勘違いJAPANな音楽

70〜80'sの諸外国の音楽の中でアジアンテイストを取り入れるのに「JAPAN」っていう記号は手軽に、かつ効果的に分かり易いものだったのだろう。ニンジャ、サムライ、ゲイシャ…未だにJAPANの記号として使われている。

インターネットがない時代だから映画などの数少ない既存の情報をもって、なんとなく想像のJAPANを作り出していたんだろう。

70〜80'sではそんな情報伝播の不確実さ・遅さが手伝ってかなり特異なビジュアル、サウンドに仕上がっていて私はそれが大好きだ。
(それはJAPANじゃないよな…??というようなものも含む)

ヨーロッパから見たらアジアの国なんて全部一緒!っていう大雑把さがかなり愛おしい。なにが正しいかとか考えるのは野暮ってもんよ!でも突っ込みたくなってしまう…そんな魅力。

そんな曲をひっくるめて、言い方が正しいかどうかは分からないけど「勘違いJAPANシリーズ」として愛好してるものを紹介をしようと思う。
※90's以降も勘違いシリーズは続くし、なんなら意図的にふざけて作ってるものも沢山あるよ!

Culture Club - Miss Me Blind (Official Video)

勘違いJAPANシリーズの認知はここから始まった。友人に教えてもらって、一番最初に笑ったのがコレ。メラメラと燃えている!(一番最後)

Alphaville - Sounds Like A Melody

BIG IN JAPANなんてタイトルの曲も歌ってるAlphaville。でもMVはこっちの方が強烈。MVで芸者が流れてくる。 

Styx-Mr.roboto

ドモアリガト、ミスタロボット。直訳っぽい日本語歌詞っていいよね。

Наталия Гулькина - Это Китай

契丹なので日本じゃないけど勘違いアジア。
漢字なのかよくわからん怪しい文字が垂れ幕に沢山書いてある。謎の踊りに、目尻をひっぱるアジア人ジェスチャー。(これ、実際にやられると結構微妙な気持ちになりますよねえ)

Кар Мен - Чио - Чио - Сан

東欧圏でもうひとつ。 Чио - Чио - Санはchio chio san→蝶々夫人のこと。
蝶々夫人はプッチーニの歌劇で長崎が舞台(観たことないけど) それがロシア語で歌われてる異国感、けっこう捻れてて好き。そしてКар Менは癖になるダンスが多い。

Blue Oyster Cult - Godzilla

Godzilla: King of the Monstersでカバーもされたこの曲。勘違いではなくて日本のゴジラを題材にしてるだけだが、間奏で割と長めの日本語セリフが有るのが異様。ライブでもしっかり喋る(歌う?)

My Chemical Romance - "Party Poison"

癖になる日本語セリフ入り。だから、踊ろう!

SEPPUKU - Mr.BIG(UK)
これは音源がないんだが、歌詞がまた凄くて
SEPPUKU!SUICIDE!SUICIDE!ってサビで歌うよ。

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