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ゲーム・推理小説・植物好きです。 はてなブログやってます。 ・ゲーム/小説:https://ashito.hatenadiary.jp/archive ・植物:https://ashito2.hatenadiary.com/archive

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名作ゲーム「スターオーシャン3 Till the End of Time ディレクターズカット(SO3DC)」

~はじめに~今回ご紹介するのは、「スターオーシャン3 Till the End of Time ディレクターズカット」(SO3DC)である。スターオーシャンシリーズの中でもSO3DCはリマスター版も合わせると1000時間以上プレイした思い入れの強い作品であり、その魅力を語りたいと思う。なお、シリーズの概要や共通のシステムなどについては下記の記事を参照されたい。 *ネタバレも含むので、初見でプレイされたい方はご注意下さい。 ~あらすじ~宇宙歴772年(西暦2858年)、

    • 辻村深月著「冷たい校舎の時は止まる」感想(ネタバレ注意)

      ~はじめに~本日ご紹介するのは、辻村深月著「冷たい校舎の時は止まる」である。本作は辻村氏のデビュー作にして2004年にメフィスト賞を受賞した傑作であり、月間少年マガジンでマンガ化もされた作品である。本日はその魅力について語りたい。 以下、ネタバレを含みます。 未読の方はご注意下さい。

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      • 見て美しい。食べておいしい。食べられる野草・植物

        春の七草に代表されるように、身近に生えてる植物たちは意外に食用にできるものも多い。食用にできる植物は数多くあるが、今回はその中でも花や葉などの見た目も美しく、目も楽しませてくれる植物たちをご紹介したい。 ①ノビルニラなどに似た香りを持ち、葉や地下の鱗茎を食用にできる。ヒル(蒜)というのはネギの仲間の古称らしい。有毒な植物と間違われる例も時々あるため注意したいが、比較的どこにでも生えかつおいしく食べられる。その花はあまり気にとめることは無いかもしれないが、よく見るととても繊細

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        • きれいな花には毒がある⁉キンポウゲ科の植物

          本日ご紹介するのはキンポウゲ科の植物たち。美しい花をつけるものが多く園芸品種・野生種問わず観賞用とされるものも多い。一方でトリカブトに代表されるように毒を持つものや薬用に用いられるも多い。そんな美しさと恐ろしさを併せ持つキンポウゲ科の植物の魅力をお届けしたい。 ①ツクバトリカブト葉しか出ていない時期は他の植物と見分けるのが難しい。夏~秋に紫のきれいな花をつけると非常に目立ち見つけることができる。緑の草むらの中に鮮やかな紫色が映える。毒草のイメージが強いトリカブトだが野草の中

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          春真っ盛り。美しいスミレたち。

          日に日に暖かくなり春が深まる今日この頃。様々な花が待ってましたとばかりに次々と花を咲かせている。本日はその中の一つであるスミレをピックアップし、様々なすみれをご紹介したい。栽培種のパンジーやビオラもかわいらしいが、野生種もまたかわいらしい。 ①パンジー言わずと知れた園芸花卉のど定番。あの小さなスミレが(原種は日本のようなスミレではないかもしれないが)、品種改良でここまで変わると思うと、品種改良の凄さを感じる。中心部付近の模様はネクターガイドとして昆虫に蜜の在処を知らせて受粉

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          蓼(たで)食う虫も好き好き

          蓼食う虫も好き好き。そんなことわざにも使われるタデ。その仲間は地味なものから美しい花をつけるものまで様々。 ①ハルトラノオ 名前は春に虎の尾のような花穂をつけることから。キジカクシ科のサンスベリアも虎の尾と呼ばれるが全く別物である。ユキノシタ科のティアレアにも似たその花は、近づいてみるとよりかわいらしい。 ②イヌタデ 「蓼食う虫も好き好き」で有名な蓼(タデ)は葉が辛いことから諺になったが、イヌタデは辛くなく役に立たないことから名付けられた。寒くなって色鮮やかな花が少な

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          ハゼラン(ハゼラン科)

           ハゼランがコンクリートの隙間から生えていた。3時花と呼ばれることもあるように午後の少しの間しか花を開かないらしいが、きれいに咲いているところを撮れてラッキーだった。ピンク色の小さな花はとてもかわいらしく、またその後できる小さな赤い実と混ざると、花の付き方と相まってなんだか花火のような魅力がある(と個人的に思っていたのだが名前の由来も線香花火がはじけるような見た目から来ているらしい)。外来種であり写真のようにコンクリートの隙間からも力強く生え、市街地でも分布を広げている。

          ハゼラン(ハゼラン科)

          ヤブミョウガ(ツユクサ科)

           ヤブミョウガが森の中で見頃を迎えていた。名前は藪に生え葉の形がショウガ科のミョウガに似ていることに由来するが、全く異なる植物である。真っ白なかわいらしい花はアップで見るとよりかわいらしく、群生している姿も圧巻である。花が咲いた後にできる青っぽい実も特徴的だ。

          ヤブミョウガ(ツユクサ科)

          センニンソウ(キンポウゲ科)

           センニンソウの美しい花が太陽の下元気よく咲いていた。名前は実の綿毛が仙人のひげに見えることから。十字に付いた白い花弁がとても美しい。ボタンヅルと花は似ているが葉の形などで区別できる。有毒植物で牛が食べないことからウシクワズとも呼ばれるが、根は生薬として利用されていたこともあるそう。

          センニンソウ(キンポウゲ科)

          ツユクサとトキワツユクサ(ツユクサ科)

           ちょうどヒメヒラタアブの仲間が来ており、夢中になって花粉を集めていた。こちらも夢中になって何枚も写真を撮ってしまった。その鮮やかな青色は野草の中でも特に鮮やかで美しい。園芸品種もあるが、花一つ見たときのかわいらしさは野生のツユクサが一番だと個人的には思う。暑い日や日中はすぐにしぼんでしまうため、この日は曇りでしっかり開いたツユクサを見られて満足だ。  一方こちらの白いツユクサはトキワツユクサ(ノハカタカラクサ)。ツユクサ同様かわいらしい花だが、こちらは外来種で、しかも高い

          ツユクサとトキワツユクサ(ツユクサ科)

          サネカズラ(マツブサ科)

           サネカズラのかわいらしい花が咲いていた。実と同様に朱い色の中心部と陽が透ける白い花弁が美しい。秋に向けて実もでき始めており、ダンゴムシがかくれんぼしていた。ちなみにサネカズラは漢字では「実葛」と書くそうで、実が目立つ葛という意味。茎の粘液を整髪に用いたことから別名「美男葛」とも呼ばれる。  秋にはサネカズラの実が真っ赤に色づいていた。赤く軟らかそうな実はおいしく食べられそうだが、食用には向かないそう。サネカズラの美しい実は観賞用として古くから日本人に楽しまれている。

          サネカズラ(マツブサ科)

          キキョウソウとヒナギキョウ(キキョウ科)

           あちこちで見かけるありふれた雑草だが、よく見ると正にキキョウにそっくりな花をしている。雑草の中では花はやや大きめで、きれいな色をしていることや背が高く伸びることから咲いているとよく目にとまる。ぜひ一度足を止めてじっくり見ていただきたい雑草の一つである。よく似た雑草にヒナキキョウソウがありこれもよく見かけるが、キキョウソウよりも小柄で、また多くの場合茎の先端の花のみが開き下の花は閉鎖花となるため区別できる(キキョウソウも一部閉鎖花となるが上部にいくつか花をつける)。  キキ

          キキョウソウとヒナギキョウ(キキョウ科)

          キンラン(ラン科)

           この日一番のお目当てに無事会うことができた。花もちょうど見頃だったようで幸いだ。名前にもなっている美しい黄色が林の中に映える。他のランと同様にラン菌と共生しているが、ランの中でも特に菌への依存度が高いとされ、移植は非常に難しい。近年数を減らしているそうで環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(UV)に指定されている。  後日、群生地を見つけた。木陰の至る所にキンランの美しい黄色い花が咲いていた。来年もまたこの場所で楽しめることを期待する。

          キンラン(ラン科)

          カタクリ(ユリ科)

           この日は少し遠出してカタクリが自生している公園にやってきた。まだ少し早いかと思ったが幸いにも多くのカタクリがちょうど花を咲かせているところに出会うことができた。かつては球根からとった澱粉が片栗粉として利用されていたが、現在では多くの都道府県・市町村で絶滅危惧種や天然記念物に指定されるほど数を減らしている。美しい花を咲かすことも有名で、この日も多くの写真家達が足を運んでいた。実は自生している物を見ているのは初めてだったが、想像以上にきれいだった。スマホカメラ撮影のため写真は色

          カタクリ(ユリ科)

          辻村深月著「名前探しの放課後」感想(ネタバレ含む)

          ~はじめに~ 本日ご紹介するのは辻村深月著「名前探しの放課後」である。本作は第29回吉川英治文学新人賞候補作となった作品で、あらすじを見て面白そうに感じて読んでみたので、感想を述べたい。 以下、ネタバレを含みます。 未読の方はご注意下さい。 ~あらすじ~ ある日、高校生の依田いつかは妙な感覚に襲われる。自分の記憶と違う周囲。なんと3か月前の自分に戻ってしまったようだ。彼の記憶に残るのは3か月後、同じ高校の同級生が自殺してしまったというショッキングなニュース。どうやら3か

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          原田マハ著「総理の夫」感想(ネタバレ含む)

          ~はじめに~ 本日ご紹介するのは原田マハ著「総理の夫」である。本作は2021年には映画化もされた作品だ。ミステリとは全く関係ないが面白かったので感想を述べたいと思う。 以下、ネタバレを含みます。 未読の方はご注意下さい。 ~あらすじ~ 主人公の妻は少数野党の党首だった。そんな彼女が突如総理大臣になり、生活が一変する。主人公は変化に戸惑いながらも妻を支え、妻も強い信念の下政治を行っていく。 ~おもしろいポイント~①もし次の首相が女性だったら  本作では、主人公の妻が

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