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Cocktail Hour tea(カクテル アワー ティー)※水出しアイスティー ―気持ち華やぐアイスティー

 TWGのオンラインショップで注文をした際に、アイスティーのティーバッグをいくつかもらったことがある。紅茶だけでなく緑茶やルイボスティーが入っており、自分では選ばないチョイスだ。淹れる際は、風味がしっかり出るような気がして、熱湯と氷を使っていた。しかし、先日サロンに行った際に「水出し用にティーバッグを改良したので、ぜひ水で試してください」とアドバイスを受けた。前置きが長くなったが、今回はCocktail Hour teaの水出しアイスティーを紹介する。
 
 袋を開けると、トロピカルフルーツを思わせる香りが漂ってきてワクワクする。水出しは1晩水に漬けておく必要があるため、準備をしてから飲めるようになるまで時間がかかる分、普段のホットよりも期待値が高まる気がする。ちなみに名前に「Cocktail(カクテル)」と入っているが、アルコールは入っていないので普通の紅茶として味わえる。
 余談だが、以前に1837 Black Tea(1837 ブラック ティー)のアイスティーを試した際はホットのティーバッグと同様にコットンで出来ていた覚えがある。ただ、今回は水出しに特化している関係でチュールのような素材に変更されていた。茶葉ではない部分も、味に影響があるらしい。
 1晩が経過して、コップに注いでみると水出しのためか、ホットで飲む紅茶よりも水色がかなり薄い。それでも、フルーツの香りはしっかりと漂ってくる。口に運ぶと、すっきりとした飲み心地で、正に夏の飲み物という印象だ。ホットで抽出しないためか、渋みや苦味が全くなく、さらりとしている。するすると、いくらでも飲めそうだ。水出しの影響か穏やかな味わいなので、飲み方はストレートをおすすめしたい。試していないが、ミルクやレモンは、勝ち過ぎる可能性が非常に高い。
 
 マリアージュを考える場合、さらりとしたフルーティーさを活かす意味でも、食事系はシンプルなツナサンドのような物がおすすめだ。濃厚な味わいのエッグベネディクトやホットドッグでは、こってり感に紅茶が負けてしまうと想像する。
 スイーツの場合は果実味を活かして、フルーツを使ったタルトやムースがおすすめだ。また、さっぱりと味わうならゼリーも良さそうだ。普段よくおすすめしているシンプルなクッキーのような焼き菓子も悪くはないが、フルーツの入った菓子で、果実の相乗効果を狙った方が良いように感じる。ちなみに、個人的にはハニートーストを合わせてみたところ、控えめな甘さが、紅茶とマッチしていた。
 
 今回紹介した水出しのCocktail Hour teaは、他のフレーバーのティーバッグと一緒にパックされており、単体では販売されていない。他の味に関心がない場合は購入しづらいかもしれないが、TWGの他の水出しアイスティーも試してみたい、と思う人はぜひ手に取ってみて欲しい。また、茶葉よりも圧倒的に扱いが楽なので今までTWGの紅茶を買って試したことがない、といった人にもおすすめしたい一品だ。 

Cocktail Hour Teaのティーバッグが入っていた袋。光って見えにくいが、パッケージ下部では人が踊っている。
チュールのような素材で作られたティーバッグ。

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