関わっている友人が何人かいることもあって、久々にこういうイベントに参加してきました。

参加希望の方はこちらより（なんと無料ですよ）

前提として、わたしの属性をお伝えしておくと

• このnoteはPRではありません。書きたいから書いてます。

• 月経に関する諸症状を緩和するために、10年以上低用量ピルを服用中

• PMSは生理痛はあるものの、経血は少なめ。そのため、経血吸収ショーツにはあんまり興味なし

• 生理用ショーツや月経カップは、たとえ自分のものであっても血のついたものを使い回すのはちょっと…ということで使わない派

って感じです。

近年、Femtechが盛り上がってるな〜と思ってはいたんですが、そりゃそうですよね。働き盛りの女性が、妊娠していない限り毎月起こるイベントだもの。市場として安定。女性が社会で活躍することがデフォルトになりつつあるからこそ、そこに並走するプロダクトやサービスになりたいと考える会社が出てくるのも不思議はないのかな、と。

ただ、従来のナプキンやタンポンを超えるようなアイテムが出てきたのかというと、わたしが思い浮かぶのは月経カップくらいかな。
ただ、あれもシェア率でいうと全体のどれくらいなんだろう？という気はしています。

そんなことを考えながら、レセプションを終え会場内へ。

いろんな企業さんの、紹介ブースがあります。
こちらは、パラマウントベッドさん

こちらは、サブスク＆コミュニティのサービス

ここのブースで、わたしが一番気になったのはTOTOさん
ビデの啓蒙をされてました。

みなさん、ビデって知ってますかね？ウォシュレットのトイレの表示にある、おしりと、もうひとつあるのがビデ。膣周囲を洗うやつです。男性用のウォシュレットトイレにビデ表記があるかはわからないんですが……どうなんでしょう……

ちなみに、わたしは使ってる派。流水下で洗うのが一番清潔だというのが自論です。手洗いのnoteでも口酸っぱく言っているのでどうぞ。

最新型に近い便器も展示されてました。

ビデを体験できるトイレを設置してくださっているとのことで、わたしも早速やってきました。

ビデをあててるあいだの時間って虚無ですよね。

アンケートに答えて、光る（！）トイレキーホルダーをいただけて大満足でした。
（数に限りがあるそうなので、欲しい方はお早めに）

続いての会場で気になったのは、サラサーティさんのコーナー
経血ではなく、おりもののためのアイテム。ということは、閉経したあとの女性も使っているはずで、おそらく使用している女性の年齢が一番幅広いプロダクトなんじゃないかと思います。

吸水プラスとの表記がある商品もありますが、これは尿失禁の丁寧な言い方ですね。尿漏れするあなたへ！なんてコピーじゃ、わたしたちの世代には売れないはずなので。

経血とおりものと尿、出てくる場所が近いので出てくるものの性質も似ているように思われますが、全然違いますからね。そういう意味で、吸収する側はめちゃ大変だと思います。

わたくし、ワイド＆ロングを愛用中なこともあって、他の商品もじっくり見ちゃいました。いきつけのOKストアでは、こうやって商品を見比べられないので。

男性には抵抗があるかもしれませんが、おりものの量と性質をあらわしたものが展示されていてよかったです。ほんと、パレットに出した絵の具みたい。多種多様なものがひとつの膣から排出されるんですよね。ふしぎ。

こっちは、匂いの展示も！！（一番テンションのあがった展示だった故）

個人的に、臨床で嗅ぐスメルの1/10以下って感じなので大丈夫です(何が)
くさいというよりかは、うん…こういう匂いするよねって感じでした。

こっちは、コンドームで有名なサガミのブース

ここで気になったのは、タイミングエイドって商品

膣内射精が難しい人や、なかなかタイミングが合わないけど子どもを望んでいる人のために、自身で精液を採取し注射器みたいなものに注入して、それを相手の膣内に挿入し受精を試みるといったプロダクト。すごいよね。

タンポンの先にバルーンカテーテルみたいなチューブがついていて、それを膣内、長さ的に子宮口の手前まで入れるという仕組みになっているそう。

医療機器ではないため、普通に生ゴミみたいに捨てて大丈夫です！って言ってたお姉さんのセリフが好きでした。たしかに、生ゴミだよね。精子、生きてるもんね。

医療機器じゃないものを膣内にいれて大丈夫なの？という意見が聞こえてきそうですが、そもそも誰かの陰茎のほうが清潔レベルでいったら不潔なんですよね。ちゃんと個包装になっているこういう商品のほうが雑菌やウィルスでいったら少ないと思います。

法的な扱いも、布ナプキンと同じような感じじゃないかな。こちらが販売した布を、ユーザーが自ら陰部にあてているだけという立て付けというか。このプロダクトも、こういうアイテムをユーザーがそのように使っただけ、という立て付けなんだと思います。普通に、お風呂でピストルごっこみたいに遊んでもいいわけですしね（よくない）

ここからは、気になったものをキャプションメモで。

医療にも関わる部分があるので商品化するのが難しい分野でもあると思うけれど、わたしは市場化していくことに賛成派。どんどん競争して、いいサービスやプロダクトが生まれてほしい。そして、イヤイヤな気持ちで痛い＆つらい治療にお金を使うんじゃなく、自分の意思で使いたいところにお金を使うような女性が増えて欲しいなと思う。

くわえて、女性の性の悩みがこれだけ市場に出てきたんだから、男性はまだなんですか？とも思ったね。バイアグラを半年で認可して医療品として販売してるくらいだもの。AGA治療薬だって、みんなもっと認可してほしいんじゃないの〜？そういう声は、あげないわけ？？

ここからは余談。

高齢者のおむつにもこういうイベントがあってもいいのにと考えましたが、そもそも流通や供給が安定しているし、これから無理に認知を広げなくても勝手に（病院やケアマネージャーが）広まっていくので、開催されることはないんだなと悟りました。

おむつ博覧会、やってほしいよ〜！！（叫び）

2月11日の日曜までやってるイベントなので、気になる方は予約していってみてくださいね。