あさこはん

1983年生まれ。中国で不妊治療をしています。人工授精1回、体外受精1回、着床と流産を…

あさこはん

1983年生まれ。中国で不妊治療をしています。人工授精1回、体外受精1回、着床と流産を経験しました。私が経験した不妊治療についてお話します。

最近の記事

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私の不妊治療の話。

最近有名人の方が続々と不妊治療の経験を発信されていますよね。 少し前までは「〇〇歳で妊娠した!」という報道しかされなかったので、世間は「結婚したら当たり前に妊娠できるんだ」とか「そんなに高齢でも妊娠できるんだ」という「誤解」をしてしまっていたように感じます。 有名人の方って我々一般人よりも若い頃から多忙で不規則な食生活・生活習慣を送っているはずで、そんな人たちがいとも簡単に妊娠しているように感じてしまうんですよね。 私もご多分に漏れず、35歳を過ぎていましたが、避妊さえし

    • 【移植第三章最終回】着床ならず

      1月1日は判定日でした。 フライング検査はしていたので、結果はすでにわかっていました。 グレードはよくなかったとはいえ、2個も移植して着床しないなんて本当に衝撃的でした。 今回の移植までは精神的にも安定していたし、移植の後には仕事は入れずゆっくりできたので、母体の受け入れ態勢としてはもうこれ以上できることはなかったのです。 まさしく「人智を超えた」と思いました。 年齢も年齢だし、染色体異常の卵の割合は高いと思います。 正常な卵に出会えればいつかは妊娠できるのでしょう。

      • 【移植第三章#6】移植

        前日の19日に超音波検査で移植OKが出て、20日に無事移植をしてきました。 生殖医学科の手術は、まずは採卵が行われ、次に移植、というスケジュールにいつもなっていて、この日はなんと採卵8人、移植8人(旦那情報)という激混みの日でした。 ちなみに全て同じ手術室で行われるので、手術台で小休憩とは行きません。 また、休憩用のベッドもエレベーターホールの半分を衝立で仕切って作られた空間にぎゅうぎゅうに詰められて並んでおり、普段なら朝から一つ占領していても大丈夫なのですが、この日は採卵

        • 【移植第三章#5】移植します

          14日に内膜の状態を見てもらいに再び病院に行ってきました。 PRP治療をしたのですが、全く内膜が厚くなっていなかったので膣剤を追加しての再チャレンジです。 結果は 変わってねえ。 おそらくこれ以上延ばしても結果は変わらないだろうということで、転化に踏み切ることになりました。 が、しかし、実は別の問題も発生していました。 旦那、39度の熱を出す。 こちらでは色々な感染症が流行っており、もし旦那さんが何かの感染症であれば私も感染している(する)可能性が高いので、その場

        • 固定された記事

        私の不妊治療の話。

          【移植第三章#4】まだまだ続くよ病院通い

          8日に急遽PRP治療をした後、特に体調を崩すこともなく病院へ行って血液検査とおりもの検査と超音波検査を行ってきました。 診察室に呼ばれ、先生が「まだ足りないですね。」 ふと先生の前にあるカルテに目をやると、内膜の状態の記録が。 PRP治療前 7.5A → 今回 7.5A 少しも変わってない…だと? この7.5Aがどの程度の内膜の厚さを示しているかはわからないし、毎回内膜の厚さが何センチで〜という話はされないのですが、数値が変わっていないので間違いなく私の内膜には変化

          【移植第三章#4】まだまだ続くよ病院通い

          【移植第三章#3】いきなりのPRP治療

          移植のための病院通いが始まりました。 初回の病院から10日後の12月8日に2回目の病院へ行ってきました。 この日は超音波検査をやって、うまく行けば転化(薬を増やして移植へのカウントダウンが始まる)かなと思っていたのですが、先生から移植はまだ早いとの話があり、内膜の状態をより良くするためにいきなりPRP治療をすることになりました。 病院から帰ってきてから詳しく調べたのですが、PRP治療とは、血液から高濃度の血小板を抽出し使用する再生医療だそうです。 子宮内膜の厚さが十分でな

          【移植第三章#3】いきなりのPRP治療

          【移植第三章#2】移植期始まる

          11月28日に病院へ行ってきました。 最近は、生殖医学科がさらに混むようになった気がします。 さて。 超音波検査をして問題なしだったようで、看護師さんからプロギノーバを一日2回、一回2錠飲むように言われました。 前回までは一回3錠でした。 次回は10日後の12月8日に再度超音波検査です。 これも前回までとは違う展開です。 実はこの日は先生に会っていないので、どうして前回と違う展開になっているかは定かではないのですが、全て前の周期に排卵をコントロールする注射を打ったためだ

          【移植第三章#2】移植期始まる

          【移植第三章#1】病院へ

          今日から移植第三章、始まります。 2回目の移植がうまくいかず勧められた子宮内視鏡の検査を乗り越えて、ようやく3回目の移植に挑みます。 3回目の移植は残り2つの胚盤胞を一度に子宮に戻します。 特にこちらから要望したというわけではなく、凍結する際に病院の判断でグレードの一番低かった2つをまとめて凍結したとのことでした。 よって自動的に次の移植は2つまとめての移植になります。 だだ、この2つの胚盤胞のグレードが低いことと2回目の移植がうまくいかなかったことを踏まえて、先生から

          【移植第三章#1】病院へ

          【移植第二章#10】子宮内視鏡の結果

          目視で見られる検査の他、組織の検査も同時にやってもらっていました。 その結果が出たので先生に話を聞きに病院に行ってきました。 組織の検査結果はというと、 CD138陽性細胞は陰性、耐酸性染色?(検索してみましたがよくわかりませんでした)も陰性でした。 細菌の検査はなかった?みたいです。 先生からも「問題ない」という言葉をいただきました。 ただし、内視鏡検査で見られた「充血」と組織の検査結果にズレがあるということで、ドキシサイクリン塩酸塩錠を処方されました。 これは子宮内膜

          【移植第二章#10】子宮内視鏡の結果

          【移植第二章#9】子宮内視鏡

          2回目の移植が失敗したということで子宮内視鏡手術を受けることになりました。 なにか治療が必要になったときのために早めに受けたいと思っていたところ意外とすんなり手術の予定を入れてもらえ、先日受けてきました。 全身麻酔だったのでどのような手術になったかはわからないのですが、内視鏡検査自体の結果としては 「内膜に充血が見られた」 「ポリープが見つかった」 でした。 充血に関しては10日後に組織の検査結果が出ることになっているので、そのときに合わせてどういうことなのかのお話があ

          【移植第二章#9】子宮内視鏡

          【移植第二章#8】今後の予定

          9月18日に2回目の移植をしましたが、今回は残念ながら着床せずに終わりました。 この結果を受けて、子宮内視鏡手術を勧められ、この手術を受ける予定になっています。 初めにこの手術について聞いたとき、金曜日の午後しかやっていないという説明だったため、仕事の都合上すぐに受けるのは難しいと考えていました。 しかし、実際は火曜日の午前中にこの手術をしているということだったので、それならば大丈夫ということで手続きに入りました。 ただ、他の手術が多い場合は予定を入れられないようです。

          【移植第二章#8】今後の予定

          【移植第二章+】話し合い

          着床しなかったことが確定した日の夜。 すでにショックから立ち直っていた私たちは今後について話をした。 自分でも気づいている自分の性格。 人生を難しく考えすぎている。 人生を真面目に考えすぎている。 効率よく上手くやろうとしすぎて遊びが全然なくなって、結果的に全く毎日が面白くなくなっている。 旦那さんがよく言うのが、 「40歳過ぎてからでも産んでる人たくさんいるよ」 これって妊娠出産を真剣に考えてきた私にとっては 「男は産まないからそんなことが言えるんだ」 「できるだ

          【移植第二章+】話し合い

          【移植第二章#7】着床ならず

          今日運命の判定に行ってきました。 結果は陰性。 いやいや、実はすでにフライング検査をしまくっており、すでに心の準備はできておりました笑 と言っても、3日くらいはかなりの葛藤がありましたが。 だめだった原因は何だったのだろう…。 とにかく、 不妊治療、むずっ! と叫びたくなりました。(←何回目 さて、病院での話です。 ホルモン補充の薬は飲むのを止めると2,3日で生理が再開するとのことでした。 また、着床しなかった原因を探るために、子宮内の細菌や炎症の有無を調べる麻酔を使

          【移植第二章#7】着床ならず

          【移植第二章#6】2回目の移植

          9月19日、ついに2回目の移植の日を迎えました。 いつもなにかある日の前日は睡眠が浅くなったりなかなか寝付けなかったりするのですが、不眠に対する対処方法が身につきつつあるおかげか、今回は早起きで絶対的な睡眠時間は短かったもののしっかり寝ることができました! 当日は朝8時半ころに病院へ行き、9時頃から水を飲むように言われました。 移植のときは尿が溜まっている方がやりやすいのだそうです。 子宮の揺れを止める注射は手術の前に打ってもらいました。 前回と違ったのは手術数が多かった

          【移植第二章#6】2回目の移植

          【移植第二章#5】移植直前の病院

          3日前に「転化」をし、本日16日にいよいよ移植直前の検査に行ってきました。 一度目の移植の直前の検査では特に何もなく翌日に移植に至ったわけですが、今回は「子宮が揺れている」と診断されました。 どうやら内膜が危ういというようなことではないらしいのですが、その子宮の揺れを抑えるためにフロログルシノールという注射を処方され、今日から5日間連続で打つことになりました。 この注射を処方されたのは初めてです。 主治医は特に心配することでもなく、移植は問題なく行うということでした。 グ

          【移植第二章#5】移植直前の病院

          【移植第二章#4】4回目の病院

          9月11日に4回目の病院に行ってきました。 予想(確信)では今日の結果でもう後戻りはできない「転化」を言い渡される予定でした。 しかし、あと2日今の状態を維持し、2日後の13日に「転化」、16日(土)に最後のチェックをして18日(月)に移植というスケジュールになりました。 これはおそらく土日の移植を避けたものと思われます。 予定がいっぱいだったのか、先生が自分でやりたかったのかのどちらかかなと思いましたが、決まってしまった以上は仕方がありません。 よって(?)「転化」はお墨

          【移植第二章#4】4回目の病院