カオスな庭、お供はニワトリ 4月25日(火)
「色々な木を植えるといい」
緑に勢いが増してきて、庭のあちこちに花が咲く。
花より団子(野菜)、と思っているけど、やっぱり花が咲くとうれしい。
2年前、この土地に越してきた当時は「果樹をいっぱい植えよう!」と食べられるものにしか興味がなかった。そんな私たちに、「果樹だけでなく、色々な木を植えるといい」と教えてくださった方に、あらためて感謝。
秋まきの野菜も、刈り取らずそのままにしておくと花が咲く。食べるだけではなく、花としても楽しめるのがいい。
野菜もいろいろ!
他の人が見たら、「雑多な庭」という印象を受けるだろうが、いろいろ野菜も作っている。畝(うね)はあまり立てずに、あちこち適当に植えているので、かなりカオスでわかりにくいけれど….
お供はニワトリ
庭しごとをしていると、ニワトリのシロが近くにやって来る。土を掘り返したところにどうやらエサがあるらしい。
通りかかったご近所さんの車が止まったかと思うと、おもむろに窓を開け「お供がおるねえ!」と声をかけてくださる。なんとのどかなやりとり…!と町育ちの私はその一言に感激してしまう。考えてみれば、平日の午前中、ニワトリと一緒に庭にいる時点でのどか以外のなにものでもないし、そうとう暇に見えるにちがいない。しかし、じつはいろいろ積もった仕事からの逃避だったりもする(帳簿とか、原稿とか…)。いや、逃避だなんてネガティブにとらえることはない、「仕事前の軽い運動」ということにしよう。問題は、「ちょっと5分だけ…」のつもりで庭に出たら最後、1時間があっという間に過ぎるということ。
それにしても、どうして土に触れるだけでこんなにも満ち足りた気分になるんだろう。芽がでた時は歓声をあげるほどうれしいし、茂った草を刈れば、そこから風が一気に吹き抜ける。庭はいつでも新鮮な姿を見せてくれる。そして、自然はいつでも流れのままに。わたしもそんな風にやっていこう、人間なりに、と思う。
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