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【続々重版!御礼企画】無料公開!節約オタクふゆこ・著『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』はじめに

昨年12月にアスコムから発売された、YouTuber・節約オタクふゆこさんの著書『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』がおかげさまで販売好調となっております。
たくさんの皆様のご購読に感謝し、「はじめに」を無料公開いたします。
※無料公開は予告なく終了することがございます。

買い物で会計の順番を待っているとき、
自分の前に並んでいる人が
モタモタしているとイラっとする。

電車のなかでスマートフォンや
携帯電話を使っているとき、
電波が悪くなるとイラっとする。

日常生活のなかで、そんなことはありませんか?

もし、そのような場面ですぐにイラっとしてしまうとしたら、
あなたは、お金が貯まりにくい「浪費メンタル」かもしれません。

はじめに―「浪費メンタル」のままではお金は増えない


はじめまして、節約オタクふゆこと申します。
わたしは「節約オタクふゆこ」というコンテンツを運営している、いわゆる「YouTuber」です。
 
26歳のときに節約生活をスタートし、29歳までの約4年間で資産1000万円を達成することができました。そのプロセスや考え方、具体的なテクニックをブログやYouTubeで発信しています。
 
さて、冒頭のエピソードについて。
「貯金や節約とは、まったく関係ない話じゃないか」
そう思うかもしれません。でも実は、大きく関係しているのです。

その理由は、「すぐに感情で反応してしまう人」だからです。 
例えば、こんな経験はないでしょうか。
 
誰かと待ち合わせをする前にちょっと時間ができて、洋服屋さんをのぞいてみたら、とても素敵な服が目に飛び込んできた。
「これは運命の出会いだ!」と勝手に思い込み、ついつい衝動買い。
 
あるいは仕事帰り、特に目的もないのにコンビニにフラっと立ち寄ると、新発売のスイーツやドリンクがおいしそうに見えて、つい買ってしまう。
「おいしそうだなあ。今日も遅くまで残業を頑張ったし、ご褒美に買っちゃおう!」
 
こんなふうにして、感情と欲望のままに「反応」してしまう。
そんな「浪費メンタル」を持っていると、お金を貯めることはできません。
 
浪費の大半は、「感情の反応」です。
「話題の新製品を試してみたい」とか「ストレスを解消したい」というような感情から起きているのです。
 
一方で、お金が貯まる「貯金メンタル」の人の行動はこんな感じです。
 
洋服屋さんで素敵な服と出会っても、一時の感情に任せて飛びつくことはありません。
まず、自分と冷静に対話をします。
「わたしは本当にこの服がほしいのか?」
「この服、本当に必要? いま持っている服で十分じゃない?」
それでも迷うときは、ひとまずその場から立ち去り、時間をおいて、さらに冷静になってから判断をします。
 
また、目的もなくコンビニに行くことはありません。もし、うっかり立ち寄ってしまったとしても、「お菓子も飲み物も家にあるよね。これから晩ごはんも食べるし、間食は太るからやめたほうがいいな」などと考え、その場で反応せずに立ち止まって考えることができます。
このように、「感情や欲望を冷静にコントロールするメンタル」が備わっているのです。
 
お金の使い方は、その人のメンタル、つまり心と連動しています。
なにかをほしいと思い、買うという意志決定をするときは、自身の性格やそのときの精神状態が反映されます。
特に、浪費や無駄遣いをしてしまう傾向にある人は、感情に流されやすく、ストレスを理由に浪費を正当化する、「浪費メンタル」になってしまっているのです。
 
かくいうわたしも数年前までは、すぐ感情に振り回され、ストレスを感じやすい浪費メンタル人間でした。
 
仕事のつらさもあり、どうでもいいことでイライラしたり、それを発散するために衝動買いや浪費を繰り返したりしてしまっていたのです。
結果、ろくに貯金もできず給料日前はいつもカツカツ……。そんな自分に嫌気がさして、さらにお金を使うことで鬱憤を晴らそうとするという悪循環の日々を送っていました。
 
そんなわたしがお金とのつきあい方を変え、貯金メンタルを身につけることができたのは、浪費メンタルをリセットする時間をつくったからです。
その時間に「わたしらしいお金の使い方とはなにか?」「わたしが一番大切にしたいものはなにか?」を徹底的に考えたのです。
 
それまでにも何度も何度も「このままじゃいけない、貯金をしよう!」と決意して、いろいろな節約法を試してみたことはありました。でも、「我慢ばっかりでつらい!」という気持ちになり、あっという間に挫折。
 
いま思うと、それは当然だったと思います。ただ「節約をしよう!」と思っていただけで、自分自身の気持ちと向き合えていなかったのです。
 
「自分と向き合う」という時間を取らずに節約テクニックの上辺だけを真似しようとしても、成果を出すことはなかなか難しいと思います。
それは、病気や不調の原因がわからないまま、対症療法でなんとかしようとしているようなものだからです。
 
お金を貯めたければ、やみくもに目先の節約法に飛びつく前に、まずメンタル。
メンタルを整え(不調の原因を突き止める)、その次に節約の技術(治療)を実践していく。この順番がとても重要です。
 
限られたお金でやりくりをするためには、取捨選択が必要になります。
例えば、「洋服が大好きだから、好きな服をたくさん買いたい」のであれば、洋服の優先順位を高めたぶん、ほかのものにかけるお金を減らさなければいけません。
浪費時代のわたしにはその発想がまるでなく、自分の人生や生活のなかでの優先順位が決まっていませんでした。
 
雑誌やSNSで「売れています!」「これが流行り!」という広告を見ると、ついつい流されて服やバッグを買ってしまう。「みんな行っているから」という理由で、そんなに気乗りしない飲み会に顔を出してしまう。
部屋には着ていない服や使っていないバッグが山積みとなり、飲み会の翌日は、「あんまり楽しくなかったな、行かなければよかったな……」と後悔ばかりしていました。 
 
それもこれも、優先順位が曖昧で、その場の感情やストレスに任せてお金を使っていたからです。
 
お金の使い方の優先順位をつけるには、「自分はなにを大切にし、なにに対してお金や時間を費やしたいのか」という自分軸を持つ必要があります。
また、ストレスに振り回されないためには、「いま、自分はなににストレスを感じているのか?」「そのストレスは、どこからやってくるのか?」を把握するために、自分自身の心と向き合う必要があります。
 
●「なにを大切にしたいのか?」という自分軸と優先順位を決める
● ストレスの原因を明確にする
      ⬇
● 感情の反応による消費がなくなる
      ⬇
●「浪費メンタルが貯金メンタルに変わる!」
 
このようなステップです。
 
この作業は、ちょっと面倒に思うかもしれません。
でも、これを最初にやり切ると、自分が本当に大事にしたいモノやコトにお金や時間を使えるようになります。
お金もしっかり貯められて、人生に対する満足度まで向上するという、とても嬉しい結果を得ることができるのです。
 
貯金メンタルを整えたうえで、様々なテクニックを用いて、お金を「使わない仕組み」を作っていくことができると、貯金はどんどん増えていきます。
 
本書では、「借金あり・浪費癖あり・貯金なし」だったわたし・ふゆこが、貯金メンタルにチェンジし、まとまった資産をつくれるようになるまでに考えてきたこと、やってきたことを余すところなくお伝えしたいと思っています。
 
「節約に取り組んでみたことはあるけれど、三日坊主で終わってしまった」
「いろんな貯金テクニックを試してみたのに、全然お金が貯まらなかった」
という、「過去のわたし」のような人にこそ、読んでいただきたいです。
 
人生において、なにを大切にしたいかは人それぞれなので、「こうだ!」という正解は存在しませんし、本書で紹介する内容も「これだけが絶対に正しい」というものではありません。
「自分には別のやり方や考え方が向いていそうだぞ」と感じた場合は、模索しながら自分に合ったものを探していくといいでしょう。
 
でももし、「自分でもできそう!」「やってみよう!」と前向きになれる要素があれば、なにか1つでも、ぜひ試してみてほしいと思います。 
わたしと一緒に「貯金メンタル」をつくり、あなたの毎日をもっともっと楽しく幸せなものにしていきましょう!

無料公開の「はじめに」は、以上となります。
つづきは、ぜひ書籍でお楽しみください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4776213109/

編集部より

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