曼荼羅の歴史
曼荼羅アートを描いていながら、これまで曼荼羅についてはあまり知らずに、感覚で描いていました。
今日は、曼荼羅について少し調べたことをシェアしてみようと思います。
曼荼羅は元々宗教から始まったのですね。シンボルとして使われていたり悟りを開くために使われたり、神聖なものだったのですね!
だから、惹かれるのでしょうか?
でも今は、どちらかというと、幾何学模様全般、玉石混交、全てが曼荼羅になってしまっている感もあります。
個人的には、そこに込められるスピリットがあれば、曼荼羅アートになると思っています。
少なくとも、私が描く曼荼羅アートは、お届けする方に、今必要なメッセージやエネルギーをおろし、描いています。
話を曼荼羅の歴史に戻しましょう。
密教の曼荼羅についてです。
密教では、直感的に悟りを開く際のツールが、曼荼羅だった、ということですね。
文章よりも色とりどりの図柄のほうが、理解しやすいですものね!
他にはどのように扱われていたのでしょうか。
パッと思いつくのは、昔TVでみた砂曼荼羅。
あれは、たしかチベットの仏教徒でした。
僧侶たちが鮮やかな色彩の砂を用いて黙々と描き、出来上がった曼荼羅は、あっという間に惜しげもなく、壊してしまう!衝撃でした。
諸行無常という仏教の思想を「すぐに壊す」というアクションであらわしていたのですね、
深いです!これ自体が修行行為だというのも頷けます。しかも、宇宙を表しているとは!!
ますます、曼荼羅が好きになりそうです。
その他の曼荼羅文化も面白いです!
ヒンドゥー教は、瞑想という形で使われていたのか。また、ヤントラという幾何学、独特です。
しかも、ここでも宇宙!
場所が変われど、宇宙とつながる、神とつながるためのツールという点では共通しているのですね。
ケルト語を話す、古代ヨーロッパのケルト人も
曼荼羅に近いケルトの模様を利用しています。
・「ケルティック・ノット」柄は、渦巻きや絡み合った網目模様が多く、始まりも終わりもない循環を表しています。「肉体は滅びても魂は不滅」
・「トリケトラ」柄は、三位一体を表す図。
例えば、生と死と再生、肉体と精神と霊、などがそれになります。円や、その他の複雑な模様が編みこまれていても、角が三つあるものはトリケトラに分類されます。
・ 「スクエア・ノット」柄は、4つのエレメントを表す図。四角のデザインが特徴の、ケルト模様です。4は、安定の数字であり、四季や火・水・風・地の4エレメントを表します。
※心の知恵袋参照、具体的な図柄が気になるなら、下記参照してみてください!
文字を持たない文化だったので、こういった図が、シンボルとして使われていたのでしょうね!
いかがでしたか?
さまざまな文化、宗教の中で発展してきた曼荼羅。
観ること、描くことで、心を鎮めることができたり、リラックスできたりする、現在の曼荼羅アートに、つながるルーツが見えた気がします。
明日は、曼荼羅アートの効果をお伝えしようと思います!
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