を受けながら生きている人もいれば、呼ばれないけど何かしら人と違う人、生きづらい人もいます。
死にたい人もいれば、そういうのはない人もいます。
でも、みんなギリギリのところで生きています。そしてそれを作品にしています。

私は自分の生きづらさをまとめた詩「 #生きづらさ 」を書き下ろし、展示します。(ここにアップすると、せっかくの新作を誰も観に来てくれなくなるでしょうから、アップはしません。まずは会場にてお楽しみください。)
この詩は、「北の病展」にて初めて発表する事実上の新作となります。次に3月の「ぽえとる?」で恐らくポエトリーリーディングのための作品として初披露(初リーディング)。そこからの展開はこれからです。お楽しみに。

この展示にかける想いや、自分のやっている表現について、短い文章を寄せ合う企画を会場でやっているので、そこによせた文章を公開します。

「私にとっての生きづらさ」
朝伊ミチル

書店に並ぶ数多の「生きづらさ」をテーマにしたベストセラー小説に
「そんな嘘っぱちの作り物の甘ったるい『生きづらさ』なんかいらねぇ」
と反吐が出そうになる。
リアルで重く、容赦ない「生きづらさ」を発信していきたい。
書店に並んでいないなら、私が書く。


これが私の矜持です。
言うは易く行うは難し。
ですが、あえて言うことにしました。
この矜持に相応しい作品を世に問い続け、放ち続けていかなければなりません。

今回も作品数は多くないですが物販を出します。
去年の新作を出そうかとも思いましたが、せっかく「生きづらさ」に特化した場なので、自作の中で最も「生きづらさ」を強烈に描いたこの2作品にフォーカスして販売します。

PINHEAD


今でも仲間。ともに苦境を生き抜いた下田佳代子さん表紙

一昨年の文学フリマ札幌、東京、岩手にて大好評だった作品の第二版です。
精神科デイケアに通う三人の女性たちの「青春」ストーリー。ラモーンズの楽曲「PINHEAD」をテーマソングにして、ロックで、パンクで、クソな世界をぶっ壊そうともがき、あがき、そして世界にうちのめされる物語です。
本当の体験と、虚構とをギリギリのところで混ぜて書いてある、半自伝的作品です。(そのまま書くと病院や実在する人物との権利問題などさまざま発生するため、病院等と相談して許可を取りながら書きました。)
表紙を担当してくださった下田佳代子さんは、インスタグラムを中心に活動を発信し、マイペースでイラストの活動を続けておられます。
800円。


ユー・ノウ・ユア・ライト

大ファンのクリエイター、メガさんに手掛けていただいた表紙。

恐らく今まで10年近く続けてきてこれからも続けていく執筆活動の長いキャリアの中で、ここまでエグい、真っ暗な作品を書くことってあるのかな?(多分あると思うけど、今はまだない)というほど「なぜ生きる?」「強い怒り、衝動」「虐待」「犯罪」を描いた作品です。
幼い頃から父親に虐待を受けて育った少年の一生を描いたピカレスク小説。
誰からも愛される類の作品では決してありません。グロとか、同性愛とか、バッドエンドなんかが嫌いな人にはすすめません。そういうのが得意な人にはぜひすすめたいです。
表紙を手掛けてくださったメガさん(Twitter:@mmlabx)は、今回は出展されていませんが、過去に何回も北の病展に作品を出して私も共演させていただく機会がありました。現在は全国展開で絵を発表されています。
900円。

2作とも、そんなに多く数は持っていかないと思います。(具体的な数は会場を下見して判断します)売り切れたらごめんなさい。
ここに出した2作以外の作品で、文学フリマ札幌などに出した、ほかの作品に関心のある方、ぜひ欲しいという方はTwitterのDMなどで連絡ください。
また、私の発行した作品ではなく参加作品ですが、「ツヅル06号」や「詩誌フラジャイル第19号」も若干数、在庫あります。こちらも興味ある方はお声がけください。(ツヅル06号はちょっと行方があやしいかも。俊カフェさんの店頭や通販にてお買い上げいただくのが一番確実です。フラジャイルはAmazonなどでも価格が少し高くなりますがお買い上げいただけます)

期間中、何日か、会場の月宵堂さんに在廊したいと思っています。
平日1日(おそらく木曜か金曜の夜)、土日のどちらか(おそらく昼間)、をイメージしています。決まったらTwitterの方で発信していきますので、私と話してみたい方来ませんか(汗、話すのはあまり上手な方ではないですが……)
その際に「①②以外の作品に興味のある方」のニーズにも(あらかじめご要望があればですが)お応えできたらなと思っています。

ちなみに、通販サイト(BOOTH)も地味にあります。

送料とか、お互いの本名や住所がバレる、といったリスクもありますので、BOOTHの方が買いやすいという方はBOOTHにて、直接買いたいという方は今回のような機会によろしくお願いいたします。

なお、次回の出展・出店は、9月22日(日)の文学フリマ札幌を予定しています。おそらくはそれまで出展・出店関係はおやすみです。

みなさんこれからもよろしくお願いします。


いつの日か小説や文章で食べていくことを夢見て毎日頑張っています。いただいたサポートを執筆に活かします。