「何目指してるの?」が今の日本を象徴している気がした。

「何目指してるの?」
聞いたことがある、実際に言われたことがある方も多いのではないかと思います。

個人的にこの質問、どうしても好きになれなくて、なぜなら十中八九バカにしている要素が含まれていると感じてしまうからです。

例えば、最近筋トレを始めて、自分の身体が変わっていくのが楽しい。最終的にはボディビルの大会に興味がある。こんなことを話したら、「何目指してるの?」と返ってきそうな。

何を目指そうが個人の自由で、目指した結果自分の人生が豊かになるのであれば全然それでいいじゃん!!と思ってしまいます。

そんなこと言ったら「毎週ゴルフコースを回るためにいま打ちっぱなしで練習している。」だとか、「新しい調理器具を買って料理に目覚めたから教室に通っている。」も何目指してるの?になると思うのですが、これらはなんとなくそれに含まれない空気感がある気がします。(個人的な見解)

コレってその目指している物が自分にどれだけ関与があるか及び理解出来る範疇かの違いだと思っていて、「自分の理解が追いつかない=よく分からない、え何目指してんの?」に変換されるのだと思います。

ゴルフはビジネスマンであれば身近な趣味だし、料理は生活の中ですることもあるので理解出来る。たけど筋トレは良く分からない、だからその分野で頑張っている人を好奇の目で見てしまう。こんな図式なんだと思います。

自分が知らないこと、新しいことやちょっと人と違ったことをやろうとする、頑張ろうとする人をあざ笑う文化のようなものは今の日本ぽい気がして、なんだかやるせない気持ちになります。

これだけ時代が急速に変化している中で、新しい知識や世界を取り入れないことは衰退の一歩わ辿る気がして、もちろん根付いた文化は大事だし素晴らしいけど、それを後世に残すために今をどう生きるかを考える方が個人的には楽しいです。

何かの分野で頑張っている人、新しい領域を開拓しようとしている精神は見習いたいですし、それを「何目指してるの、ちょっとイタいね」で片付けてしまうような人には出来ればなりたくないなと、ふと考えた次第です。

#日記 #コラム #ビジネス

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