人に「聞く」ということ。
こんにちは、エステサロンSUHADAのエステティシャン・美容家の永松麻美です。
エステ歴も長くなり、気付けばリアルの場で、SNSの中で「いつか開業したい!」「美容を仕事にしたいんです」など相談や質問をいただくことも増えてきました。
この記事は一般のお客様や、肌で悩んでてメッセージをくれる人向けではなくあくまで「エステを仕事にしたい」「いつか開業したい」と思っている人向けです。
ちょっとだけ厳しい内容もあるかもですが、「これ私のことだ・・・」と思ったら凹まずに次から意識してみてください。
きっとあなたの役に立つ…かもしれない。笑
夢をもった方からのコンタクトは嬉しい!
私自身がそうでしたが「経験している人に聞く」「憧れの人に聞く」「自分にとっての夢を実現してる人に聞く」って勇気がいります。
直接会ったことがないなら、特に。
それを乗り越えてメッセージいただくのは、素直に嬉しいです。
そして、実際に自分の夢を実現してる人や、活躍している人と直接コンタクトをとるのはモチベーションが上がったり、学びやヒントがあったりします。
私も、開業を夢に描いた若かりし頃(笑)、SNSを通じてや、知り合いを通じてそういった人生の先輩方とコンタクトを取ったりしました。
そして今は、逆の立場になり、昔の自分のような方からSNSを通して連絡や質問が入ることも多いです。
もちろん全てにお返事できないこともありますが、嬉しいです。
嬉しいです、自分の大好きなエステの仕事に興味持ってもらえて。
嬉しいです、たくさん美容の仕事をしている人がいる中で、私に連絡をくれて。
嬉しいです、夢や想いを持った人とSNSであってもご縁があることが。
だけど・・・
そんなときにやはり「聞き方」「マナー」があるなとも、感じています。
成功する人の質問の仕方とマナー
これは私の愚痴であり、そしてこれから頑張りたい!という人にはきっと少し役立つアドバイスになると思います。
成功する人と、しないだろうな、というのはこの「コンタクトの取り方」や「質問の仕方」がまず明確に違います。
マナー①君の名は。
まず、名乗ろう!
SNSでの質問や相談で多いのが「失礼します!開業に資格って必要ですか?」「00ってどう思いますか?」「どこでサロンしてるんですか?」
など、いきなり質問をしてくるケース。
場合によっては、いきなり売り上げや貯金額を聞いてくる人もいます。笑
あなたは私を、SNSを通じて知っているかもしれません。
でも、私はあなたを知りません。(リアルで会った人は別ですよ)
また、アイコンが可愛いワンチャンだったり本名じゃない、鍵つきアカウントだったりの場合はとくに・・・
きちんと名乗らなければもう、どこの誰なんだか性別も年齢も何もわからず、もはやスパムと変わりません。笑
少なくとも質問する前に、コンタクトを取る前に、あなたは誰なのかをしっかりと名乗ってください。
これは最低限のマナーですね。
リアルで会って名乗る前に年収聞いたら嫌われますよ。笑
SNSも一緒!相手は人なんだから。
マナー②質問に関連する発信を読んでから質問しよう。
私が発信しているSNSや、ブログ、記事などをしっかりと読んでいただいた上で質問してもらうのは、とても嬉しいです。
ですが、明らかにブログもnoteもインスタを見ていない、もしくは対してみていないのに、とりあえず質問してくるのはちょっと残念だと感じます。
そういうのって、質問の質で伝わります。
例えば、あなたがエステの資格について聞きたかったとして・・・
「資格ってあったほうがいんですか?」と聞かれるよりも・・・
「永松さんのブログを読んで○○とありましたが、私は海外スパで働きたくてその場合は××の資格あったほうがいいですか?」というような聞き方の方が
好感も持てるし、答えやすいです。
最低限、聞きたいことに対して、その人が発信しているか調べたり読んだ上で質問するのがマナーです。
いきなり投げつけてくる質問には「いや、読んでないよね?」「読んでから聞いてよ」ってなります。
自分の探す、読む、手間を省いていきなり聞くのは、自分の手間のために相手の時間と労力を奪う行為です。
「私洗濯するの面倒だから、お母さん私の洗濯しといて〜」ってのと一緒です。
自立を。笑
マナー③質問するならわかりやすく
主語がないと、質問の意味がわからないので、伝わるように、伝えましょう。
「質問の意味がわからない」これは結構良くあります。
例)
× 「プチプラでおススメありますか?」
○「落ちにくい口紅で探してます。プチプラでおすすめありますか?」
なんとな〜くコスメのことを聞いてるのかな?って気もしますが「プチプラのなんなの?」となってしまします。
これだと答えようがないので、なるべく具体的に質問を。
あとは、質問や相談が長文すぎたり、感情的すぎて読みにくいと、読み切る前にげんなりしちゃうので質問するときは、なるべく「わかりやすく、簡潔に」を心がけてみてください。
マナー④調べる癖をつけよう!
ググればわかることは、人には聞かない方がいいです。
(友達や、あなたがお客さんで専門家やプロに聞くのは別ですよ。ぐぐるよりも有益な、あなたに合わせた回答が来るかもしれないから。)
私もそうですし、あなたの憧れたり目標とする人はグーグルではありません。笑
例えば、最近来た質問だと・・・
「○○のエステの資格って、スクールに入らなくても取れますか?」
→取りたい協会の資格のHPで確認を。
私の時代と受験資格が変わってる可能性もあるので、結局私も調べて確認してからでないと回答できないんです。
回答する以上、間違った情報教えられないと思ってしまいますしね。笑
またどんな資格があるかも、まとめサイトなどいろんなところで情報があります。
例えば・・・
「今、○○をやってて、◇◇なエステティシャンになりたくて、その場合はこの資格は必要ですか?」
といった質問の方が答えようがあります。
ググればわかることは、ググって、自分の頭で考えた上で、それから聞いてみましょうね。
ググってわかることを聞かれると残念。
でも、「あなたはどう思いますか?」とかは聞かれて嫌な気持ちにはなりません。(私はね)
マナー⑤できればサービスを受けて質問しよう
これは、みんなできることではないかもしれないけど・・・。
本気度が高いなら、あなたが連絡する相手のサービスを受けるのがいいと思います。
サービスを受ければ、あなたはお客様。
「相手にタダでもらう」というスタンスよりも、「対価を払う」スタンスのほうが、可愛がってもらえるししっかりとしたレスポンスをもらえる可能性も高いです。
私の周りで仕事をしっかりとしている人、人の尊敬や人望を集める人、何かしら仕事で成功している人ってこのスタンスの人が多いです。
タダでもらうどころか、むしろ多く払うような人。
そういう人の姿勢や思考が、きっと商売をやる上では必要なんだと思います。
質問は相手の時間と労力を奪うことでもあると自覚しよう
質問や相談をして、相手の時間と労力を使うのって少し強い言い方をすれば、ある意味泥棒です。お金はとってないけど、時間と労力を奪う行為。
(友達やすでにリアルのお客様は別!)
でも、聞かれた側も「泥棒!」なんて思ってなくて・・・
「人の役に立ちたい」
「世の中に貢献したい」
「お客様になる可能性もあるし、人との縁は大事にしたい」
などの気持ちで、できるだけ回答したり、コンタクトとったりします。
ただ名乗りもしない、答えたらそれっきりで返信がない、質問の意図がわからない・・・・などが続くと疲弊します。
エステの仕事って「気遣い」の仕事でもあり、まして自分でサロン開業する気があるのならそれは「商売」です。
そこを志すなら、頭に入れておいて欲しいです。
「相手の身になって想像してみる」こと。
私自身、いろんなヘマをやらかしてきました。
仕事でお邪魔する方の家に、手ぶらで行ったこともあります。(手土産なし!!!笑)
初めて会う相手のブログも読まないで、会いに行ってブログに書いてあるような質問したこともあります・・・。(大反省)
だから偉そうに、人に説教垂れる資格はありません。
でもね、相手のために、やマナーを考えられることって必ず自分に返ってきます。
だって、大体の人は、いきなり名も名乗らずにタメ口で質問だけしてくる人に丁寧に返そうなんて思えない。
例えば・・・あなたが電気屋さんで一生懸命お客様に説明したのに「じゃあ楽天で買います!」って言われたらがっかりしませんか?
そのお客様が2回目きた時に、1回目と同じように熱意を込めて接客できますか?
できた方がいいかもしれません。
でも、人間だもの。笑
だけど・・・
多くの人は・・・
マナーがあって、夢があって、何かしら自分の提供しているものを見てくれた上で、質問や相談をしてくれたら・・・
やっぱり「応えたい」ってなると思う。
そこに金銭的なメリットがなくても、時間や労力を多少使っても「自分の経験を人の役に立てる」ってことがもう、ひとつの喜びだから。
少なくとも、私はそう思っています。
もちろんSNSでの質問は答えるのに時間的に限界あり、全てにお答えしているわけではないです。
でも、やっぱり可能な限り答えたいし、特に同業者の人や、これから夢をもってやろう!って気合の入った若い人の力になれたら・・・
ちょっとでも、力になれたら、やっぱりそれは嬉しいし貢献したい。
遠慮して、声かけられない人ほど思い切ってコンタクトをとってみて。
そして、躊躇なく聴ける人は聞く前に文章や内容を一度精査してみて。
ちょっと小言も書きちゃいましたが、最低限のマナーはもちつつ
あなたの夢や行動力が、あなたとそして周りの人たちを幸せにしていく…
そういう過程に関われるのを嬉しく思う人は、きっとたくさんいます。
私もまだまだこれから、たくさんかなえたい夢があるので
自分もがんばりつつ、人の応援をできる人になっていきたいな。
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