見出し画像

となりの「美しい」と、どう違う? - 広告格言と今 vol.1 -

コピーライティングにおいて”形容詞”を使うときは慎重になる。
具体的なデータや事実を伴わない形容詞は、主観的であいまいになるからだ。
そもそもその「美しい」や「おいしい」をどう表現して他者と差別化するかが広告クリエイティブの本質であり、
安易に使うことは、文章の受け取り方を読者の主観に委ねる、いわば言葉の責任放棄ともいえる行為
。コピーライターの成長過程では、形容詞は使い方によっては文章を腐らせてしまうと教わるのだ。

ここで話しは、避けて通れない”新しい生活様式”へ
自然と耳にしたニューノーマルって言葉。
不思議な耳障りでなぜか気になってしまった。
人類の論争が果てない不毛な議題の代表格<ふつう>に
新しい>が重ねられちゃったら、前述の規定に照らせば、
あいまいの霧が濃すぎてホワイトアウト。
でもその一見ナンセンスな表現が面白いなと
気になっていたらいつの間にか好きになっていた(青春)。
そして、なんでこんなにニューノーマル好きなんだろうと
思ってずっと考えていたら(夢中)

広告における形容詞が読者の主観に任されるように、
時代によって放棄されたあいまいで不確実な
次の普通=ニューノーマルは、
時代を生きる僕ら自身ですべて自由に想像できる(青春)
からなんじゃないだろうかと。

そう、あいまいで不確実な時代だからこそ、
答えなんてありゃしない、
自分が感じたまま、直感で生きていい時代なんだと思う。


画像1


++
突然ですがこのnoteは
Facebookでいただいた「ブックカバーチャレンジ」にチャレンジ感が足らない問題に端を発した、自分の心へのアイスバケツチャレンジを兼ねたいわば、「ブックカバーチャレンジチャンレジ」のモチベーションにより運営されています。
船出にあたって「何か企画を」と苦し紛れに考えたのが、広告・デザイン業界の成長過程でよく見聞きした広告格言を通して、今の世(ニューノーマル)をつぶやく『広告格言と今』です。第一回目の本日は「形容詞が文章を腐らせる」でした(タイトルバナー手こずってたら深夜)。
ブックカバーチャレンジって7日間続けなきゃいけないでしょう!?
やばやばどうしよう。同業者は広告クリエイティブあるあるを今すぐください土下座。

<広告格言と今>今後のテーマ候補
・広告は誰も見てくれない。
・目線の順を考えろ。
・1枚の絵で考えろ。
・ラジオにすべてがある。
・写して型にしろ。
・短さは強さ。


#ブックカバーチャレンジ #ニューノーマル #地方創生 #コピーライター