「どこで暮らし働くか」その② 働く場所の考察


前回に続き「どこで暮らし働くか」の2つ目。

働く場所の考察です。


私は今、住まいも仕事も表参道です。

ですがお客様に、「れいかさんの施術には1日かけて来るから、
鎌倉とか環境が良い場所でもいいんじゃないですか?」と言われたのです。

それを聞いて、「たしかに、表参道である必要もないんだよな」
というのはすごく思いました。

その前に、そもそも、整体やエステなどは場所が要る仕事です。

リモートでできるものではなく、対面しないと成立しない接客業です。

でもこれも思い込みといえば思い込みなんですよ。

レンタルサロンでもいいじゃないかと。

もしくは、お客様の家に出張するのでもいいわけです。

私も昔は、レンタルサロンを使っていましたし、
出張スタイルもやっていました。

脱毛器とか、痩身のエンダモロジーとか、
そういうエステマシンを使う施術系の場合は難しいですが、
私のようなオールハンド主義の施術の場合は、
本当は世界中のどこでもできます

だけど、やっぱり自分の場所がいいなと。

同じ場所に縛る理由というのを今から挙げてみます。

例えば、自分が整えた環境の場所でありたい。

直接お客様に触れさせていただくきお金をいただくわけですから、
どうしても良い施術をしたい
です。

お客様の家に出張する場合だとお客様自体は環境が変わらないので、
これから施術を受けるというモードになかなかならず、
日常の延長になってしまいます。

だけど施術を受けに行くモードでサロンにお越しいただくと、
身体を治しに来ているという感覚が強くなるので
モードもしっかり変わります。

私としてもお客様のお気持ちをいただいて、
快適な設備でありたいとか、
快適な空間を作るために場所の気を整えるとか、
家具やインテリアを整えるとか最大限頑張ります。

レンタルサロンだと理想的な環境を作れませんから、
自分のサロンを持つところに行き着きます。

あと、施術のお客様、長年の固定のお客様が、
なるべく通いやすい場所であり続けることも同じ場所にいたい理由
です。

場所が変わるのはお客様にとって負担になりますからね。

そして、お客様がいるということはスタッフが増えていくので、
ますますその土地から離れづらくなります。

私の場合は3歳の息子もいるので、
通い慣れた保育園がいいなと思うので、
環境を変えずに表参道にいるわけです。

だけど、表参道である理由は、
元夫の職場が表参道だったことだけなんです。

それに合わせて、表参道に私もサロンや事務所、
そして別居したてのときは離婚する気がなかったので、
同じ近所に住んでいたというでもあります。

でもこうなった今、表参道である必要はなくなったなと思います。

というわけで、この場所、ここでなくてはならないというところから
離れていくことも可能なのかなと感じました。

あと、私はずっと、パソコン1台で
世界中どこでもオフィスにできるという働き方に憧れがありました。

これは私の以前のホームページを作ってくれたデザイナーさんや、
さらに前のデザイナーさんも、
パソコン1個を持って世界中を飛び回っていたんですよ。

コロナでリモートワークが増えて、リトリートやマーケーション、
地方に住んで時々本社に出勤するだけに変えた、
という人がすごく増えましたよね。

いよいよ、働く場所が関係なくなってきたのです。

整体やエステ業というのは、
そこにシフトしづらいと思っていましたが、
どうにか考えて実現可能にできないかなと思います。

私の場合は施術家でもありますが講師業もやっているので、
その割合を増やせば可能になってくることなのではと思っています。

これを機に、自分にとって何が理想かというのを
掘り下げたいと思っています。

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(2022年8月16日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!