「図書室の君へ」について

「図書室の君へ」
・24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」のカップリング
・メンバーは4期生(新4期加入前)、センターは掛橋沙耶香
・作曲は杉山勝彦さん

 「図書室の君へ」についての文章と見せかけて、ほぼ関係のない話をします。

 突然ですが、「あなたにとってアイドルとは?」と問いかけられたとしたら、「自分の世界を外に拡げてくれる存在です」と答えます。人を好きになるということは、その人のことを知りたい、その人の好きなものを知りたいと思うことだと思っています。

好きになるっていうのはその人のことをもっと知りたいと思う気持ちのことだ
だから、僕は君のことをもっと知りたいと思った

「図書室の君へ」より

 これはごく個人的な話ですが、認知だとか接触だとかに全く興味がないので、握手会というものに行ったことがありません。ミーグリも。健康上の問題がなく、不要なCDを買わなくていいなら、一回ぐらいは行ってみたかった気もしますが、まぁ遠くから、画面から眺めているだけで十分だと思っています。
 これまで最も乃木坂46のメンバーに近づいたのは、卒業後にはなってしまいますが、深川麻衣さんの主演映画の舞台挨拶を観に行った時、ちょうど座っていた通路際を通ったときですね。これは1m無かったです。どうでもいい話でした。

 じゃあなぜアイドルを応援しているのかというと、単純にかわいいから元気をもらえるからというのと他に、頭で述べた理由があります。メンバーがブログやモバメで、「好きな歌手は○○です」とか「○○という映画を観て面白かった」とか書いていたら、聴いたり観たりしてみたくなりますよね。そこから実際に好きになって自分にとっての世界が拡がる。たぶん、その人を追っていなかったら知らなかったままであろう世界に手が届くようになる。

 例えば今現在舞台演劇に興味を持っているのは、井上小百合さんの影響が大きいと思います。庭園巡りを楽しんでいた時期は六義園や清澄庭園によく行っていました。他に、北野日奈子さんの影響でマーベルスタジオの映画にすっかりハマりましたし、動物愛護に関心をもっていろいろ調べていた時期もあります。
 もちろん外の世界の縁に手をかけたけど、繋がらなかった例もたくさんあります。北野日奈子さんがどれだけ好きだと言ってもyoutuberには興味ゼロですし…

 世界の拡がり方は一段階ではありません。最初にメンバーが出演する舞台を観て、舞台自体に興味をもって、次の段階では、知っている俳優さんが1人もいないような舞台を観に行って、その舞台に出ていた俳優さんを好きになって……と蜘蛛の巣が大きくなるように次々に拡がっていくこともあります。自分のような人がいるから、アイドルは業界にとって大きな存在なんだろうなと思います。悪く言えばいわゆる客寄せパンダですが、そういう理由でキャスティングされることも多いんでしょうし。
 ミュージカル界にとっての生田絵梨花さんは、実力ももちろん認められていると思いますが、それ以上にとんでもない影響力を持っているんだろうと想像できますね。そりゃあ大事にされるだろうと。

 せっかくタイトルに置いたので本の話もしておきます。読書は元々趣味なので、アイドルの影響で新たな世界を知るということはあまりありません。齋藤飛鳥さんが昔、貫井徳郎の小説をよく読むと発信していて嬉しかった記憶があります。『乱反射』はぜひとも多くの方に読んでもらいたい作品ですね。最近は秘密主義なので少し淋しいです。鈴木絢音さんや遠藤さくらさんなど読書好きなメンバーはいるので、差し支えない範囲でできるだけ発信してほしいなと思っています。

 とりとめのない話になりました。

 要するに、アイドルは架け橋になる存在だということを言いたかったのです。
 おやすみなさい。


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