Ashoka Japan

ASHOKAは米ワシントンを本部に構え世界90カ国以上で活動する、世界最大の社会起業家…

Ashoka Japan

ASHOKAは米ワシントンを本部に構え世界90カ国以上で活動する、世界最大の社会起業家グローバルネットワークです。一流の社会起業家(アショカ・フェロー)の発掘・支援のほか、行動する若者を対象とした「ユースベンチャー」も行っています。

マガジン

  • アショカ・ユースベンチャラー活動ブログ

    • 34本

    「これはおかしい」「これを変えたい」心の違和感や気づきを行動に移し、小さくても社会に変化を起こしていく。アショカ・ジャパンでは、そんな若者チェンジメーカーを「ユースベンチャラー」として認定し、彼ら・彼女らが失敗を恐れず活動を進められる環境を一年提供しています。このマガジンでは、ユースベンチャラー本人が、活動や気づきについて、自分の言葉で綴ります。 過去アーカイブ記事:https://medium.com/ashoka-japan アショカ・ユースベンチャーについて:https://bit.ly/AshokaJapanYouthVenture

  • We Are the Change x Kansai

    アショカ・ジャパンが大阪で定期的に開催しているWe Are the Change x Kansaiの開催レポートをまとめたマガジンです。イベントの様子や、若者チェンジメーカーによる発表などを発信しています。

  • 究極のチェンジメーカー(アショカ・フェロー紹介)

    私たちアショカは世界最大の社会起業家ネットワークです。1980年創立以来、アショカ基準の社会起業家を発掘しており、世界90カ国以上で約3800人を「アショカ・フェロー」として選出してきました。彼らは、社会にある問題の表面的な応急処置ではなく、それらの歪みを生み出している水面下の仕組みそのものを変えています。この連載では、社会を大きく変えている、「究極のチェンジメーカー」の名にふさわしいアショカ・フェローを一人ずつ紹介していきます! (更新頻度:二週間に一度)

最近の記事

  • 固定された記事

アショカ・ユースベンチャーとは

こんにちは!一般社団法人アショカ・ジャパンです。 この記事では「ユースベンチャーって何?」という方や、「興味があるので詳しく知りたい!」という方向けに、どんな取り組みをしているのか紹介していきます! 応募したい人はこちらのフォームからどうぞ! 心の気づきを行動に移す「これはおかしいんじゃないか」「これを変えたい」という心の違和感や気づきを行動に移し、小さくても社会に変化を起こしていく。アショカ・ジャパンでは、そんな若者チェンジメーカーたちを「ユースベンチャラー」として認

    • 第13回 We Are the Changeイベントレポート

      去る8月20日、第13回We Are the Changeを開催しました。東京では4年ぶりとなったアショカ・ジャパン対面イベントの様子を、写真と動画と共にお届けいたします。(会場提供・開催協力:エッグフォワード株式会社 GOLDEN EGG) このイベントがきっかけの場にはじめに、今回の会場を提供してくださったエッグフォワード株式会社の三村様にご挨拶いただきました。 また、司会を務めたユースベンチャラーの西村薫さんもイベントへの思いを話してくれました。 第一部:ユースベ

      • 第5回We Are the Change x 関西イベントレポート

        2021年12月より始まり、約3ヶ月に一度開催しているWe Are the Change x 関西。社会を変えていこう、良くしていこう、という思いを持っている若者が集まるイベントになっています。 2023年4月、第5回の開催となった今回は、アショカ・ユースベンチャーの審査会を行い、二人の若者がそれぞれ自分の活動を発表しました。 (協力:子どもセンターあさひ様) 中野実桜さん:多様性を身近に感じるボードゲームを一から制作 はじめに発表したのは、京都の高校三年生、中野実桜さ

        • 中野実桜:多様性を身近に感じるボードゲームで誰もが誇りを持って生きられる世界へ

          中野実桜さんは京都府の高校三年生。多様性を身近に感じられるような楽しいボードゲームIROIROを一から制作し、クラウドファンディングで200万円以上集めて製品化しました。 最初は紙ねんどで試作品を作ったりしながら、一年間かけて何度も作り直して今の形に辿り着いたそうです。何がきっかけだったのか、どんな道のりを歩んできたのか、この活動を通してどんな未来を作りたいのかを紐解いていきます! (この記事は、2023年4月We Are the Change x 関西にて発表されたもの

        • 固定された記事

        アショカ・ユースベンチャーとは

        マガジン

        • アショカ・ユースベンチャラー活動ブログ
          34本
        • We Are the Change x Kansai
          9本
        • 究極のチェンジメーカー(アショカ・フェロー紹介)
          13本

        記事

          試行錯誤のチェンジメーカー:延原令奈(後編)

          先週に引き続き、「試行錯誤のチェンジメーカー」延原令奈さんを紹介するブログの後編を更新しました☺️ 教育を良くするために色々なことを考え実行している一方で、人間としての成長も実感している令奈さん。後編では、前編で書いた教員養成大学での事例創出に取り組む中での、令奈さん自身に起こった変化や気づきについてせまります。 \前編の記事はこちら/ デザイン思考と出会って生きやすくなった 延原さんが取り組む今の教員養成課程の問題は、コーチングとファシリテーションの能力を自ら体験し

          試行錯誤のチェンジメーカー:延原令奈(後編)

          試行錯誤のチェンジメーカー:延原令奈(前編)

          「成功」は一直線じゃない皆さんは「チェンジメーカー」(=社会にいい変化を作り出す人)という言葉を聞いた時、どんなイメージが頭に浮かびますか?リーダーシップを持って色んな人を巻き込み、どんどん行動していく人でしょうか?思慮深く、他の人が気づいていないことに気づける人でしょうか? アショカでは、問題に気づくことや行動力と同じくらい、「試行錯誤する能力」が大事だと考えています。つまり、最初から全てが上手く行くわけない、と色々実験してみた後で、失敗を踏まえて修正し、よりよいものにし

          試行錯誤のチェンジメーカー:延原令奈(前編)

          Ashoka in Fukuoka - 若者チェンジメーカーが未来を創る

          12月21日と22日の二日間にかけて、ユースベンチャラー6名と共に、福岡で対面イベントを実施いたしました。主に写真でその様子をお伝えいたします。 Ashoka Youth Venture - 若者チェンジメーカーが未来を創る@福岡雙葉学園 アショカ・ジャパン代表の渡邊による講演から始まった「若者チェンジメーカーが未来を創る」のイベント。 「ASHOKAは1000万人に一人の稀有な社会起業家をアショカフェローとして選出し、彼らのネットワークを作って支援してきましたが、それ

          Ashoka in Fukuoka - 若者チェンジメーカーが未来を創る

          第4回We Are the Change x 関西

          10月23日、大阪の天王寺近くにて第4回We Are the Change x 関西〜若者チェンジメーカーの集い〜を開催しました!毎回違う内容で構成されていますが、今回はどんな内容だったのか、レポートでお届けします! (開催協力:一心寺文化事業財団、ANA BLUE WING プログラム) 大事にしたい価値観・信念円形に座った参加者が簡単に自己紹介した後、「もう一周!」と出されたトピックは「あなたの内発的動機は?」 ド直球の質問に会場がざわつく中、A4の白紙とペンを前に、

          第4回We Are the Change x 関西

          ヤングケアラーが、ケアと自分の人生のバランスを選択できる社会を目指して(原田伊織)

          社会を変えようと本気で取り組んでいる20歳以下の若者が、失敗を恐れずに自由に挑戦できる場であるユースベンチャー。10月23日、その審査会にて、ヤングケアラーへの新しい支援の仕組みを考える原田伊織くんが発表しました。 もしかして自分もヤングケアラーかも… 2歳から母子家庭で育ち、お手伝いなどは日常的にあったという伊織くん。初めは高校の授業で「ヤングケアラー」という言葉を学び、彼らの支援をしたいと思っていたそうですが、事例などを調べていくうちに、「日常的な家事がある」「進学資

          ヤングケアラーが、ケアと自分の人生のバランスを選択できる社会を目指して(原田伊織)

          「辞めてみる」という決断からの再出発(延原令奈)

          第2回We Are the Change x Kansai を4月9日に大阪で開催いたしました!(全体レポートはこちらから)その中から、迷いながらも進み続ける延原さんの発表について詳しくお伝えします。 延原令奈 (21) Reina Nobuhara 学生が立ち止まって考える時間を 延原さんは、高校生の時にウツになった経験があります。小さい時からお医者さんになると決めて医進クラスで勉強するものの、「他の選択肢とか、本当にやりたいこと、考えなくちゃいけないんじゃないか」と

          「辞めてみる」という決断からの再出発(延原令奈)

          第2回We Are the Change x Kansai開催レポート

          昨年12月に続き、第2回We Are the Change x Kansai を4月9日に大阪で開催いたしました! 3人の若者チェンジメーカーたちが、社会を変えていくそれぞれの活動について、この半年間ないし一年間を振り返って発表しました。彼らの話を聞いた後、休憩の時間や対話の時間では熱を帯びた参加者の話し声が絶えませんでした。当日の様子を一部ご紹介いたします。 (協力:一心寺文化事業財団、ANA BLUE WING プログラム) 延原令奈 (21) Reina Nobuh

          第2回We Are the Change x Kansai開催レポート

          ジェマ・ガルドン・クラヴェル:テクノロジー界の監査システム(究極のチェンジメーカー #10)

          Gemma Galdon-Clavell - Eticas(スペイン・2020年選出) ジェマ・ガルドン・クラヴェルは、AI(人工知能)などのデジタル化システムを監査するためのモデルを開発し、普及させました。これは、公認会計士の会計監査に類似し、倫理基準を保全して公益を担保するためのものです。現在、彼女は「デジタル倫理」という新しい分野で世界を牽引する人物とされ、主要国の政府に対し、監査を利用する企業の増加や、他分野への監査要求の必要性を説得してきました。 祖父母から受け

          ジェマ・ガルドン・クラヴェル:テクノロジー界の監査システム(究極のチェンジメーカー #10)

          アショカについて

          ソーシャル・イノベーションの分野を勉強している人や、社会起業に興味がある人なら、「ASHOKA」という名前を聞いたことがあるかもしれません。けれど日本語の情報は少ないし、ウェブサイトを見てもよくわからない……という声を良く聞きます。そこで、アショカとはどんな組織なのか、どんな活動をしているのか、何を目指しているのか、をこの記事では説明していきます! アショカとはASHOKA: Innovator for the Publicは、世界最大・最古の社会起業家ネットワークです。名

          アショカについて

          【社会問題に興味のある人が必ず知っておくべき2つのアプローチ】ダイレクトサービスとシステムズチェンジ

          社会にある問題はどうやって解決・軽減できるのだろうか?人間の歴史が始まって以来、多くの人が考えてきたこの大きな問いですが、世界最大の社会起業家ネットワークASHOKAでは、大きく分けて二つのアプローチがあると考えています。それがダイレクトサービスとシステムズチェンジです。 社会問題を根本的に解決するには、発生している一つひとつの問題に対処していくのではなく、そもそもその問題を生み出している原因・構造にアプローチしていく必要があります。 ビル・ドレイトンは、このシステムズ・

          【社会問題に興味のある人が必ず知っておくべき2つのアプローチ】ダイレクトサービスとシステムズチェンジ

          アルプ・トーカー:インターネットの 「免疫システム」(究極のチェンジメーカー #9)

          Alp Toker - NetBlocks (トルコ、2019年選出) ウイルスが侵入してきた時に、人間の免疫システムが最初に行うことは、ウイルスを瞬時に発見して定義し、適切な防御手段を見出して起動させることです。この流れこそが、アルプ・トーカーのNetBlocksと呼ばれる技術がインターネットに対して行うものです。 この技術が成功しているのは、アルプが偉大な社会起業家でありながら、科学とテクノロジーの天才であるという稀有な組み合わせであるからです。英国でトルコ人の両親の

          アルプ・トーカー:インターネットの 「免疫システム」(究極のチェンジメーカー #9)

          渡辺周さん:2021年8月に選出されたASHOKA基準の社会起業家

          4年ぶりに、日本からASHOKA基準の社会起業家が、選出されました。 ASHOKA基準の社会起業家の発掘は、世界中で困難を極めています。既にある社会の枠組みに当てはまる有能な人を探すのにはそれほど苦労しないのですが、まだ見えない未来の社会を想像して、将来なくてはならないシステム作りに取りかかっている人を見分けるのは容易なことではありません。 朝日新聞の記者として昼も夜もなく働いていた16年間で渡辺さんが気づいたことは、大手メディアの記者でいる限り、「権力者を客観的に監視し

          渡辺周さん:2021年8月に選出されたASHOKA基準の社会起業家