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THE GREATEST SHOWMAN…この映画の音楽に、こんなに心をもってかれる理由

どうしてこんなに、この映画の音楽にこんなに心をもってかれるんだろう。。と不思議だったんだけど、何となくその理由が分かりました。
 
最近のミュージカル映画という意味では、LA・LA・LANDOも面白かったし、むしろ「映画として」評価されたのがLA・LA・LANDOであるというのもよくわかるんですが、音楽に関してはまったく比較にならないほど、この映画に軍配が上がるんです(あくまで個人の感想です)。
 
この映画の音楽は、どの場面においてもとてもストレートで、登場人物たちの物語にしっかりと組み込まれたものなんですよね。喜びや、悲しみや、祈りが、にじみ出るように表現されていることが、とても重視されてるように感じるんです。
 
きっと、音楽って、そういうところから始まってるものなんじゃないかな、と。
喜びや、悲しみや、祈りが、にじみ出た結果、音楽になり歌になった。言葉なのか歌なのかの境目なんてきっとなかった。語るように歌い、歌うように語り、分かち合ってきた。
そんな音楽のもともとの姿(推測ですけど)に、とても近いんじゃないかなぁ。
 
しかも全編に渡って流れているのが「生きる喜び」「人類の祝祭」だから、よけいにガツンと響いてくるんだ。
そんな気がする。
 
音楽との付き合い方に、実はいまちょっと変化が起こってる感じがあるんですが…きっと私は、言葉を紡ぐように…自分の毎日から生まれた様々な気持ちがにじみ出るような、誰かと想いを分かち合えるような、生きる喜び(悲しみも内包した広義の"喜び")を称えるような、そんなものであってほしいのかもしれないな。

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