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エースナンバー

長男(中3)の高校入試のお話。
出願編。

昨日の朝、子ども達を送り出した後、高校のサイトにアクセス。

昨年末に登録してある受験生アカウントから、受験票と入学願書、封筒に貼る宛名書き(高校の住所やバーコードやらいろいろ記載)をダウンロード。

プリントアウトして受験票と入学願書に証明写真を貼り付ける。(シールだから簡単)

これ(長男の)受験票ね、と出勤前の夫に見せたら、

「エースナンバーだ!幸先いいね!」

なに?エースナンバーって?

野球で、チームのエースや、活躍が期待されてる選手の背番号だと夫から聞く。

そうなんだ、初めて知った。
じゃ大谷翔平は18番なの?
いや、大谷は17。 
ふーん。(その理由を聞く)

長男より先に学校から帰ってきた次男にも見せる。

「おおー、エースナンバー!いいねー!」

さすが野球好き、抜群の反応。

「お母さん、ヨシノブだよ!山本由伸!」

ごめん、お母さん、王さんと長島さんとイチローと原辰徳とダルビッシュと大谷翔平、ムラカミさましか分からないんだ……


◇◇◇◇◇

三学期始まって早々に、長男は発熱した。

ある日の深夜3時過ぎ、

「喉が痛過ぎて眠れない。薬、飲んでもいい?」

薬を探している間に熱を測ったら38.7℃。

「まじか。そんなに熱あんの???」
うなだれる中3男子。

体温計の数字見ると更に具合悪くなるあるあるだ。

かかりつけ耳鼻咽喉科の診断は「扁桃炎」と「中耳炎」で抗生剤を五日間。

試験にはまだ日にちあるからね、一週間ずれてたら危なかったねと言い合う薬局からの帰り道。

熱が下がってきたら受験校の過去問、合間に息抜きのゲームだったのが、あららゲームが増えてきてるじゃん!と母は冷たい視線を送る。

黙っていればいいのに、つい小言を言ってしまったり。いかんなぁ。

長男が欠席の間、中学校に出願に必要な調査書、推薦書を受け取りに行った。

担任の先生だけでなく、三年の先生たちが心配して声をかけてくださった。

「今はゆっくり休んで!試験は再来週ですよね、まだ大丈夫」

校内には面接の練習をしている三年生達の姿があって、胸がギュッとなる。

◇◇◇◇◇

長男は、昨日から登校している。

「みんな、大丈夫かー?って言ってくれてさ」

ニコニコしながら帰ってきた。

〇〇先生(長男が大好きな社会科の先生)がすげぇ心配してくれて、と笑って話す。

「簡易書留で送って、出願しておいたからね」と手元にある受験票を見せると、

「ありがとう。おお、エースナンバーじゃん!」

すごく嬉しそう。

「試験の日のお弁当は何がいい?」

「なんでもいい。力が出るやつ」

散髪も済ませたし、あとは本番に向けて体調を崩さないように過ごそう。

いつも通りに。


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