炭をやめたら客が来た

最初は炭焼きにこだわっていた。
ただある日、炭を使って丁寧に焼いた焼き鳥と、使わずに焼いた焼き鳥、従業員に食べさせた。結果、どちらが炭焼きか当てられなかった、だからこだわりの炭はやめてその分単価を落としたらめちゃくちゃ繁盛した。

焼き鳥チェーン、鳥貴族の話だ。

僕はこの話が結構好きで、仕事をする上でかなり意識をしてたりする。

自分のこだわりだったり大事にしていることって、もしかしたら相手にとっては不要なことで、ちょっと手法を変えたら劇的に変わったりするものだ。

激安スーパーのOKストアもそうで、スーパーで当たり前にあるドリンクを冷やす冷蔵庫。スーパーってそもそも主婦だったり家族連れが利用することが多い訳だから、飲み物冷やす必要なくね?浮いた電気代分でコスト下げよーぜ!
とゆー発想で、他社より安いを実現していたりする。

コンビニで飲み物が冷えていないと売れないと思うが、家に帰って冷やす作業をするスーパーであればその場で冷たくある必要がない。ユーザー目線の商法だ。

当たり前の話といえば当たり前の話なのだが、当たり前になっていることって、修正しにくいし盲点になりやすい。自分の中で当たり前になっているから、落ち度に気づきにくい。

日々ルーティンになっている仕事こそ、本当に必要なことなのか、何か改善の余地はないのか、もっと応用出来る手法はないのか。毛穴を剥き出しにして毎日を生きたいと思う。

#ビジネス


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