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セルフレジが気楽だという話

都心では近頃、すっかりなじみになったように思う、セルフレジ。
ご高齢の方や店員さんの助けが必要だという方には、あまり評判よろしくない一方、あくまで個人的な話ですが私はセルフレジのほうが気楽だったりします。


ふだん、人とコミュニケーションとるのが仕事みたいなものなんですが、一人で出かけるプライベートの私はひどく仏頂面で愛想がないです……。それこそ店員さんと目も合わせないわ、話しかけられてもそそくさと立ち去るわ、なんかもうこんな客でごめんなさい、てな感じであることが多い。
会計も3回に1回はまごつくので(だから、得とわかっていてもポイントカードをここ数年新しいもの作っていません。もたつくから)、私が財布から小銭出したりスマホで決済の操作をしたりするのを待つ店員さんとのあの、微妙〜に長い沈黙がどうも、申し訳なくなってしまって苦手。

その点、セルフレジは店員さんからの圧(いや、そんなものないんでしょうけどね。私が勝手に萎縮しとるだけなんですけどもね)を感じなくて済むので楽なんです。



決済の仕方だって、

(Suicaで払おう)
→ チャージ不足に気づく。
→ (じゃあd払いで)
→ 利用可能額が足りないことに気づく。
→ (やっぱ現金で)

という一連の流れがあったとき、対店員さんだとまじで申し訳ない。セルフレジという、相手が何の感情も抱かずこちらが遠慮も気遣いもいらない相手なら、いくらでも「やっぱこっちにしよ」ができます。



それにしてもユニクロのセルフレジはすごい。
服を指定の場所に入れるだけで、なんで点数のみならず価格まで瞬時にわかるのか。最初使ったときは感動しました。
人手不足の深刻なところほど、IT化・自動化が進んでいくと聞きますが、これはなるほど確かに、店員さん少なくて済むなぁ。

これまで人がやっていたところを機械に、というのは、時折、それじゃ仕事がなくなって生活に困る! という反論をする人がいるのだけれど、私なんぞは、これだけ技術が進歩してきたのなら、8時間×週5日労働を基本とするのも早いところ時代遅れになってほしい、と思うのですがいかがでしょうか。
機械でもできるところはどんどん機械に任せて、そのぶん人間は趣味や育児や、友人とゆっくりお茶を飲む時間に費やせたらいいんじゃないかと、そういうのんびりした未来はいかがなもんかと、思うんですよね。

まあ、時間給の雇用形態の人や、残業代をあてにしている人などからすると、勤務時間が減るのは収入が減ることにもなるのですけど、そこ、社会の仕組みでどうにかできないかな。ベーシックインカム導入とか、いっとき盛り上がったことですし。



ただ、日本は欧米に比べて、職場に居場所を求める人が多いという説も聞いたことがあって、感覚的にさもありなん、と思うので、いざそんなに働かなくてもいいとなれば仕事以外の繋がりをどこに求めるか、というところで悩む人も出てきそうですね。

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