目の不調にも『右回りの法則』が効く!


プレミアム放送を含めて3回にわたりドライアイについてお話をしました。

プレミアム放送ではドライアイ専門の眼科医さんに登場していただいて、
専門的なアドバイスまでいただいて、
かなり濃厚なドライアイ対策についてお話できたかと思います。

ところが私、それ以降もドライアイが改善しない日々を送っていました。

もちろん、先生が教えてくださった
「目をしっかり温める」ができていれば改善していたのでしょうが、
日々忙しくて時間が取れなかったんです。

だからずっと目がしばしば。

朝も日中も目が開けづらい。

夜になるにつれどんどん目が開けづらくなってしまう。

そんな日々を送っていたのですが、
2021年10月29日の放送でお話をさせていただいた
私の整体の先生にお会いして、
ドライアイのことを話してご見解をいただいたので、
今回はドライアイ対策について、
整体界の王者ならではの対策をお話したいと思います。

先生もおっしゃっていましたが、
私と同じようなひどいドライアイ、
目の乾燥や眼精疲労に悩んでいる方が増えているみたいなので、
この話がお役に立てば嬉しいです。

先生にドライアイについて相談した私に、
開口一番、先生がおっしゃった言葉は
「眼球が飛び出ている」でした。

何それ?と思いますよね。
皆さん、鏡で自分の目を観察してみてください。

目の形、まぶたの上のしわの形。

そして両手を前に突き出して、手の指を上に向けてください。

このとき、腕の形はどうなっていますか。

曲がっていますか?ピンと伸びていますか?

これだけで、ある程度皆さんの姿勢の状態がはかれます。 腕を前に出しているときに肘が外側に曲がっている方は、
姿勢が前のめりになっています。

亀みたいに頭を突き出して、それを首で支える。

そうすると背骨が曲がって、骨盤が後傾してしまうんです。

そして私たちは常に頭上から重力を受けています。

この姿勢で頭の真上から重力を受け続けると、
前に押し出されるような方向に圧がかかってしまいます。

だから、頭の中の圧力が、
眼球を前に飛び出させるような方向に圧をかけてしまう。

もちろん、眼球とまぶたが突き出されるような刺激は、
目にとっても頭蓋骨の中の循環にとっても良くない。

つまり、頭蓋骨の中の圧力のかかり方が目に負担をかけていた

という話だったのです。
とても納得がいきました。
私は最近、ドライアイに加えてお腹がキリキリと痛かったんです。

以前の放送で、
バストアップのために胸のチャクラの循環を良くしたいけれど、
それ以前に姿勢が崩れ、
喉のチャクラとみぞおちのチャクラの循環が悪くなることで、
胸のチャクラの循環がうまくいかないという話をしたのですが、
先ほど言った姿勢が、まさにお腹のチャクラを潰す姿勢なんです。

だから、お腹も痛くなっていたのです。

全てに合点がいきました。

ドライアイは、涙が分別されづらくなる目の乾燥だったり、
乾燥しやすい季節のせいだったりします。

あと、目にも脂分が分泌されていて、
その脂を出すマイボーム腺の機能不全によって、
目の涙が蒸発しやすい状態になっていることが
直接的な原因と言われているのですが、
それを改善するには、
目から涙や脂などを分泌できる身体にならなくてはいけない。

だけど、悪い姿勢では、
永遠にそれはかなわないということなんです。

地球に生きている以上、
上から重力を受け続けていて、それを頭で受け止める。

だけど、受ける圧力の方向によって、
頭蓋の中の循環を阻害されてしまう。

そうすると、目の周りの分泌腺も詰まってしまう。

そういった根本的な原因に気づいたところで整体の登場です。

潰していた喉、みぞおち、胃、お腹をしっかり伸ばして、
そして背骨の延長線上にすっと立っている首、頭。

この姿勢を整えます。

そして最終チェック。

頭上からポンポンと頭を押すと、
最初は前につんのめっていた圧力の方向が真下にかかるようになって、
どこも潰れない状態を保てる姿勢になれるんです。

では皆さんも一過性ではありますが、
頭と首と、肩、みぞおち、お腹、骨盤を一直線上に置いてみてください。

そして深呼吸をして、ひとまず身体を循環させましょう。

大きく吸って吐いて。

このとき吐く息が背骨のてっぺんから尾骨まで通るようにイメージして、
身体の循環を作ります。

そうしたら、最初にチェックした眼球に
もう一度触れてみてください。

先ほど目が飛び出ていた人も、
もしかしたら引っ込んだことが実感できるかもしれません。

そして鏡を見て、目がシュッとしていたり、
目の上のしわの感じが変わっていたりしませんか?
あとは、上からポンポンと押す。

あごが前に突き出すように動いていた顔の形も、
しっかり身体の中に圧が吸収される方向性に
変わっているのではないでしょうか? この姿勢だと、頭の中の循環が崩れないので、
目の周りの分泌腺をふさぐこともなくなっていきます。

そうすると、涙や目に必要な脂分、
これらが出やすい状態を保ちやすくなるので、
ドライアイや眼精疲労が起きにくくなるというわけなんです。

やっぱり身体を軸から整えておくことは大事だと改めて思いました。

そして、これはいい姿勢を無理やり作っていただいたわけですが、
日ごろから亀のように頭を突き出して背骨を丸めた形を続けていると、
その形に固まってしまう
んです。

そして、そのまま無理やりいい姿勢を取ろうとすると、
首に無理強いをさせてしまうんです。

いい姿勢をとっていても、歪んだまま首を立てようとすると、
それは逆に歪んだまま立っているだけになってしまいます。

そこで、2021年10月29日の放送でお話した
「右回りの法則」で暮らしていただきたいのです。

やっぱり原点はそこでした。

簡単に言いますと、
椅子に深く腰をかけてしまうと悪い姿勢になってしまうので、
椅子に限りなく浅く腰掛けます。

そうすると不思議なのですが、みぞおちを潰さない姿勢になれるんです。

力を抜いても、身体の中循環を阻害しづらい姿勢が保てるのです。

だから皆さん、寒くなってくると
余計に深く腰掛けてしまいがちですが、浅く座ってください。

そして、右回りの補足は全身の様々な不快症状や不調が整っていくので、
10月29日の放送を改めて聞いてみてください。

というわけで、私はこれから皆さんの耳にタコができてしまうぐらい、
頻繁に「右回りの法則」を連呼していくことにします。

浅く椅子に座って、おへそを右に向けて、
右回りの姿勢を意識して生活をしてみてください。

潰してはいけないのは、喉とみぞおちです。

▼音声で聴きたい方はこちら


(2022年9月27日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!