好きなものに対しての偏見


「音楽」のジャンルは数多くある。
ジャズ、ロック、レゲエ、ヒップホップ、レゲエ、EDM、J-POP、洋楽、アニメソングなど。

私が好きな「音楽」のジャンルは、ヒップホップやレゲエといったようなBLACK MUSICと呼ばれるものである。

私は、歌わされている「音楽」は好きではない。
個人的な意見だが、アイドルの恋愛ソングは歌わされている。そこにメッセージ性は無いと感じてしまう。
顔とかスタイルとかが重視なら、そんなのどうでもいいことだと思うが、私は音楽性を重視しているので、余計に違和感を感じてしまう。

また、売れているものが全て良いものだと思わない。売れていないもののなかにも、良いものはたくさんあるし、売れてないからこそ良いことだってある。

アンダーグラウンド(アングラ)という、まだあまり公には有名ではない人たちの「音楽」が好きである。
彼らは、歌いたいことを歌っている。伝えたいことをリリック(歌詞)にしている。常にストレートなのである。
メジャー(人気)になると、言えることなんて限られてくる。周りの目や利益などを考えなければいけなくなる。

アングラにこだわっているつもりではないが、ストレートなリリックに救われてきたことから、アングラの「音楽」を好む傾向にある。

BLACK MUSICには たっくさんの偏見がある。
もちろん偏見があっていいのだが、偏見のなかの1つで、ずっと気にしていることがある。

まず、LIVEがある場所は ほとんどがクラブである。
なので、私が初めてクラブに行ったのは中学3年生だった。
この部分だけ聞くと、いい印象はない。
だが、「クラブに行く」という目的で行ってるわけではないので、私には普通のことだった。

その日から今でも行き続けているから、クラブについては詳しいかも知れない。

「いつもクラブ行ってるね」と本当によく言われてきた。
当たっているようで間違っていると声を大にして言いたい。

「ジャニーズはドームでコンサートをする、だからファンの皆はドームに行く」

この感覚と同じなのである。

好きなアーティストがクラブでLIVEをするからクラブに見に行く。
それが、野外でも、どこかのホールでも私は行っている。

何度も言うが「クラブに行く」のが目的ではないのだ。

純粋に「音楽」を楽しみに行っている。
もちろん、そこには出会いだってある。
私と同じように「音楽」を楽しみに来ている人との出会いは、貴重で大事だから大切にしている。

ただの出会い目的の人も、ナンパ目的の人もいるが、それはそれで私と楽しみ方が違うだけでいいのかも知れない。
(その人たちに「音楽」を聞いている邪魔をされる権利はないが。)

「クラブに行っているオンナは無理」
好きな人に言われたことだってある。
ちがう!って否定しても、クラブに行ってることには変わりないから、何とも言えない感情になる。
こう言ってくる気持ちも分かる。
だか、私の中の譲れない趣味なのである。

偏見は時に悲しくなるが、全員が同じ価値観ではないので仕方のないことでもある。

何度も悩まされ、いまだになにが正解かは分からないけど、やっぱりBLACK MUSICはカッコいい。
なので、たくさんの偏見があろうとも、私は、レゲエやヒップホップの良さを語り続けて行こうと思う。