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深夜徘徊が好きで、金髪女性にときめく僕の話

自己紹介をしたいと思う。
僕は25歳、独身の男性だ。
平日の昼間は会社員として都内で働き、夜は会社の社員寮で過ごす。
2日に1回ナイトランに出かける。
土日は昼過ぎに起きる。たまに朝早くに起きたりもするけど、結局二度寝をしてしまう。そんな日はぎりぎり午前中に起きることができたら嬉しく感じる。

趣味はバイクに乗ることと散歩、音楽、読書、映画。
特に好きなのはバイクと散歩と音楽。

自動二輪免許を持っていて、乗っているバイクはヤマハのXJR400R
青の4気筒ネイキッド。
ネイキッドって言うのはバイクの形のことで、カウルと呼ばれる装甲みたいなのがついてないタイプのバイク。
おそらく大体の人が想像するバイクの形がネイキッドタイプだと思う。

音楽はジャンルで言うとオルタナティブロックを気に入って聴いている。
オルタナを好きになったのは中学生の時。
the pillowsというバンドがきっかけでオルタナにハマった。
the pillowsは今も聴いているし、アルバムが出るたびにCDを買って聴いている。

ここまで書いたけど、かなり飽きてきた。
書いている本人が飽きてきているのに、読んでくれている人なんかはめちゃくちゃ飽きているはずだ。

本当に書きたかったのはここからで、実を言うとまだ自己紹介というジャンルの範疇の話ではある。
今回は深夜徘徊と金髪女性の話を書きたい。

まず、深夜徘徊。誰もいないひっそりとした街を歩くのが大好きだ。
大きめの国道が通っているような、ベッドタウンの夜が好きだ。

ベストな時期は冬。
寒波到来!みたいな日の夜が最高のシチュエーションだ。

深夜徘徊をするときは自分以外の人間が歩いていない方がいい。

道は自分だけのものになったような気がするし、国道には車も走っていないので車道の真ん中に寝そべることもできる。
※ただ、これはめちゃくちゃ危険行為なので僕もあまりしない。
てか、高校生以来まだ一回も寝そべっていない。
不意に車がきたりすると本当に危険なので。

とにかく深夜の街は自分だけの街になったような気がしていい。
心の奥底に眠る支配欲が満たされるのだ。

誰もいない深夜の街を支配する孤独な王様。
深夜の街は僕のプライベートキングダムと化すのだ。
うるさい上司はいないし、クソみたいな悩みを打ち明けてくる同期もいない。
どうでもいい会話をしていちゃついている見知らぬカップルもいない。
たまにいるのはメルトダウン状態の酔っ払くらいだ。
ゲロにまみれて寝息を立てている。

寒いのによく寝れるわ、なんて思いながら
大丈夫かと助け起こすこともせず横を通り過ぎる。
注意するのは自分がそいつのゲロを踏まないかどうかだけ。

我がプライベートキングダムに脇役はいらないのだ。
でも、本当にヤバそうだったら助けるかもしれない。
僕は小心者だからだ。

そんな小心者の僕は金髪女性にときめいている。
毎朝通勤電車にいる金髪の女性。
市ヶ谷で降りていくその人の顔はみたことがないけれど、
きれいに脱色され、染められた金髪がとても似合っている。
後ろ姿だけしかみたことがない。顔をみてみたいけど、このままみないでおくのもいいかもしれない。

その人は黄色系の金髪なんだけど、
僕は、クリーム系の金髪も好き。
クリーム系の金髪女性はイメージだけど、どこかおっとりしている人っていうイメージがある。

あぁ、あの人は優しい人なんだなぁ。

って髪の毛の色だけで勝手に想像してはときめいているのだ。
そんな自分を客観的にみるととても気持ちが悪い。

でも、心の中で勝手にときめいているだけなので無害だと思う。
じろじろ見たりもしない。
推理小説の冒頭で探偵が人間観察をして、その人の職業や生活地域を推理するみたいな感じで、僕も勝手に妄想しているだけなのだ。

あの人は髪の毛を金髪に染めて、服装もこう言った服を着るのか。
と言うことは
もし車を購入するとしたらこんなデザインの車を選びそうだな。
とか、
テレビはどんな番組をみるのだろうか?
とか、
ランチはどんな店を好んで選ぶのだろうか?
みたいなことを勝手に妄想している。

完全に見た目のイメージから勝手に決めつけて想像しているだけなんだけど、
これが結構楽しい。
答え合わせはできないけれど、人の好みを想像する遊びはけっこうおすすめだ。

もちろん、金髪女性の想像ばっかりしているわけではない。
たまたま前に座ったおっさんの想像もしたりする。

でも、やっぱり自分がときめくような人で想像するのが一番楽しい。

これ以上書くとだんだん僕が危険な男と思われてしまいそうなので終わる。

サポートしてくれる物好きにはいつかハイボールを一杯奢ります。