うと

こんにちは。薬剤師として10年が経ちました。薬局務めです。本を読んだり研修会に参加した…

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こんにちは。薬剤師として10年が経ちました。薬局務めです。本を読んだり研修会に参加した自分なりの疑問と記録をしていこうと思っています。夢はドイツの建築物のような薬局で遠くからも立ち寄ってもらえるような薬局を作りたい。趣味はピアノ、筋トレ、ランニングです。

最近の記事

フェログラデュメットとフェロミア

高齢の女性患者さんにフェログラデュメットが処方されていました。うちの薬局で頻繁に出るのはクエン酸第一鉄(フェロミアGE)。 時々、隣の内科は事務さんが規格間違え等や頭文字で入力して全然違うものが処方されていたりするので在庫にないものは要確認です。 フェロクラデュメットはうちでは他院が訪問している施設の患者さんに出てるので在庫はあります。 医師もフェログラデュメットで処方とのこと。 フェロミアと真っ赤なフェログラデュメットの違いを知らないと! フェログラデュメットって

    • 本を読んで思い出したビンボー期

      今日は薬学とは離れて、子供の本を読んで。 タイトルは「8月のひかり」 7人に1人はこんな貧困な生活を送っているといいますが私の幼少期も少しリンクするところがありました。 親は共働きで家にいないので鍵っ子(学校から帰って自分でカギを開ける)でした。おやつは置いていなくて、みそ汁用の鰹節やイリコをかじっていました。時々、枝豆が茹でてあると嬉しかったものです。 親がおらず、兄もどこかに遊びに行ったのか家も開いておらず、犬小屋で暖をとっていたこともありました。 夏の学校のプ

      • フォルテオ皮下注キットの室温保管

        自薬局にフォルテオ皮下注キットが在庫している薬剤師なら、ピン!とタイトルでキテると思いますが、フォルテオはヒト副甲状腺ホルモン(PTH)でタンパク質でできているので、 2~5度の凍結しない、冷所保管。となっています。 広域の患者さんの処方箋をFAXでもらい調剤して監査後、患者さんが処方箋を持ってくるまでの時間にタイムロスが生じますが、その間我々薬剤師は薬を適切に保管し、かつ投薬時に適切な保管についてもお伝えしなければいけません。 が、今回薬局内で起こってしまったのは、患

        • ベルソムラ飲んでますが風邪です。

          最近は風邪で抗生剤を出さないところも増えてきているといいますが、私の門前の先生はやっぱり風邪にはクラリスロマイシンにポンタールカプセル、トラネキサム酸にムコダイン!!この3種の神器がお気に入りです。 ブロチゾラムがあんまり積極的に出せなくなったから、先生も去年くらいから、ロゼレム、ベルソムラに切り替えています。 まぁ、患者さんは「これ全然眠れんうえ、夢で追い掛け回されたばい!」とご不満な方多数・・・ 悪夢を結構みると電話がかかってきたこともあったなぁ・・ まぁ、最近ベ

        フェログラデュメットとフェロミア

          薬の違い、PPIとH2ブロッカー

          前回PPIで下痢になるっていう話を作用機序からそうか~!と頭にピコン!と電球ついたんですが、 じゃあ、PPIとH2ブロッカーの違い。患者さんには胃酸を抑えて痛みをとったり、逆食の不快症状をとりますよ~というのだけれど、同じ疾患に対する治療薬のこだわりポイントってなんですの? 新薬の勉強会でも思うんだけど、どこがどーいのさ?副作用の点?使える疾患が多い?腎機能、肝機能数値が落ちているときにハラハラしなくていい・・・色々あるけれど、 前回のPPIの下痢って比較的起こっている

          薬の違い、PPIとH2ブロッカー

          胃の薬、タケプロンで下痢?

          タケプロンで何か不具合・・というと粘膜や目の充血などの中毒性表皮壊死症(TEN)が一番先に思いつく。けれど、皮膚科にいても症例にあたったことはない。 タケプロン単剤で下痢が~と言われたら中止して様子見てくださいというけれど、高齢の方で単剤服用はまずないですねぇ。 下痢が続いていると言われたら薬剤師として真っ先に思いつくのが抗生剤。そして今回のPPI,H2ブロッカーは有名らしい。ひー!薬剤師として必須項目かもしれない~。 ほかに下痢を副作用とする薬剤はセロトニンで副交感神

          胃の薬、タケプロンで下痢?

          薬剤師の本棚

          こんにちは。そして初めまして37歳です。病院を始めに1年ほど勤め、その後、薬局薬剤師として10年以上経ちました。在宅医療をがっつりやっている店舗に配属され次は皮膚科と内科、眼科が集まる薬局で処方箋月5000枚のところでてんやわんや。 次は整形と内科の門前薬局でおじいちゃん、おばあちゃんがひしめき合う、これまた激務な職場。 日々淡々と過ごすわけにはいかない。時間は作るもの。薬剤師はただ薬渡すだけなんてそれは違う。そのためにもいつでも患者さんを助けられる知識の本棚、そして引き

          薬剤師の本棚