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「Google、アプリストアの決済を解放」というニュースについて思う事

Googleは1日、Google Playにおいてユーザー選択型の決済方法の試験提供を開始したそうです。ただし、“ゲームアプリ以外”という制約をつけているのは、一番美味しいピンハネ対象がゲームということでしょう。(マーケットも大きい)

これまで、アプリを開発する場合、アプリ内の課金については、強制的にGoogleもしくはAppleの決済システムしか利用できませんでした。しかも、売り上げに対して結構な手数料がとられます。また、ストアにアプリを載せるためには審査をうけさせられます。この審査担当者が、また横柄な態度で腹が立ちます。。。

話がそれましたが、このアプリ内での決済について、この度試験的にGoogle Play以外の他の支払い方法を選べるようになったとのこと。さすがGoogle!心が広い!(パチパチパチ)

で・す・が、、、

よくよく聞くとしっかり裏がありました。
googleへの手数料と決済手数料は別という整理だそうです。

つまり、
従来 
 100万ドルまでの手数料 売上の15%←決済手数料含む
 101万ドル以降の手数料 売上の30%←決済手数料含む

新制度(4%減)
 100万ドルまでの手数料 売上の11%←決済手数料なし
 101万ドル以降の手数料 売上の26%←決済手数料なし

現在の決済サービスで最安値レベルのstripeでさえ3.6%のため、4%のために他の決済サービスにするか? 実質的にはあまり意味がないと思います。

結局、いろんなところから非難されている手数料の高さという部分については何ら変わっていないということでしょう。
「うちの決済を使いたくないならどうぞ他を使ってください。ただし、手数料はいままで同様ガッポリいただきますよー!」って感じですかね。


そもそも僕は、とっくにこんなネイティブアプリには期待していません。


今注目しているのはPWAです。Progressive Web Apps(プログレッシブウェブアプリ)の略で、WebページやWebアプリをネイティブアプリのように利用できる技術です。

PWAは、

・OS毎の開発が不要となり、コストが抑えられる。
・アプリのダウンロードが不要のため、審査も不要、手数料も不要!
・プッシュ通知も可能
・スマホのホーム画面にアイコンの設置も可能
・検索エンジンから検索も可能

といいことばかりですが、またまたアップル陣営の動きが悪い。。。プッシュ通知などiOSの対応が遅れています。

まあ、上記の通りPWAはメリット満載なので本格導入されればネイティブアプリの需要はゲームくらいになってピンハネ額が減ってしまうのは明らかなので渋っているんでしょうねー。その点、Googleさんは潔いですね!




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