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皐月賞予想・分析

馬場・レース質について 今回の皐月賞は例年と比べると特殊な馬場で最終週で上がりがかかる割に内が使える馬場となっている。皐月賞の外差し傾向はペース以外にも馬場による部分も大きいので今年は内回りらしく内枠のタフな先行馬を狙っていきたい。 個人的には今年の3歳世代は近年で最もハイレベルな世代だと考えている。平均レベルが高い古馬重賞では絶対能力よりも適性が重要なように、ハイレベルのメンバーだからこそ適性面をより重視した予想を行っていきたい。また、今回はサンライズアース、コスモキュ

    • 【第6回】極めよ、ローカル1800道(仮) | 4/17(土)福島8R 1勝クラス

      ◎11.ブルーウィン 去年の土湯温泉特別がハイレベル戦であったことはこのシリーズを通じて何回か解説してきたが、ここでも土湯温泉特別組の1頭を推奨したい。土湯温泉特別においてブルーウィンは0.8秒差の9着に敗れているが、これは高く評価できる内容であった。まず、土湯温泉特別がどのような内容であったかと云うと、逃げたエクロールが3F目から12.0のラップを8F目まで刻み続けた事で先行馬に基礎スピードと持続力が求められた結果、逃げて勝ったエクロール以外の上位を差し馬が占めることとなっ

      • 大阪杯予想・考察

        コース分析この世の中に特殊でないコースは存在しないと言っても良いが、阪神2000mは中山コースを上回るレベルの特殊コースである。 その特殊性とは勿論小回りや直線の短さ・坂等から来るものではあるが、最も特殊な点は坂の位置だ。 視覚的に捉えるのが最も分かりやすいのでコース図を参照しながら読んでもらいたい。阪神2000mは3コーナー中間の1200m地点から直線半ばの1800m地点まで下り坂が続く。そして下り坂が終わると同時に上り坂が始まりラスト1Fは殆どが上り坂となる。このコーナ

        • 【番外編1】極めよ、ローカル1800道(仮)|中山11R 中山牝馬S

          中山がローカルって初心者?ローカル競馬場のコース特徴として一般的に挙げられるのは小回り平坦である。しかしながら各々の特徴を細かく見ていけば細かい違いが存在することが分かる。小倉は直線平坦ではあるもののコーナー区間には約3mの坂が存在しコース全体て見れば決して平坦とは言えない。高低差は少ないものの坂がコース内2つある福島や勾配は緩いものの約3mの長い坂がある函館等、本当に平坦なのは札幌や新潟ぐらいなのだ。よってローカルコースの主な共通点はどちらかと言えば小回りと短い直線にあ

        皐月賞予想・分析

          【第5.5回】極めよ、ローカル1800道(仮)|小倉7R 3歳未勝利

          小倉7R ◎7.グレイトクラウン 初戦は京成杯5着馬のニシノフィアンス新馬、インの番手から進んで勝ち馬とは0.2秒差。5F目から8F目にかけて12秒台前半を刻む加速ラップ、ラスト1Fも11.9とラップの割には減速していない。総じて割と優秀なラップ構成でニシノフィアンスの京成杯好走も頷ける。勝ち馬と5着のこの馬以外は中団から外を通ってきた差し馬。インを突いてきたが進路取りには若干スムーズさを欠き、着差からも能力は評価できる。 前走は中距離にしては2F目が10.5と早く若干流れた

          【第5.5回】極めよ、ローカル1800道(仮)|小倉7R 3歳未勝利

          【第5回】極めよ、ローカル1800道(仮)|小倉11R 小倉大賞典

          このシリーズを初めて第5回となり、第2.3回では降雨による馬場変化に泣く中で、先週の第4回では本命を11番人気の大穴エクロールとし本シリーズ初的中とする事ができた。 今回は小倉最終週の重賞ということで、ローカル開催の終わり、1つの締めくくりとして、普段は本命馬のみの所を今回は全頭診断を行おうと思う。気持ちよく春のG1シーズンを迎える為に予想に全力を尽くしたい。 馬場分析馬場が回復傾向にあり先週と比べると内が使える傾向にあるが、勝ち馬は4分所を通った馬が多い。外目に進路をとる

          【第5回】極めよ、ローカル1800道(仮)|小倉11R 小倉大賞典

          【第4.5回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          第5回は小倉大賞典のつもりでしたが、小倉8Rで狙っていた馬が思っていたよりもオッズが付くので参戦したいと思います。 小倉8R ◎テイエムエメラルド 5走前の英彦山特別の内容を評価。5F目から約12.0のフラットなラップを刻み続ける比較的タフな持続力戦。このラップを先行して上位に残った2着スカーズと4着エクロールはその後勝ち上がっており、特にエクロールは勝ち上がった後も特別戦で2着とクラス上位の粘り強さを見せている。このエクロールに半馬身差で先着された5着テイエムエメラルドで

          【第4.5回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          【第4回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          小倉10R 大宰府特別 ◎エクロール 以前Twitterで本命を打ったこの馬が再びの本命。 2走前のパフォーマンスがかなり高かった。土湯温泉特別のレースレベルに関しては以下の第2回の記事で詳しく述べているのでそちらを見てほしい。 https://note.com/asamogi/n/n45d474e14c57 今回解説するのは2走前のパフォーマンスに反して何故前走の五色沼特別で負けたのか。これには明快な理由が存在する。 それは風の影響だ。 気象庁の記録によると五色沼特別が

          【第4回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          こうやまき賞のレガーロデルシエロ敗因分析

          読むの面倒い人用まとめ ・脚を使わされるタイミングが2回あったのにどっちも脚使えてて凄い! ・勝ち馬より脚使わされてたのに0.1秒差凄い! 筆の拙さで文面だけでは伝わりづらいので、こうやまき賞のラップ推移と見比べながら読むのが良いと思います。 まず、勝ち馬と本馬の各区間での位置取りについて見ていく。 1F目は12.9と若干遅い。2F目区間は11.7でマイルの2F目としては遅い数値であった。一転3F目ではレガーロデルシエロが逃げ馬に絡んだ事で区間ラップが11.2と早くなった

          こうやまき賞のレガーロデルシエロ敗因分析

          【第3回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          事前に書いてなかったので文字数少なめです。 小倉9R ◎7.スズカキング 6人気 前走は完全な外差し決着の中ただ1頭インから伸びての5着。レース映像で実際の伸びを確認して貰えれば力不足による負けではないと分かるだろう。ローカル1800では地力上位のブルーウィンが馬場の中央を通って4着であり、通った馬場の差を考えれば能力はスズカキング>ブルーウィンと推測できる。同レース3着のシャドウソニックが今回人気しているが2走前では内有利の馬場差はあったもののブルーウィンとドラゴンヘッ

          【第3回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          【第2回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          第1回はボツになったので2回です。 1/28 小倉10R 日田特別 ◎コートパルフェ 約13番人気 2走前の土湯温泉特別での走りを評価。このレースは逃げたエクロールが3F目から12.0フラットを6F区間に渡って刻み続けるタフなラップ構成。逃げたエクロール以外は外をスムーズに回した差し馬が上位を独占する形となった。この馬は道中内から2頭目を追走し、直線でも外を回した差し馬に比べると外に持ち出すまでの進路取りのタイミングが遅くなった。その分コーナーでの加速が出来た馬に先着される

          【第2回】極めよ、ローカル1800道(仮)

          阪神JF 過去問解説8年分&2023予想考察

          予想方針 まず初めに過去レースを振り返るに当たってテーマを決めて考えていきたい。 阪神JFは半分近くが距離延長馬となるレースで若い牝馬の気性も合わさって前半ラップがかなり早くなる傾向にある。その為追走力が求められると同時にそのスピードを維持したまま最後まで走りきる力が必要となるので、基礎スピードの1つの指標として持ち時計を基準に見ていく。 また、フルゲート18頭と外枠の馬は早いペースの外外を回され続けることによる追走負荷の影響はかなり大きいと推測されるので枠順を2つ目の観点と

          阪神JF 過去問解説8年分&2023予想考察

          11/5 芝全レース振り返り

          東京2R 2歳未勝利 1600m 1:35.0 普通の3F戦。言うこと無し。 次走注目馬:なし 東京3R 2歳未勝利 1800m 1:48.5 普通の3F戦。ルカランフィースト新馬組で期待していたポーモンドの勝利。ただ、期待していた程のパフォーマンスではなかったので前日のオルドヴァイも含め評価に少し困る。 次走注目馬 (ルカランフィースト) 東京5R 2歳新馬 2000m 2:03.4 極端なドスローから徐々にスピードが上がっていく持続力戦。勝ったコスモエメラルダ

          11/5 芝全レース振り返り

          11/4 芝レース振り返り

          東京2R 2歳未勝利 1:21.6 中緩みのある標準的な東京1400のラップ。 次走注目馬 ナックアテナ 新馬はブリモル産駒の揉まれ弱さで集中力を切らしたっぽく、今回大外から差してきた。極端な競馬しか覚えられず難しそうだが能力は示した。同じように大外一気が決まる条件や、距離延長で逃げるなら。 東京3R 2歳未勝利 2:01.9 スローからの3F戦。特に言うことなし。 次走注目馬 なし 東京5R 2歳新馬 1:48.1 3Fの中緩みを挟んでの3~2F戦。タイムも良好

          11/4 芝レース振り返り

          アルテミスS

          全頭診断・エリカリーシャン 特に言うことないです。 ・サフィラ 新馬での不利から次走圧勝、血統面からも人気になりそうな1頭。未勝利において2着馬と差がついたのはラスト200メートルの坂の地点で、回転数による登坂力による着差と解釈できる。しかしながらラスト3Fのラップは概算11.2-10.9-11.6と坂がある分減速ラップとなるのは妥当だが減速幅が0.7と大きく、よく追われていた割には数字が出ていないという点で割引きが必要。 現状までで見られたTSの持続力からはサリオス程

          アルテミスS

          エイシンスポッター考

          エイシンスポッターについて語ります。 ・左回りの癖エイシンスポッターの父、エイシンヒカリのレースといえば外ラチへの大斜行をしたアイルランドTが有名ですね。この斜行癖についてですが、面白いことに産駒にも少しだけ受け継がれているようで、21年ローズSのエイシンヒテンはコーナーでも左に手綱を引かれ直線ではどんどん外に張ってしまっています。エイシンスポッターについてもこの癖が多少あるようで、基本的に内への意識が強いこの馬ですが中京での4戦はいずれも大外を通る形となっており、左回りの

          エイシンスポッター考