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雪が降れば。

雪事情

 昔は雪が好きでした。
私の実家はあまり雪が降らず、積もらない年の方が多い気がしました。そのため、雪が降って積もった時はとても楽しく、また美しく感じ、冬を満喫していました。なので『雪が嫌い』という大人の気持ちが当時わからずに雪かきすら楽しんでいました。

 ですが、今私が住んでいるアメリカの地域はむちゃくちゃ降ります。し、積もります。なので雪は見慣れてしまっていて、幼い時ほどは感動しなくなってしまいました。それでも降ると知らなかった日の朝、カーテンを開けた時はいまだに感動します。昨日までは茶色だった木が、土が。緑だった芝や草が。色とりどりの屋根が。全てが白く染まるあの真っ白な光景、当然朝なので人の足跡も無くとても綺麗で純粋な白の世界です。

 大体、私の大学は雪が降ると休校です。不思議。なので雪が降ったからといって気が重くなることはあまりありませんが、どうしても雪の中を歩くことになった時はかなり大変です。もしかしたら雪が「今日は外に出ずに、家で暖まりな」と教えてくれているのかもしれませんね。

花弁雪

 雪の粒、結晶はとても綺麗です。まるでのよう。
猛吹雪の時は顔に突き刺さるように襲ってきますが、ゆっくりとしんしんと降る時のあの景色はあまりにも綺麗です。『雪の花』『六つの花』または天からの贈り物として『天花』、そして大粒で花のように舞い落ちる『花弁雪』など様々な代名詞があります。
花弁雪、と同じように『牡丹雪』も大粒のその雪を牡丹の花に見立ててそう呼びました。

 雪の多い地域で「雪は華だ!」などと言ったら怒られそうです。ですが雪の多いことは豊作の兆しだそうです。人の心にも、そして地上の命にも沢山の恵みをもたらす冬の桜、私はなぜか雪を憎むことも嫌うこともできません。雪の華(中島美嘉)ともいう程ですから、山々の雪化粧やもうシーズン外れですがホワイトクリスマスなど、雪に色はなくとも立派な花のような彩りです。

秋には落ち葉が積もり、冬には雪の花が積もり、春には桜の花びらが積もり、夏には…何が積もるのかな。何科や物質問わず、四季折々の花があるんだな、と改めて自然が四季が好きになれた気がします。

良い一週間になりますように。

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